「いまを生きる」はとても感動的で好きな映画です。
内容を一言で言うと、ひとりの型破りな教師が、学校に抑圧された生徒達に自立を促していく姿を描いた作品です。彼の試みは、閉鎖的な慣習に縛られた学校によって葬り去られてしまいますが、最後の場面で、最も意思の弱い少年が彼の薫陶を受けて自ら率先して立ち上り、敬意を表明する姿にはとても感動します。彼が発する「Oh Caoptain, my captain」は、アメリカの有名な詩人ホイットマンが、リンカーンが倒れた時に追悼の意を表して作ったものです。この教師は、自分のことを「Captain」と呼ばせ、ただの先生ではなく指導者なのだと言います。ちょっとキザな感じもありますが、年頃の生徒にはこれくらいのインパクトが必要なのでしょう。
机に立って教師を見る生徒と、生徒に感謝する教師の姿の対比が感動的で、いつもこの場面を見るとウルッときてしまいます。(以前も記事にしましたが)You Tubeにそのシーンがアップされていて、思わず見入ってしまいました。
音楽も素晴らしい。。。