今週の秋華賞の傾向分析です。いつものように競馬最強の法則から。
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●騎手・厩舎 美浦所属より栗東所属ジョッキー。厩舎も栗東勢が優位
●前走のレースと人気 臨戦過程と前走の評価から勝ち馬はイメージできる
ローズS組、古馬と戦ってきたクイーンS組、紫苑S組だけが、勝ち馬を出している。この3レースで高い評価を受けていた馬を中心に考えたい。
●前走の結果 ローズS上位馬かクイーンS勝ち馬を素直に信頼したい
●重賞実績 重賞ウィナーの素質を素直に上位と考えるべき
秋華賞までに同世代の牝馬どうしで何度も戦っているわけで、その中での実績上位馬や秋を迎えて本格化してきた馬を中心視するべきだろう。
●春GIや距離実績 GI上位馬や距離実績のある馬が強い
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この分析を見ると、馬の血統背景やコース適性、馬体重、枠順等には強い傾向は見られないようです。とにかく実績重視で選ぶのが賢明という分析結果です。今年は混戦模様なので、果たしてこの分析通りになるかどうかは判りませんが、過去の傾向では、混戦模様と思ったレースほど波乱なく決まったりしますからあれこれ迷わずに分析に従って買うのが良いと思います。と、判っていても、オッズを見ると迷ってしまい、結局外してしまうことが多いので、今回は「オッズを見ないで」買ってみます。
今週は、秋華賞。現時点の登録馬は以下の通り。
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2017年10月15日(日) 4回京都5日
第22回 秋華賞(GI) 第1回特別登録 25頭
サラ系3歳 (国際)牝(指定)オープン 2000m 芝・右
アエロリット 55.0
アロンザモナ 55.0
ヴゼットジョリー 55.0
カリビアンゴールド 55.0
カワキタエンカ 55.0
サロニカ 55.0
シーズララバイ 55.0
タガノヴェローナ 55.0
ディアドラ 55.0
テーオービクトリー 55.0
ハローユニコーン 55.0
ファンディーナ 55.0
ブライトムーン 55.0
ブラックオニキス 55.0
ブラックスビーチ 55.0
ポールヴァンドル 55.0
マナローラ 55.0
ミスパンテール 55.0
ミリッサ 55.0
メイショウオワラ 55.0
モズカッチャン 55.0
ラビットラン 55.0
リカビトス 55.0
リスグラシュー 55.0
レーヌミノル 55.0
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現在25頭がエントリーしていますが、このうち7頭が除外になります。前走重賞勝ちは、アエロリット、ディアドラ、ラビットラン。オークス馬ソウルスターリングは出走しないため、オークス2着のモズカッチャン、桜花賞2着のリスグラシューなど桜花賞、オークス上位馬が人気になりそうです。夏の上がり馬の中では、新馬戦から3連勝中のリカビドスも注目で、意外に混戦になるかも。予想が難しそうです。
日本人の損得"感情"についてのルポ。自称"貧乏臭い"という著者が、日本人の金銭感覚について考察する。「損したくない」「得したい」という気持ちは、誰にでもある感情だが、その気持ちが強すぎて、辻褄が合わないおかしな行動をする人達がいる。著者はそういう行動に素朴な疑問を提示する。テーマは、スーパーの買い物、ポイント収集、家電の買い方、定価や貨幣、不動産の仕組み、ビジネスや人生における損得"感情"まで、独自の視点で考察しており、大変面白く読めた。
この本で紹介されている事例を読むと、他人事とは思えないことがある。わずかなポイントを得るために、無駄な買い物をすることはよくある。例えばスーパーで100円で1ポイント(1円)のサービスを得るために、98円の商品に30円の小物を付けて買ったりする。そういう行動は理論上明らかにおかしいのだが、ポイントの損得感情が働くとつい買ってしまう。今、流行の行動経済学には違和感を抱く著者の主張は、納得できる部分も多かった。
ちなみに、自分は損得感情は強いほうである。この本の内容は確かに面白かったが、定価に相応しいかどうか考えてみると、とりあえず値段相応という結論になった。損しなくて良かったかも。
毎日王冠は、リアルスティールが優勝しました。
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【毎日王冠】リアルスティールが復活V 3歳牝馬ソウルは失速8着 By スポニチ
