菜七子騎手の勢いが止まりません。
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菜七子 自身3回目のJRA1日2勝
納得の表情「末脚を生かそうと」 by スポニチアネックス
福島9R・500万(ダート1150メートル)で、トロピカルスパートに
騎乗した藤田菜七子(21)が差し切りV。1Rに続く勝利で、
自身3回目のJRA1日2勝を挙げた。
菜七子は「前に行く馬が多そうだったので後ろから末脚を生かそうと思った。
展開が向いてくれた」と納得の表情。
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昨年までは、月に1勝できれば、、というペースでしたが、
今年は隔週1勝ペースになってきました。特に夏以降は毎週勝てるようになって
人気先行の「アイドル騎手」から「普通の騎手」になりつつあるようです。
スタートが早くて失敗しないし、騎乗姿勢が一定でスムーズな印象があります。
現状、勝ちパターンは逃げ先行と外を廻しての追い込みばかりですが、
そのパターンできちんと結果を出せるところが素晴らしいです。
この調子で頑張って欲しいと思います。
因みに、現時点の彼女の年間成績は24勝。リーディング全国40位(美浦18位)です。
彼女がデビューした2年前(2016年)に、美浦のランキング4位と5位の蛯名騎手と
柴田大騎手は、ともに今年25勝。現時点で1勝差に迫っており、
今月中に逆転もありそうです。ベテラン危うし、、。
今年のエリザベス女王杯は、リスグラシュー&モレイラ騎手が
G1初勝利を飾りました。
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【エ女王杯】“雷神”モレイラ&リスグラシューG1初V By スポニチ
牝馬の頂点を決める「第43回エリザべス女王杯」(G1、芝2200メートル)
が11日、京都競馬11Rで行われ、J・モレイラ騎手騎乗の3番人気の
リスグラシュー(牝4=矢作厩舎)が優勝。悲願のG1初勝利をあげた。
これまでG1で4度の2着。シルバーコレクターとして苦杯をなめてきた
リスグラシューがついにタイトルをつかんだ。初コンビで導いた
“雷神”“マジックマン”モレイラは「これまでも惜しい場面があったが、
G1馬の能力は持っている。その能力を見せることができてよかった」と
柔和な笑顔を見せた。(後略)
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なかなか勝てなかったリスグラシューですが、名手が乗ると別馬のような
レースを見せてくれました。素人目には、彼の凄さはよく判りませんが、
おそらく馬には違いが良く判るのでしょう。共にJRA G1初勝利ということで、
モレイラ騎手にとっても忘れられない1頭になると思います。
それにしても、今日の京都のレースは、3人の外国人騎手(M.デムーロ騎手だけが
蚊帳の外でしたが)で、12レース中11レースを制するという「外国人ディ」でした。
大体どのレースも馬券圏内に2人が入るという状況で(エリザベス女王杯も含めて)
日本人騎手がみんな「アナ騎手」に見えてしまいました。
2着に入ったクロコスミアに乗る岩田騎手も、4,5年前だったら人気上位だったのに、
今年は「アナ騎手」状態です。今後もこの傾向が続くのか、ちょっと心配です。
ということで、予想の結果は、、
◎レッドジェノヴァ:4着(内側から良い感じでしたが、前2頭とは差がありました)
〇モズカッチャン:3着(良い展開でしたが、直線で伸びきれず)
▲ノームコア:5着(位置取りは悪くなかったが、見せ場無く)
△カンタービレ:6着(こちらもノームコア同様、伸びきれず)
△コルコバード:8着(3着争いに加われず、、)
いずれも良い位置でレースを進めましたが、優勝争いに加わることが
できませんでした。2頭が来なければ良い予想だったのに、、残念。
今週のエリザベス女王杯の予想です。
傾向分析を照らし合せて、少し私見を入れて予想してみました。
(予想)
