F1ハンガリーGPは、バトン選手が優勝しました。
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雨の混乱をバトンが制す。可夢偉は入賞ならず=F1ハンガリーGP決勝(TopNews)
2011年F1第11戦ハンガリーGP決勝が、7月31日(日)の現地時間14時からハンガロリンク(1周/4.381km)で行われ、雨で混乱したレースをジェンソン・バトン(マクラーレン)が制した。小林可夢偉(ザウバー)は、11位になった。小雨が降る中でスタートしたハンガリーGP。この雨が白熱のレースを演出することになる。レース序盤に2番手スタートのルイス・ハミルトン(マクラーレン)がトップに立ったものの、いったんはやんだ雨が再び終盤に降り始めた際、ドライタイヤで走り続けたジェンソン・バトンがトップの座を奪う。そのままバトンが優勝。バトンが初優勝の地で迎えたF1参戦200戦目を、優勝という最高な形で祝った。
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小雨が降ったり止んだりの難しい条件でしたが、バトン選手はカナダGP同様に上手く路面コンディションを読んで勝利しました。初勝利もハンガリーで、その時も雨による大荒れのレースでしたが、今回はまた違った意味で状況判断が難しいレースだったと思います。彼は上位のドライバーに比べて突出した速さは持っていませんが、冷静なドライビングで危険を回避したり、タイヤと路面の関係を把握する上手さを感じます。ベッテル選手がしぶとく2位に入ってポイント差はほとんど縮まりませんでしたが、上位の車の性能が拮抗してきており、この先何があるか判らないので、バトン選手も未だ候補として考えておいたほうが良さそうです。
小林可夢偉選手は、中盤まで好走して一時は7位あたりを走っていましたが、自らのタイヤ選択ミスにより後退してしまいました。とても良いレース展開だっただけに、後半ジリジリと順位を下げてしまったのが残念です。でも後ろに5-6台の車を従えて防戦奮闘する彼のドライビングは素晴らしかったと思います。駄目になったタイヤで数周に渡ってブロックし続けましたから、少しは見せ場を作ったように思います。良いタイヤを履いて「小林を抜いて、エキサイティングだった」とコメントして喜ぶドライバー(ブエミ)もいるくらいですから、可夢偉選手は大物ドライバーなのかも。