G1馬5頭が顔を揃えた「第68回毎日王冠」(G2、芝1800メートル)が8日、東京競馬場11Rで行われ、M・デムーロ騎手騎乗の3番人気リアルスティール(牡5=矢作厩舎、父ディープインパクト、母ラヴズオンリーミー)が勝利した。勝ったリアルスティールは昨年3月のドバイターフ(首G1)以来およそ1年半ぶりの勝利。中団からの競馬で、直線ではスムーズに外に出され末脚を伸ばした。最後は2着に入ったサトノアラジンの追い上げを首差しのいだ。さらに1馬身半差の3着にはグレーターロンドンが入った。勝ちタイムは1分45秒6(良)。
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今年の毎日王冠はG1馬5頭が出走して、なかなか見応えがあるレースでした。タイム差1秒以内に、12頭中11頭が入るという大接戦。先行したのは、1番人気オークス馬ソウルスターリング。意に反して?スタートが良くて先頭に立ってレースを進めましたが、最後の伸びを欠いて馬群に沈んでしまいました。直線で競り合ったダイワギャグニーと内ラチの狭いところに追い込まれて、戦意喪失したような印象でした。もう少し外の広いところでレースをしていれば、結果は違っていたかもしれません。勝ったリアルスティールは、中段後方から上がり32秒台の末脚で先行馬を差し切りました。国内G1ではなかなか勝てませんが、1800mに限れば、これで7戦4勝となります。この条件がこの馬にはピッタリ嵌まっているように思います。次走は天皇賞秋ですが、当然、優勝候補の有力候補となりそうです。ちなみに馬券は、グレーターロンドンの単勝でハズレ。良い脚で追い込みましたが3着が入るのが精一杯でした。G1馬に勝つには、やはり展開の助けが必要なようです。
本日、秋競馬の東京開催開幕です。久し振りに東京競馬場へ出掛けてみました。
午前中は、多少霧雨が残っていましたが、徐々に天気が回復してメインレースの頃には秋晴れの絶好のコンディションになりました。1Rから11Rまで馬券を買ってみましたが、結局当たらず仕舞い。今秋のシーズンもマイナススタートとなってしまいました。とは言っても、やっぱり生のレースは良いです。馬が走る音やファンの歓声を聞くと、テレビでは味わえない迫力を感じます。これから2か月、週末のレースを楽しみたいと思います。
ちなみに写真は、テレビ東京の競馬番組とサウジアラビアRCのパドックの様子です。タレントさんは、カメラの前に立った時と終わった後のオンオフのギャップが凄い。まるで別人でした。サウジアラビアRCでは、ダブルシャープを応援していましたが、パドックで大汗をかいて入れ込みもキツくて、どうかなと思っていたのですがレースでは良い位置をキープして、馬券圏内まであと少しでした。長距離輸送をこなしての6着ですから、よく頑張りました。
次走も期待してみたいと思います。


今年のエリザベス女王杯、マイルチャンピオンシップには、外国馬が多数選出されて
いるようです。選出メンバーは以下の通り。(JRA HPより)
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エリザベス女王杯(GⅠ)
●イギリス 1頭
ネズワー NEZWAAH (GB) 牝4 R.ヴェリアン
●アイルランド 5頭
ハイドレンジア HYDRANGEA(IRE) 牝3 A.オブライエン
レインゴッデス RAIN GODDESS(IRE) 牝3 A.オブライエン
ロードデンドロン RHODODENDRON(IRE) 牝3 A.オブライエン
セブンスヘブン SEVENTH HEAVEN(IRE) 牝4 A.オブライエン
ウィンター WINTER(IRE) 牝3 A.オブライエン
マイルチャンピオンシップ(GⅠ)
●イギリス 3頭
バーニーロイ BARNEY ROY(GB) 牡3 R.ハノン
ライトニングスピア LIGHTNING SPEAR (GB) 牡6 D.シムコック
リブチェスター RIBCHESTER(IRE) 牡4 R.フェイヒー
●アイルランド 5頭
ランカスターボンバーLANCASTER BOMBER(USA) 牡3 A.オブライエン
スピリットオブヴァラーSPIRIT OF VALOR (USA) 牡3 A.オブライエン
ハイドレンジア HYDRANGEA(IRE) 牝3 A.オブライエン
ロードデンドロン RHODODENDRON(IRE) 牝3 A.オブライエン
ローリーポーリー ROLY POLY(USA) 牝3 A.オブライエン
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注目はオブライエン厩舎の10頭。G1実績のある馬も多数選出されていますが、おそらく参戦するのは、この中の数頭になるのではないかと思います。(もしかしたら、来ないかもしれませんが、、)見てみたいのは、凱旋門賞にも出走したウインターとセブンスヘブン。特に、ムーア騎手が騎乗したウインターは期待できそうです。欧州とは全く雰囲気が違う日本の競馬場で、どのようなパフォーマンスを見せてくれるか、楽しみに待ちたいと思います。
今週は、好メンバーが揃った毎日王冠、イマイチのメンバーの京都大賞典が
ありますが、注目しているのはサウジアラビアRCです。