◎レッドジェノヴァ(好調維持。京都大賞典の実績から期待したい)
〇モズカッチャン(条件的にはピッタリだが、近走の走りが気掛かり)
▲ノームコア(2200mのハービンジャー産駒。ルメール騎手で)
△カンタービレ(秋華賞の勢いを買って)
△コルコバード(距離適性で。格上挑戦だが見せ場は作れそう)
他にもフロンティアクィーンやリスグラシューも気になりますが、
距離的に厳しいかもしれません。
明日のレースを楽しみに待ちたいと思います。
今週のエリザベス女王杯の傾向分析です。競馬最強の法則より
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●年齢・人気
4〜5番人気の3歳vs1〜3番人気の4歳という図式
●前走成績
9月以降の重賞で大敗していないことが勝利への条件
●馬体重変動と騎手乗り替わり
馬体重減と騎手の乗り替わりはマイナス要因
●重賞実績・距離実績
重賞勝ち鞍か2000m以上の1着が必要
●前走人気・脚質
前走1〜2番人気だった馬の不振には要注意
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漠然としたイメージですが、だいたいこの条件に合う馬に乗るのは
外国人騎手でしょう。血統では、ハービンジャーやスティゴールド産駒が
良いらしい。ということで、やはりルメールとデムーロ騎手が有力候補に
なりそうです。何だか当たり前の予想過ぎてつまらないかも。
前日にじっくり波乱予想してみたいと思います。
今日の話題。その1.
残念なニュースが入ってきました。
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●テイエムジンソクが屈腱炎、全治9ヶ月以上 by netkeiba.com
4日のJBCクラシックで14着だったテイエムジンソク(牡6、栗東・木原一良厩舎)は、
左前浅屈腱炎を発症したことがわかった。今後は9ヶ月以上の休養を要する見込み。
テイエムジンソクは父クロフネ、母マイディスカバリー、その父フォーティナイナー
という血統。重賞は今年の東海S、昨年のみやこSの2勝。
また昨年のチャンピオンズCでは、ゴールドドリームからクビ差の2着だった。
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先日のJBCクラシックで、好位置でレースを進めながら惨敗したのは、
もしかすると屈腱炎の影響だったのかもしれません。
ダート馬は長く現役でいられるとは言え、6歳での発症はなかなか厳しい。
おそらく1年間は出走できないと思いますので、復帰は再来年になるかも。
お気に入りの馬で、G1は無理でも重賞クラスであれば、まだまだ活躍が見込めた
だけに大変残念です。ゆっくり治して、復活に期待したいと思います。
話題その2
○JRAの山田敬士騎手、3か月の騎乗停止…新潟競馬での距離錯誤による処分が決定
距離を間違うという前代未聞の騎乗で話題になりましたが、結局、3か月の騎乗停止でした。
厳罰にならなくて良かったです。今年デビューした中では最も有望な騎手です。
復帰したら是非応援したいと思います。
ちなみに、同じ裁定委員会で角居調教師の処分も決定しました。
6か月の調教停止だそうです。社会的な影響度で考えると、少し軽い感じもあります。
まあ引退を明言しているので、その辺りも考慮されたのかもしれません。
話題その3
●障害王オジュウチョウサンは有馬記念に直行
昨日のニュースではジャパンカップへという話でしたが、オーナーの意向で
有馬記念に直行となりました。昨日の記事は「妄想」だったのか、、。
もしジャパンカップで惨敗したら、有馬は無いかもという危惧もあるでしょう。
確かに中2週で、いきなりG1挑戦は厳しいし、前走の疲れもあるということなので
オーナーの気持ちは判ります。オジュウチョウサンも、もう7歳。
「お爺チョウサン」と呼ばれてもおかしくないですから。
それはともかく、有馬記念には強敵が揃うので厳しいレースになりそうです。
でもチョウサンにとっては、走り慣れた中山コース。
