先週の小倉のレースに「トラバント」という馬が出走していました。1番人気で、結果は12着。期待を裏切る残念な結果となってしまいました。「トラバント」というのは、東西冷戦の頃の東ドイツの車の名前です。あるWEBサイトには、このような説明があります。
「1989年のベルリンの壁崩壊とともに当時の西側諸国にも広く知られるようになる。ただし、広く知られるようになったきっかけは「製造開始の40年前からほとんど変わらぬ性能」「車体が紙で出来ている」「エンジンルームとガソリンタンクが隣同士」「注文してから納品まで10年以上かかるため新車よりすぐ購入できる中古車の方が高い」等、西側の常識では考えられない仕様に対するネタとしての側面が強かった。しばしば「旧態依然として、柔軟性に欠ける、硬直した東側の旧社会主義体制」の比喩としても用いられる。」まあ今の基準で言えば、「ポンコツ」の代名詞みたいな車です。
トラバントに纏わるジョークも数多くあって、、
質問「トラバントの値打ちを倍にするには?」
答え「満タンにする。」
質問「トラバントの新車マニュアルにはどんな情報が含まれているか」
答え「バスの時刻表」
質問「トラバントを追い越すにはどうすれば良いか?」
答え「そのまま歩き続けること」
質問「トラバント1台を消滅させるにはどうすればよいか」
答え「錆び取りスプレーをシュッとかける」
質問「トラバントにエアバッグが付いた。その説明書にはどう書いてあるか」
答え「事故にあったら、大急ぎで膨らませてください」
まだまだ作られそうです。そういうトラバントも、最近は希少価値が高まって人気があるそうです。You Tubeには、トラバントのCMもアップされています。
しかし、この競争馬に「トラバント」と名付けたオーナーの気持ちがいまひとつ判りません。よくある受け狙いなんでしょうか。名前に負けずに、頑張って欲しいです。