帰省した時に行きたいと思っていた荒尾競馬場ですが、財政難のため存続が危ういようです。
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荒尾競馬年度内廃止へ…累積赤字は10年度で13億6千万円(デイリースポーツ)
赤字経営が続いている熊本県荒尾市の荒尾競馬の運営をめぐり、同市の前畑淳治市長は25日、同競馬場内で「9月の定例市議会で方向性を示したい」と記者団に述べた。荒尾競馬を共同運営する熊本県の蒲島郁夫知事と対応を協議し、2011年度中に廃止する方針を表明するとみられる。交流戦を共催している佐賀競馬(佐賀県鳥栖市)など、他の地方競馬にも影響を与えそうだ。(中略)地方競馬の監督官庁である農林水産省によると、最近では06年度に北海道のばんえい競馬から旭川、北見、岩見沢の3市が撤退。04年度には栃木県が宇都宮競馬を廃止している。
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地方競馬のファンには残念なニュースです。荒尾競馬場は、昭和初期の創設で日本最古の地方競馬場であり、ウェブサイトの写真では海が見える長閑な感じのコースのようです。以前に行ったことがある佐賀競馬場と同じく施設が古いのは否めませんが、それが逆にレトロな雰囲気で新鮮な感じがします。
⇒パドック
コースはもちろんダートですが、パドックもダートです。出馬表は、黒板に手書きで書かれているようです。
特別観覧席には、特別な座布団が付いてきます。お茶菓子も、、。
⇒野球場
場内には野球場まであります。
昔の競馬場はこんな雰囲気だったのかも。こういうレトロな雰囲気を売りにする競馬場があっても良いと思います。
荒尾競馬場には、昨年のJRAスーパージョッキーシリーズに地方競馬代表として出場し、JRAや海外の一流騎手に混じって上位入賞を果たした杉村一樹騎手が所属しています。一流の技量を持つ騎手が居る競馬場が存続の危機にあるというのは、とても残念なことです。