起伏があって、直線が短くて、ロングスパートを決めるには、府中よりも
こちらの方が向いています。
なんとか喰らいついて、「存在」をアピールして欲しいと思います。
今週は、エリザベス女王杯です。現在の登録馬は以下の通り。
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第43回 エリザベス女王杯(GI) 第1回特別登録 18頭
サラ系3歳以上 (国際)牝(指定)オープン 定量 2200m 芝・右 外
アドマイヤリード 56.0
ヴァフラーム 56.0
エテルナミノル 56.0
カンタービレ 54.0
キンショーユキヒメ 56.0
クロコスミア 56.0
コルコバード 56.0
スマートレイアー 56.0
ノームコア 54.0
ハッピーユニバンス 56.0
プリメラアスール 56.0
フロンテアクイーン 56.0
ミスパンテール 56.0
モズカッチャン 56.0
リスグラシュー 56.0
レイホーロマンス 56.0
レッドジェノヴァ 56.0
ワンブレスアウェイ 56.0
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人気はモズカッチャン、ノームコア、カンタービレ、リスグラシュー
あたりでしょうか。いずれも外国人騎手が騎乗予定のようです。
外国人騎手のファンには申し訳ないけれど、予想する方としては
面白く無いレースになりそうな気がします。
とりあえず外国人騎手4人買えば当たるんじゃない、、、みたいな。
まあ競馬ですから何が起きるか判りません。思わぬ穴馬の激走に期待したい
ところです。かつてのクィーンスプマンテとテイエムプリキュアのように。
今日の話題~オジュウチョウサンに絡む話
1.オジュウチョウサンがジャパンカップ参戦の意向だそうです。
これは楽しみ。末脚勝負では勝てないと思うので、ロングスパートで
見せ場を作って欲しいな。
2.レイデオロは有馬記念参戦です。ジャパンカップ回避ということで
残念ですが、これでチョウサンの強敵が1頭いなくなりました。
もう一頭、ワグネリアンも参戦しないらしい、、2頭目。
3.シュヴァルグラン騎乗予定のボウマン騎手が1か月の騎乗停止だそうです。
ジャパンカップの騎乗が絶望的ということで、大変残念ですが、
これでチョウサンの強敵の騎手がいなくなりました。
4.そのオジュウチョウサンの武豊騎手が、ジャパンカップではマカヒキに
騎乗予定との事。これは痛い。良い流れだったのに、、、残念です。
でもきっと、この馬を良く知っている石神騎手が乗ってくれるでしょう。
それがダメなら、復調した横山典騎手に、、。これは個人的な希望です。
今年のJBCは、京都競馬場で行われました。
結果は以下の通り。
【JBCスプリント結果】
1着: グレイスフルリープ C.ルメール騎手
2着: マテラスカイ 武豊騎手
3着: キタサンミカヅキ 森泰斗騎手
グレイスフルリープが優勝して、ルメール騎手の4週連続+
年間G1 7勝達成となりました。今年のG1では、
馬券に「入れるべき騎手」ではなく、「外してはいけない」騎手です。
地方馬のキタサンミカズキは、よく頑張って3着に入りました。
【JBCクラシック結果】
1着: ケイティブレイブ 福永騎手
2着: オメガパフューム 和田騎手
3着: サンライズソア C.ルメール騎手
地方交流G1しか勝てないと言われたケイティブレイブが優勝しました。
3歳のオメガパフュームは、鋭い伸び脚で2着に入りました。
今後のダートでは、大注目の1頭です。
期待していたテイエムジンソクは、良い位置にいましたが、
直線でズルズル後退してレースを止めてしまいました。
こんな状態だと「テイエムシッソク」と呼ばれてしまいそうです。
得意の京都でも結果が出ないとなると、先行きが大変心配です。
【JBCクラシック結果】
1着: アンジュデジール 横山騎手
2着: ラビットラン M.デムーロ騎手
3着: ファッショ二スタ 大野騎手
大接戦を制して横山騎手のアンジュデジールが優勝しました。
