ウクライナ戦争が始まって、ロシアが毎日のようにミサイル攻撃している。
ミサイルという兵器の名前は誰でも知っているが、その実態はあまり知られていない。
この本では、ミサイルの分類、誘導方式、推進方式、弾頭、ミサイルからのサバイバル術、防御方法、核ミサイル等に分けて、それぞれ写真や図表を使って詳しく解説されており、大変勉強になった。 世界には、用途別に様々なミサイルがあって、それぞれの性能も千差万別。公表されているミサイルの大部分を網羅していると思うが、この本で紹介されていないミサイルもあると思う。 また、ウクライナ戦争では市販ドローンがミサイル的な使い方をしており、ミサイルの定義が難しくなっている。この戦争でミサイル攻撃の有効性が示されたので、航空機の製造能力が無い独裁国家は、増々ミサイルへの依存が強まると思う。
この本で特に参考になったのは、ミサイルや核攻撃からの身の守り方。ミサイルの性能を知ることも必要だが、一般人にはミサイル攻撃からのサバイバル方法を知っておく方が重要だと思った。