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【サウジアラビアRC】道営の雄ダブル快挙へ順調「東京向き」byスポニチ
土曜東京メインは2歳重賞の「第3回サウジアラビアRC」。道営の雄ダブルシャープが2日に門別坂路で追い切られ、3F35秒6〜1F12秒1をマークした。中央初挑戦のクローバー賞では断然人気のタワーオブロンドン(その後にききょうS1着)を下し、続く札幌2歳Sもタイム差なしの3着。米川師は「後手に回って理想とするレース運びができなかった中での前走の結果は力を示すもの。東京コースは向くと思うので適度に流れる展開なら」とコメントした。札幌2戦で見せた走りを東京で再現できれば、道営馬では07年函館2歳Sのハートオブクィーン以来となる中央重賞Vも夢ではない
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札幌のレースで初めて見ましたが、なかなか良い馬です。門別ではダートを走っていましたが、札幌の芝のオープンでも勝利して前走の重賞もタイム差無しの3着。上がり最速のタイムでした。JRAの馬と引けを取らないパフォーマンスで、今回のレースも期待できそうです。土曜日は、久し振りの東京開催なので、現地に行って応援したいと思います。
8月末の札幌の新馬戦で、ベルーガという馬が勝ち上がりました。実は、このベルーガは二代目で、初代のベルーガは2003-2010頃にダートを走っていました。
競馬を始めた頃、初めて行った東京競馬場(2008年2月2日、10レース)でこの馬が勝って単勝配当を頂きました。単勝15倍もついたビギナーズラックで、これが競馬に嵌るきっかけとなりました。このレースでは、あまり人気が無くて一緒に行った知人から、「なぜそんな不人気の馬を買うのか」と不思議がられましたが、レースでは後方から凄い追い込みが決まって半馬身差で勝利しました。もうサンデーサイレンス産駒も珍しくなっていた頃ですが、どこかの競馬本に書いてあった「サンデーサイレンス産駒は買い」という、それだけを信じて買った覚えがあります。今だったら、戦績を見てあれこれ考え、オッズに惑わされて買わなかったかも。競馬で初めて的中した馬、初代ベルーガは自分にとって忘れられない馬です。久し振りに名前を聞いて、そんな思い出が蘇りました。二代目ベルーガにも初代を超える活躍を期待したいです。
ちなみに、初代ベルーガはイルカの名前が由来ですが、二代目は最高級キャビアの名前が由来だそうです。
凱旋門賞は、イギリス馬エネイブルの圧勝でした。
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【凱旋門賞】強すぎる!エネイブル完勝
デットーリ凱旋門賞最多の5勝目 byデイリースポーツ
今年も重い扉をこじ開けることはできなかった。日本から参戦したサトノダイヤモンドは、
直線で伸び切れず15着で惨敗した。
勝ったのは凱旋門賞単独首位の5勝目を挙げたデットーリ騎乗の英国馬エネイブル。
ダイヤモンドに帯同したサトノノブレスは16着に終わった。
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エネイブルが下馬評通りの強さを発揮して余裕でゴールしました。
前哨戦の強さも際立っていたし、騎乗する騎手も超一流だから当然の結果かもしれません。
他の馬も負けたとは言え、日本馬2頭を圧倒して欧州馬の底力みたいなものを
感じさせたレースでした。凱旋門賞は牝馬に有利なレースですが、ここ数年の強さを見ると
現状のハンデ差は見直して欲しい気もします。
日本のように2KG程度の差でも充分のような気がしました。
今回サトノの2頭がチャレンジしましたが、良い位置でレースしていたにもかかわらず
直線ではズルズル馬群に沈んでしまい、全く見せ場が無く終わりました。
馬場もコースも全く合っていない印象で、2頭とも前哨戦から重馬場ばかり走らされて、
心身ともに相当ダメージがありそうです。これから立て直すのでしょうが、
秋のレースが心配です。昨年のマカヒキもそうでしたが、ディープ産駒のこの3頭は
同じような負け方でしたので、欧州の馬場への適性にも疑問があります。
これから凱旋門を狙いたい馬は、函館札幌の洋芝レースを走らせて、適性を見てから
参戦を決めたほうがいいかもしれません。
とにかく欧州勢に圧巻のレースを見せられて、オルフェ時代に近づいた凱旋門賞の
ハードルが一段高くなったような印象でした。来年はどの馬が参戦するのか判りませんが、
先輩達の無念を晴らすような走りを期待したいと思います。
ということで、予想の結果は以下の通り。
◎エネイブル:1着(下馬評通り)
〇チンギスシークレット:6着(もう少し馬場が渋って欲しかった)
▲ユリシーズ:3着(レーティング通り良い馬でした)
△カプリ:17着(全くこの馬場では力不足でした)
△ウインター:9着(ムーア騎手でもダメでした。距離?)
