先日、NHK-BSを見ていたら「無縁社会」の特集をやっていました。
無縁社会とは、単身世帯が増えて、人と人との関係が希薄となりつつある現代社会の一面と定義されています。特に独身の高齢者においては、誰にも看取られることなく孤独な状態で亡くなるケースがあり、大変不安に感じている人もいるようです。普段から家族や知人との付合いをしていればそれほど心配は無いと思うのですが、都会ではそういう付合いそのものが少なくなっており、それが問題となっているようです。
番組では、人との付き合いが少なくて孤独死を心配している若者が紹介されていました。確かに社会の問題を認識することは必要ですが、ただその事実を知って将来を過剰に不安がる若者を見ていると、見ているこちらまで心配になります。高齢の人であれば不安になる気持ちはよく判りますが、若者にとってはこれから先の人生のほうが長いわけだしリカバリーも効くわけですから、孤独死の問題は自分の人生を見直すキッカケというくらいに考えたほうが良いと思いました。所詮、人間は場所はどこであれ一人で死ぬわけですから、孤独死のことを心配するより、自分がどう生きるかを考えたほうが気持ちも明るくなると思いますけど。
