女性騎手の負担重量が、永続的に軽減されることになりました。
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女性騎手の負担重量で新制度 by共同通信
日本中央競馬会(JRA)は20日、女性騎手の騎乗機会拡大を図るため、
女性騎手に対する負担重量(馬が背負う騎手、鞍などの総重量)の
減量制度を、来年3月1日から導入すると発表した。
現在、免許取得後5年未満の騎手には勝ち数に応じて負担重量の減量
(最大3キロ)が適用されるが、男女差はない。
新制度では、女性騎手は50勝以下は4キロ減、51勝から100勝までは3キロ減、
免許取得後5年以上か101勝以上でも2キロ減と、永続的に減量対象となる。
重賞を含む特別競走では適用されない。
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来年から女性騎手は、負担重量が2キロ減となるようですが、
正直、今回の改正は少し遅かったような気がしています。
オリンピック種目の馬術競技は男女同格の扱いになっていて、
男女差は無いのですが、競馬の場合、体力・筋力で劣る女性騎手は、
男性騎手に比べるとハンデが大きいと思います。なので、初めてJRAの
女性騎手が参戦した1996年頃に負担重量の見直しを行うべきでした。
何故、今頃?という印象もあります。
理由として、藤田菜七子騎手の活躍が引き金になったのは当然ですが、
競馬ファンが女性騎手を見る目、アスリートとして受け入れる環境が
変わったということかもしれません。
これから女性騎手が多数参戦するようになり、地方競馬のように女性騎手
限定戦などが行われるようになれば、ファンとしても楽しみが増えると思います。
今回の改正が良い方向へ向かってくれることを期待しています。