△サトノダイヤモンド:15着(大敗。これは適性の問題かも。)
1,3着は予想通りでしたが、他はサッパリ。スプリンターSと似たような予想結果に。。。
ちなみに牝馬ファンの妻はエネイブルを応援していて、レース終わった途端に、
ドヤ顔になりました。強い牝馬が追いすがる牡馬を蹴散らして気分爽快だったようです。
牝馬軸、、そういう見方もあるのね。
今年のスプリンターズSは、レッドファルクスが優勝しました。
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レッドファルクスが連覇!G1昇格後では史上3頭目 by スポニチアネックス
秋のG1戦線の到来を告げる「第51回スプリンターズS」(G1、芝1200メートル)が1日、中山競馬場11Rで行われ、M・デムーロ騎手騎乗のレッドファルクス(牡6=尾関厩舎、父スウェプトオーヴァーボード、母ベルモット)が連覇を達成した。道中は中団後方を進み、直線では外から一気に末脚を伸ばして、先団を差し切った。勝ちタイムは1分7秒6。首差の2着はレッツゴードンキ。さらに半馬身差でワンスインナムーン。
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今年は混戦模様という下馬評でしたが、1番人気レッドファルクスが実績通りの強さを発揮して優勝しました。粘り込む先行勢を一頭だけ凄い脚で追って、ゴール直前で差し切りました。最後までどの馬にもチャンスがあった面白いレースだったと思います。史上3頭目の連覇ということで、これで地味だったスウェプトオーヴァーボード産駒の後継種牡馬として期待できそうです。2着のレッツゴードンキはもう少しでした。内枠に入った時はいつも良いパフォーマンスを見せてくれますが、「今回は、難しいかも」と見送ったら、驚きのパフォーマンスでした。3着は逃げたワンスインナムーン。こちらもマイペースで逃げてよく粘りました。今回は、6着までにG1馬が4頭。他は4歳と外国馬ということで、やはりG1を勝てる馬は違います。重賞勝ち馬とG1馬の格の違いを見せ付けられたレースでした。
ということで予想の結果は、
◎ファインニードル:12着(見せ場なくズルズル後退。夏の疲れでしょうか)
〇ダイアナヘイロー:15着(先行しましたが、最後の坂で脚が止まりました)
▲レッドファルクス:1着(G1 2連覇。強さを感じるレースでした)
△ワンスインナムーン:3着(逃げ粘りましたが、最後はG1馬2頭に差されました)
△セイウンコウセイ:11着(良い感じで直線を向きましたが、伸び切れず)
1,3着は当たりましたが後は全滅。今年の4歳勢は先行馬が多く、逃げ粘ったワンスインナムーン以外は、中山の坂を登り切れませんでした。来年はこの馬たちの巻き返しに期待したいです。
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ところで、今夜は凱旋門賞。とりあえず予想しておきます。重馬場予報ということで。
◎エネイブル(下馬評通り)
〇チンギスシークレット(フォア賞の強さを買って)
▲ユリシーズ(レーティングNo.1ということで)
△カプリ(昨年勝ったオブライエン厩舎の3歳馬)
△ウインター(同じくオブライエン厩舎3歳馬)
△サトノダイヤモンド(調子はイマイチらしいが一縷の望みを賭けて)
ただ当てたいのであれば、エネイブルから全頭流しでも良かも。それくらいエネイブルの強さを感じますが、競馬はやってみないと判らない。予想は堅いけれど、本心としては波乱の展開に期待したいです。波乱の中心がサトノの2頭だったら、最高ですが。