久し振りに横山騎手の会心のレースで、ベテラン健在というところを
見せてくれました。
今年のJBC京都開催は、レース自体はそこそこ面白かったのですが、
いずれも上位人気で決着して、配当的な面白味は無かったように思います。
要因はJRAと地方馬の能力差で、今回の3レースで馬券に絡んだ
地方馬はキタサンミカズキの1頭のみ。「JRAの馬だけ買えば安心」
みたいな空気があるのが少し残念でした。JRAファンを驚かせるような
地方馬の強豪がいると、もっと盛り上がったと思うのですが、、。
第二のフリオーソの登場を待ちたいと思います。
それから、本場アメリカでもブリーダーズカップが行われましたが、
日本産馬のヨシダは残念ながら1馬身3/4差の4着でした。
後方から大外を廻してよく追い込みましたが、あと一歩届かずでした。
この馬はまだ4歳なので、来年以降もチャンスがあると思います。
また、BCターフでは凱旋門賞の勝ち馬エネイブルが優勝しました。
これで、2017年英オークス、愛オークス、キングジョージ6世&
クイーンエリザベスステークス、凱旋門賞、2018年凱旋門賞、
ブリーダーズカップ・ターフを制して、現時点で世界最強馬となっています。
海外に現れる「女傑」と言われる牝馬の強さは圧倒的です。
日本では、ジェンティルドンナ以降、女傑は現れていませんが、
そろそろ出てきても良さそうな気がします。
久し振りに入間基地航空祭に行ってきました。
天気は快晴で、航空ショーを観るには最高のコンディションでした。
お昼前に自宅を出発して、途中で昼食を取って、午後12時半に滑走路脇に到着。
午後のブルーインパルスとF-2, F-15, C-2の帰投を見て3時に終了。
その後川越に移動して、友人と成果確認と夕食を食べて帰りました。
パナソニックFZ-300の航空祭デビュー戦は、やや苦戦という感じでした。
撮った位置が正面からの逆光で、障害物も多くて条件が悪かったせいか
AFが迷いっ放しで苦労しました。画質もいま一つですが、コンデジという
ことを考えると仕方ない部分もあります。あとは使う方の問題です。
上手く撮れないのは、自分のウデの問題の方が大きいかも。
速い被写体でもサクサク思い通りに撮れるように、ひたすら練習するのみ。
今日の成果をアップしておきます。
編隊、ソロ、風景、機体など、いろいろ取り混ぜてみました。
FZ-300の強みはレンズ交換せずに、広角から超望遠まで幅広く撮れる
機動性だと思います。そういう利点を活かした写真を撮りたいです。
今週は、楽しみなレースがもう一つありました。
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【南武特別】アパパネの仔ジナンボーはオジュウチョウサンと対戦へ bynetkeiba.com
3日に東京競馬場で行われる南武特別(1000万下・芝2400m)の出走馬・騎手が1日、
確定した。翌日のアルゼンチン共和国杯(3歳上・GII・東京芝2500m)にも登録があり、
49.0kgのハンデとなっていたジナンボー(牡3、美浦・堀宣行厩舎)は
南武特別への出走となった。同レースには平地2勝目を狙う障害王者オジュウチョウサン
(牡7、美浦・和田正一郎厩舎)らが出走する。
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これはアパパネの仔3歳のジナンボーの話題ですが、相手は7歳馬オジュウチョウサン。
良血馬の仔が障害王者の大ベテランに挑むという構図になります。
でも実績で見れば、チョウサン以外は全て平地で2勝以上の馬ばかり。
ということで、実は、平地1勝馬オジュウチョウサンが良血馬に挑むということに
なるのでしょうか。心情としては、明るい未来がありそうなジナンボーよりも、
チョウサンを応援したい。東京の長い直線で、キレ負けしそうな気もしますが、
ここも無事通過して、是非有馬記念に挑戦して欲しいと思います。
因みに今週末は、入間基地航空祭を見に行く予定です。
オジュウチョウサンが府中に来ることは滅多に無いと思うので、
生でレースが見られないのが残念です。