キマグレ競馬・備忘録

競馬、MLB、スポーツ観戦、趣味など気になる事を書いています。

競馬場 パドックの風景

2011年02月21日 | Horse Racing
2月19日。天気は曇り。寒くて凍える1日でした。この日は東京開催最終日ということもあって、朝から多くの競馬ファンが詰め掛けていました。先週の雪の舞う閑散としたパドックとは違って、老若男女(「ろうにゃくなんにょ」と読む)新聞片手に思い思いのスタイルで馬の様子を眺めています。
最近はCMの影響なのか、パドックでも若いカップルが多く、競馬好きの彼氏が彼女に馬の見方や馬券の買い方を説明している姿をよく目にします。今日も、夢中になって彼女に説明している彼氏がいました。 いくら馬の情報に詳しくても、結局素人の女の子のほうが馬券を当てて、彼氏の立場が無くなるというのは良くある話だと思います。ここでは、聞かれたことにだけ答えて、余計な情報は入れないようにすべきでしょう。競馬を知っている事と馬券を当てる事は、必ずしも一致しないのが競馬の難しさです。我々オジサンもパドックで予想の情報交換を行います。自分の予想を披露しますが、最後に「あくまで、ボクの予想だけどね」という一言を忘れずに付け加えます。予想するのは勝手ですが、それが正しいかどうかはレースが終わって見ないと判りませんから。
パドックにいると、まず気になるのはオッズや馬の情報が出ている電光掲示板です。出走馬の名前と枠順、騎手名、体重、馬場状態、レース名、距離、それから各種馬券のオッズ情報などが記載されています。でも実際には、馬名や騎手の名前で話す人はほとんどいません。だいたい馬の番号で話すのが普通です。1日12レースで150頭以上の競走馬が走るわけですから、いちいち名前を覚えるわけにもいかないのでしょう。すぐに居なくなる馬も多いのですが、せめてレースの勝馬の名前くらいは覚えておきたいものです。
掲示板で出走馬を確認したら、馬体重の変化を見ています。前走との変化が大きいものは気に留めますが、気にしない人もいるようです。 欧州では馬体重は全く測定しないそうです。欧州のレースで日本人が馬体重を聞いたら「お前は肉屋か?」と言われるという逸話もあります。
事前に新聞で予想している人は、出走馬の情報はあらかじめインプット済みなので、馬や騎手名は確認しない人も多い。それから馬の様子を見ます。歩様や毛並み、仕草などを見るそうですが、正直なところ素人には何も判らない。(自分も)ただ、前の馬との歩く間隔や歩き方のスムーズさ、元気があるかなど、変な素振りがないか確認します。(と言っても、やっぱり判らない) 3周くらい見たら、事前検討の候補の馬の様子とオッズを見ます。馬の様子と人気度が一致していたらOK。人気があるのにあまり良くない雰囲気だったら悩みます。その場合、他の良い馬を探すか馬券を買わないかという判断で、たいてい他の良さそうな馬に投票することになります。(そういう場合はよく外す)オッズは馬券購入になくてはならない情報ですが、迷いの原因となるので見ない人も居るようです。
そういう感じでパドックに居て、馬を見るのが3割、オッズを見るのが3割。そして買い方を考える(悩む?)時間が4割となります。 結局、予想が上手くいかずに悩むのがパドックの過ごし方です。 パドックには、新聞片手に馬券の買い方に悩むオジサンはたくさん居ます。いつまでも新聞と掲示板を見比べています。若者は自分の買う馬を決めたら馬券を買って、サッサとスタンドに行ってしまいます。オジサンはそういうわけにはいかない、、、。
人間は、長く生きれば生きるほど、優柔不断になるのかもしれません。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする