指揮者・小澤征爾と作家・村上春樹の対談。
音楽の聴き手のプロ?村上春樹が、演奏のプロ小澤征爾にクラシック音楽に纏わる
いろいろなテーマについて、数回に分けてインタビューした内容をまとめた本。
小澤征爾の経験や音楽に対する考え方を上手く聞き出していて、なかなか面白かった。
良い作家は、インタビューも上手い。冒頭のテーマである演奏者毎の聴き比べは、
聴き手の楽しみではあるけれど、演奏者はあまりやらないらしい。
小澤もこの対談でそういう楽しみ方がある事を知ったようだが、指揮者は聴き比べには
関心が無いようだ。昔は、レコード収集に嵌まり、聞き比べて薀蓄を言う人達が
気に入らなかったとも言っている。でも村上春樹は、まさにそういうタイプで、
その後の対談も、作家らしく様々な言葉を駆使して薀蓄を語りたがる村上と、
聴き手からの難解な質問に時々詰まってイライラする小澤の様子が浮かんで面白かった。
野球で言えば、理論派の野村克也と感覚派の長島茂雄の対談のように感じた。
音楽を仕事とする人は、自分の考える音楽をどう遂行するかに関心があり、
聴き手というのは演奏家の仕事をどう解釈するかに関心がある。
そこには、お互い理解できない壁があって、この対談でもその印象がある。
でも、対談は上質で小沢とクラシックの巨匠たちとの面白いエピソード満載で
(小澤の交友関係の広さを感じます)、小澤のファンにとっては、大変読み応えのある
面白い本だと思います。
JRAのレースのスタート時に、「馬をゲートに入れる人は誰なのか」という話で
知人と議論になりました。知人の話では、馬は厩務員が毎日世話をしていて
馬の癖を知っているのだから、レースの時に知らない人に預けるわけが無い。
だから、ゲート内に入れる人=厩務員ではないかと。
でも、東京競馬場のパドックで馬を引いている厩務員が、本コースに入れた後、
スタート地点まで移動して(厩務員全員が)馬を迎えるのは時間的に
どう考えても無理だし、スタートした数分後にゴールで先回りして馬を迎えるのも、
移動時間も含めてあり得ない話です。(府中等の広いコースでは、全員汗だくです)
ということで、ネットで調べてみたら、JRA発走委員の方のインタビュー記事が
出ていました。(JRA審判部、スターターの方)
その方の話によると、
・発走係の仕事の範囲は、馬場入場から、発走後に馬をゲートを引き込むまで
・メンバーは、発走委員が4名。(旗を振るスタート担当等)
馬を引く整馬係が10名。発馬機の設置や移動、後扉を閉めたりするスタッフ
(JRA関連会社JSSジャパン・スターティング・システム)の方が16名。計30名体制。
・JRAのスタンスで、ゲートの中は「競走の一部」と捉えており、
競走に第三者は介在してはいけない。
つまり、厩務員ではなく専任のスタッフがゲートに入れているということのようです。
(黄色とグリーンの制服の方がJSSの社員で、その他の服はJRAスタッフらしい)
もちろん地方競馬では、例外的に厩務員が補助することもあるようです。
競馬の常識レベルの話ですが、今までゲート係の仕事については、ほとんど
知りませんでした。知人の素朴な疑問のお陰で勉強になりました。
今週は、札幌記念です。現時点の登録馬は以下の通り。
--------------------------------------------------------------------------------
第55回 札幌記念(GⅡ) 第1回特別登録 15頭
3歳以上 (国際)(特指)オープン 定量 2000m 芝・右
エイシンティンクル 55.0
クルーガー 57.0
クロコスミア 55.0
ゴーフォザサミット 57.0
サクラアンプルール 57.0
サトノティターン 57.0
サングレーザー 57.0
ステイフーリッシュ 57.0
ナイトオブナイツ 57.0
フィエールマン 57.0
ブラストワンピース 57.0
ペルシアンナイト 57.0
ランフォザローゼス 54.0
ロードヴァンドール 57.0
ワグネリアン 57.0
--------------------------------------------------------------------------------
今年もG1馬4頭の豪華メンバーで楽しみな一戦です。
注目は、凱旋門賞の前哨戦となるフィエールマン。このメンバーで結果を出せれば、
自信を持って凱旋門賞に臨めると思います。逆に、もし惨敗するようなことがあると、
凱旋門賞挑戦が取り止めになるかもしれません。いずれにしろ試金石となる一戦に
なることは間違いないでしょう。
昨年の覇者で元POG馬のサングレーザーを応援しているのですが、
近走の成績がいま一つなので、今年はどうかなという感じです。
正直、フィエールマンに勝ってもらって、凱旋門賞へ行って欲しい。
サングレーザーにも良い走りを期待しますが、今回は勝たなくてもいいので、
見せ場を作って、できればフィエールマンと僅差の2着でお願いします。
まあ、強豪揃いのG1馬を相手に、そんなに上手く行くはずが無いと思いますが、、。
次戦よりレッドブル・ホンダのドライバーが交替することになりました。
------------------------------------------------------------------------------
【レッドブル・ホンダ】F1ベルギーGPからアルボンがドライブ!
ガスリーは降格 by TopNews
レッドブル・ホンダが、夏休み明けのF1ベルギーGPからアレキサンダー・
アルボンを昇格させると発表した。
ピエール・ガスリーはトロロッソ・ホンダに降格する。
レッドブルは、ベルギーGPから最終戦までの9レースでアルボンをドライブさせ、
2020年のマックス・フェルスタッペンのチームメートに相応しいか
評価するとしている。前半戦で成績を残せなかったガスリーは、
噂されてきた通り再びトロロッソをドライブする。
-----------------------------------------------------------------------------
噂されていた通りガスリー選手が、レッドブルから降格となり、
替ってアルボン選手が昇格することになりました。
今季期待されてレッドブルに加入したガスリー選手ですが、シーズン前のテストで
大クラッシュしてマシンを壊してしまい、テスト計画が大幅に遅れた影響で
なかなか序盤戦はセットアップが決まらず、結果が残せないという悪循環になって
しまいました。その後、徐々にマシンには慣れてきましたが、No.1ドライバーの
フェルスタッペン選手が優勝争いするレベルまで向上したのに対し、
ガスリー選手はトップ6に入るのがやっとという状態で、チームとしては
ドライビングのレベルに不満を感じていたようです。
実際、予選での一周の速さでは時々良いパフォーマンスを見せるのですが、
レースになるとオーバーテイクが下手でなかなか抜けない。勝手な想像ですが
おそらくマシンを壊したトラウマがあって、思い切りが足りないのかもしれません。
夏休み明けはトロロッソに移籍して、古巣で心機一転頑張って欲しいものです。
またアルボン選手は、トロロッソに新加入して12戦で5回入賞。トロロッソの車は
10位入賞圏ギリギリの辺りのパフォーマンスですから、これは新人としては
なかなかの成績です。クビアト選手ではなく、アルボン選手を抜擢したのも
その辺りの速さと安定性を期待しているのだと思います。
アジア系(国籍はタイ)のドライバーとして是非頑張って欲しい。期待しています。
馬券の買い方本。
データが無くて予想がしにくい新馬戦や未勝利戦は敬遠されがちだが、実は調教タイムである程度実力が把握できて、出走する馬の実力差が明らかなこのようなレースは、意外と狙い目かもしれない。
他の馬券指南書とは、一味違う観点から馬券の買い方について解説している。実践してみたけれど、なかなか理論通りにはいかないのが競馬です。
藤田菜七子騎手がイギリスのシャガーCに参戦しました。
------------------------------------------------------------------------------------
【英シャガーC】菜七子歴史的4着 大会史上最年少22歳でポイント獲得 By スポニチ
藤田菜七子(22)が日本人女性騎手、大会史上最年少出場騎手として歴史的ポイントを
獲得した。12人の世界トップジョッキーによって競われるチーム対抗戦
「シャーガーカップ」が10日(日本時間同日深夜)、英国アスコット競馬場で行われた。
初選出された菜七子は「チャレンジ」(芝2400メートル)で4着、「クラシック」(同)
で5着と大健闘し、計8ポイントをゲット。チーム優勝は川田将雅(33)がキャプテンを
務めた世界選抜、個人優勝はヘイリー・ターナー(36)の連覇となった。
菜七子がシャーガーCに新たな歴史を刻んだ。気温19度、曇天。夢舞台が幕を開けた。
英国でも見習騎手の扱いとなるため、3ポンド(約1・36キロ)の減量恩恵。
各騎手が5レースに出場する中、迎えた3レース目。序盤6番手から徐々に好位に
進出すると、直線での手応えは抜群。激しい叩き合いの末に優勝馬から約1馬身差の
4着に入った。見せ場たっぷりで初ポイント(5点)を獲得。
さらに騎乗最終レースでも猛然と追い込んで5着、再びポイント(3点)を手中にした。
------------------------------------------------------------------------------------
記事にある「歴史的ポイント」というのはかなり大袈裟な表現かもしれません。
確かに間違ってはいないのですが、優勝なら「歴史的」と言えますが
入着程度であれば「最年少でポイント獲得」と素直に表現すれば良いと思います。
それはともかく、世界の一流騎手を相手に長距離戦での4着は好結果だったと思います。
騎乗した馬のレベルも気になるところですが、トップと1馬身差ということで、
これは充分なアピールになったと思います。よく頑張りました。
このレースの後は、急いで帰国して、明日は地方競馬・盛岡のクラスターCに
コパノキッキングで参戦するようです。本当に彼女のバイタリティは凄いですが、
時差ボケや気候の違いで体調を崩さないように気を付けて欲しいと思います。
ディープインパクトが急死てからまだ2週間も経っていませんが、
今度はキングカメハメハが亡くなりました。
------------------------------------------------------------------------------------
04年ダービー馬キングカメハメハ死す 種牡馬としてもG1馬多数輩出 byスポニチ
04年ダービー優勝馬で、種牡馬としても多数のG1ホースを出したキングカメハメハが
9日夜、けい養先の社台スタリオンステーション(北海道安平町)で死んだことが
分かった。18歳だった。
キングカメハメハは免疫機能の低下で、今年に入ってから体調を崩しやすくなっていた。
社台SSによると、9日夕方から熱が上がり始め、同午後10時ごろから容態が急変。
治療のかいなく、そのまま息を引き取ったという。
同馬はキングマンボ産駒で03年11月に栗東・松田国英厩舎からデビュー。
翌04年にNHKマイルC、ダービーを連勝し、初の“変則2冠”を達成した。休養を挟み、
秋初戦の神戸新聞杯も快勝したが、直後に右前浅屈腱炎を発症。現役を引退し
05年から種牡馬生活を送っていた。(中略)
折しも、7月30日にディープインパクトが急死したばかり。わずか10日ほどの間に、
平成の日本競馬に強烈なインパクトを残した名馬がまた1頭、天に召されてしまった。
------------------------------------------------------------------------------------
今日は東京競馬場へ行って、ディープインパクトの追悼コーナーで記帳してきたの
ですが、帰りの電車の中でこの訃報を知りました。
今年の種付け中止のニュースも知っていたし、目が見えなくなっているらしいという
噂も聞いていましたが、ディープ同様これほど重症だとは思いませんでした。
キングカメハメハの現役時代の活躍はよく知りませんが、種牡馬としては
ライバルのディープ同様、毎年多くの素晴らしい産駒を輩出しました。
キンカメ産駒は芝もダートも距離もオールマイティで、ダービー馬も2頭輩出し、
後継種牡馬も強力なので、これから一大勢力になるのは間違いありません。
残された産駒、後継種牡馬から父を凌駕する馬が出て来ることに期待したいです。
しかし、ディープとキンカメという一世を風靡した2頭が同時に若くして
亡くなってしまったのは、大変な痛手です。
あまりに人気があり過ぎて、種付け頭数が多過ぎたことが原因と見る人もいます。
この2頭の死は、今後の競走馬の生産に少なからず影響を与えることになるかも
しれません。
日本競馬に多大な貢献をしてくれたキングカメハメハの冥福を祈りたいと思います。
今年亡くなったドナルド・キーンさんの最後のエッセイ。
彼はオペラの愛好家で、本職の日本文学と同様にオペラを愛し、深い洞察力を持った
聴き手だったようです。この本には、彼のオペラとの出会いからニューヨーク
メトロポリタンオペラ(MET)でのオペラ鑑賞の日々、コンサートの記録、
曲の内容や歌手の評価など、人生に大きく影響を与えた音楽の世界を紹介しています。
音楽の聴き方や歌手の特徴等には、多少マニアックなところがあって、
正直、私のような素人にとっては、彼が取り上げた全く知らないオペラや歌手の評価を
読んでみても実感が伴わない感じがあります。
でもオペラ好きの人にとっては、おそらくとても楽しめる内容ではないかと思います。
今年亡くなってとても残念ですが、最後にこのような本を残してくれて、
彼のファンとしては、大変有難く思いました。
紹介されている曲のいくつかは聴いてみたいと思います。
因みに、私が好きなオペラは、モーツァルトの「魔笛」です。
オペラ初心者向けのファンタジーで、何度も聞いた大好きな曲ですが、キーンさんには
このオペラは眼中に無かったようで、一言も触れられていなかったのが残念でした。
今年のWAJSのメンバーが決まりました。
--------------------------------------------------------------------------------------
WAJSの出場騎手14名発表、
藤田菜七子&武豊&的場文男騎手らが競演 netkeiba.com
JRAは5日、24日と25日に札幌競馬場で開催される「2019ワールドオールスター
ジョッキーズ」に出場する騎手14名(JRA代表騎手7名、地方競馬所属騎手2名、
海外招待騎手5名)を発表した。(中略)出場騎手一覧(敬称略)と選出理由は下記の通り。
■JRA代表騎手
・戸崎圭太(関東勝利度数1位)・三浦皇成(関東勝利度数2位)
・浜中俊(2019年東京優駿優勝騎手)
・クリストフ・ルメール(2018年度JRA賞の騎手部門における「MVJ」受賞者)
・川田将雅(関西勝利度数1位)
・武豊(昨年、前人未到のJRA通算4000勝を達成。また、日本競馬に関して
特に顕著な功績を挙げたとして、本年4月には農林水産大臣賞を受賞)
・藤田菜七子(本年6月にウィメンジョッキーズワールドカップに優勝し、日本人女性騎手
として初めてシャーガーカップに招待。JRA女性騎手の最多勝記録を更新中)
■地方競馬所属騎手
・吉村智洋(兵庫・飯田良弘厩舎)・的場文男(大井・東京都騎手会)
■海外招待騎手
・リサ・オールプレス(ニュージーランド、女性騎手)
・ジュリアン・ルパルー(アメリカ)・ミカエル・ミシェル(フランス、女性騎手)
・コルム・オドノヒュー(アイルランド)・カリス・ティータン(香港)
■補欠騎手
・田辺裕信(関東勝利度数3位)・福永祐一(関西勝利度数4位)
・永森大智(高知・雑賀正光厩舎)
---------------------------------------------------------------------------------------
今年のWAJSのメンバー発表がありました。いつも楽しみにしているWAJSですが、
今年は3名の女性騎手も参戦して、華やかな大会になりそうです。
総合ポイント争い、チーム戦、女性騎手のパフォーマンスなど、見どころはいろいろ
あると思います。特に帰国後も好調の藤田騎手に注目しています。
それから最高齢、最多勝の的場文男騎手の騎乗も楽しみです。
JRAのレースに出走することが少なく、芝のレースでなかなか見ることができないので、
こちらも楽しみです。地方代表として良いところを見せてほしいです。
といろいろ書いてきましたが、気になることがあります。
今年のWAJSの両日、札幌競馬場からのテレビ中継はあるのでしょうか。
(地上波で見られるのはメインレースだけかも、、)
大変残念なニュースが入ってきました。
---------------------------------------------------------------------------------------
ダービー馬ロジャーバローズが右前浅屈腱炎で引退、種牡馬入り byデイリースポーツ
凱旋門賞・仏G1(10月6日・パリロンシャン競馬場、芝2400メートル)への
挑戦を表明していた今年のダービー馬ロジャーバローズ(牡3歳、栗東・角居勝彦厩舎)
が、右前浅屈腱炎を発症。このまま引退し、種牡馬入りすることが決まった。
管理する角居師は「今朝、エコー検査をしたところ、屈腱炎が判明しました。
オーナーと相談した結果、ここで引退して、種牡馬になることを決めました。
戻ってきても以前のような成績を残せるか分からず、(父のディープインパクトが
亡くなったことで)血統的にも貴重ですから。
本当にあのタイミングで(ダービーを)勝てて良かった」とコメントした。
---------------------------------------------------------------------------------------
今年のダービーで、内枠逃げ馬という理由だけで単勝を買ったら1着になり、
高配当をプレゼントしてくれました。これから贔屓にして応援しようと思っていた
矢先の引退でとても残念です。秋の凱旋門賞を楽しみにしていたのに、、。
角居調教師のコメントでは、屈腱炎から回復しても復活は難しいとの
判断になったようです。ダービーは勝ったものの戦績を見ると、
それほど傑出した馬ではないので、1年以上休養してレースに出るよりも、
血筋を活かす方が良いとオーナーが考えたのかもしれません。
ディープ産駒、ダービー馬というブランドで、ある程度の子孫を残せそうです。
ディープの代表種牡馬となれるように頑張って欲しいと思います。
全英女子オープンゴルフで、渋野選手が優勝しました。
-------------------------------------------------------------------------------------
【全英女子OP】渋野日向子 メジャー初出場初優勝の快挙 by東スポWeb
【英国・ミルトンキーンズ4日(日本時間5日)発】女子ゴルフの
今季メジャー最終戦「AIG全英女子オープン」(ウォーバーンGC=パー72)
最終日、2位に2打差の首位から出た渋野日向子(20=RSK山陽放送)が
7バーディー、1ボギー、1ダブルボギーの68で回り、通算18アンダーで
メジャー初出場初優勝の快挙を成し遂げた。
日本勢のメジャー勝利は、1977年の全米女子プロ選手権を制した樋口久子
(現日本女子プロゴルフ協会顧問)以来で42年ぶり2人目。
-------------------------------------------------------------------------------------
正直、女子ゴルフはほとんど見ないので、現在の状況はよく判らないのですが、
ここ数年は若手が台頭して、レベルが上がっているという話は聞いたことがあります。
優勝した渋野選手の名前を知ったのは、先週の初日に2位スタートを
切った時で、3日目時点で首位に立った時も、優勝は難しいかなと考えていました。
でも、今朝、テレビで優勝の報道がされているのを見て、大変驚きました。
いつも明るい笑顔で、ゴルフを楽しんでいているようですが、プレーは強気。
ダメもとでもチャレンジする勇気の持ち主で、一発勝負に強そうな印象があります。
これまでの40年の先人達の苦労を吹き飛ばす、素晴らしい結果でした。
もし再放送があるなら、彼女のプレーをじっくり見てみたいと思います。
因みにこれまでメジャータイトルが獲れそうなのは、松山選手しかいないと
思っていましたが、土俵が違うとは言えプロ2年目の若手が、世界の舞台で
アッサリと勝ってしまうと、やや停滞気味の松山選手が過去の人に見えてしまいます。
男子の方がハードルが高いのは間違いないですが、
彼も彼女の良さ(プレーの速さ、判断力、気持ちの強さ)を見習って、
メジャーのタイトルを目指してほしいと思います。
白毛馬が重賞初勝利を飾りました。
----------------------------------------------------------------------------------
【レパードS】白毛馬初の快挙!
ハヤヤッコが直線一気の差し切りV byサンケイスポーツ
8月4日の新潟11Rで行われたディープインパクト追悼競走・
第11回レパードS(3歳オープン、馬齢、GIII、ダート1800メートル、
15頭立て、1着賞金=4000万円)は、田辺裕信騎手騎乗で10番人気の
ハヤヤッコ(牡、美浦・国枝栄厩舎)が後方追走から最後の直線で一気に
脚を伸ばして勝利。白毛馬としては初のJRA重賞制覇を果たした。
タイムは1分51秒3(良)。
----------------------------------------------------------------------------------
新潟1800mダートは、先行馬有利ということで先陣争いが激しくなり、
前半のペースが速く、直線では先行馬のほとんどが失速。
後方から追走したハヤヤッコがゴール前で差し切っての勝利でした。
この夏、絶好調の田辺騎手の好判断(ペースの速さを読んで作戦変更)もあり、
展開も味方して、なかなか良いレースだったと思います。
白毛馬の重賞初勝利ということで、田辺騎手も競馬史に名を残すことになりました。
おそらく次戦は人気になりそうですが、今回のように上手く行くかどうかは
判りません。未だ3歳ですから、順調に成長して白毛馬初のG1制覇を
目指して欲しいです。
小倉記念のカデナは惜しかった。8/1に注目馬として取り上げ、タニノフランケル
とこの馬の馬券を買って応援していましたが、2着と4着で馬券はハズレでした。
でも、自分の注目馬が好走してくれると何だか嬉しいものです。
これからも応援していきたいと思います。
ディープインパクトが亡くなって、今週はこの話題です。
------------------------------------------------------------------------------------
【札幌9R・1勝クラス】ディープ産駒のルヴォルグが1番人気に応えて2勝目
藤沢和師「弔いの勝利? そうだね」by スポーツ報知
8月3日の札幌9R・3歳以上1勝クラス(芝2000メートル=9頭立て)は、
ディープインパクト産駒のルヴォルグ(牡3歳、美浦・藤沢和雄厩舎)が直線で
抜け出し、1番人気に応えて2勝目を挙げた。
藤沢和調教師は「父への弔いの勝利ですね」と報道陣から聞かれると、
「そうだね」と笑みを見せた。勝ち時計は2分2秒4。
------------------------------------------------------------------------------------
ディープ産駒が勝って「弔いの勝利ですか」と聞かれると、「そうだね」と
答えるしかありません。今週もディープ産駒は50頭以上が出走しているし、
能力的に優れた馬が多いので、この質問を受けた時の藤沢調教師の
気持ちとしては苦笑に近いかもしれません。
今週のメインは「ディープインパクト追悼競走」となっていますが、
残念ながら今日のメインで勝ったディープの仔はいませんでした。
明日もメインが3レース有り、小倉記念とUHB賞に出走する馬がいますので、
こちらに期待したいと思います。天国の父に勝利を届けてあげてください。
ディアドラがイギリスG1で優勝しました。
-------------------------------------------------------------------------------------------
日本馬ディアドラが差し切りVで大金星!by サンケイスポーツ
英国の牝馬GIナッソーS(芝・右1980メートル)が1日、
グッドウッド競馬場で行われ、オイシン・マーフィー騎手とのコンビで挑戦した
日本のディアドラ(栗東・橋田満厩舎、5歳)が強敵を破って優勝。
2000年ジュライCのアグネスワールド以来、日本調教馬として2度目の
英GI制覇を果たした。タイム2分2秒93(良)。
優勝賞金は34万260ポンド(約4473万円)
日本調教の牝馬による欧州GI制覇は、1998年の仏GIモーリスドゲスト賞を
制したシーキングザパール以来、2度目となった。
--------------------------------------------------------------------------------------------
朝の通勤列車の中で、この記事を見て驚きました。
前走が不良馬場で冴えない結果だったので人気も無く、3着内に入れれば上出来と
思っていましたが、まさかの大金星。YouTubeでレース映像を見ましたが、
前半は後方3番手で追走し、直線では長く良い脚を使っての見事な差し切り勝ちでした。
何度見ても興奮してしまうような、素晴らしいレースだったと思います。
何より良馬場のレースだったことが有利に働いたようで、日本馬も良馬場であれば、
充分戦えることを証明してくれました。この1勝は、とても大きいと思うし、
今後の日本馬の欧州挑戦に勇気を与えてくれると思います。
また、マーフィー騎手も年初の短期免許の騎乗で「日本贔屓」になってくれたようで、
日本馬で勝てて嬉しいとコメントしています。日本馬の欧州遠征時には、
また騎乗してもらって、彼と日本馬でWIN-WINの関係が築けたら良いと思います。
この勝利で、今年の秋の欧州G1が楽しみになりました。
今回、2着に負けたディットーリ騎手が、秋に来日して短期免許で騎乗するプランが
あるそうです。おそらく3連覇が掛かっている10月の凱旋門賞終了後になると
思いますがこちらも楽しみです。