神が宿るところ

古社寺、磐座、不思議・パワースポット、古代史など極私的な興味の対象を見に行く

大増権現神社

2024-03-23 23:31:07 | 神社
大増権現神社(おおますごんげんじんじゃ)。
場所:茨城県石岡市大増。茨城県道64号線(土浦笠間線)「大増」交差点から南へ約190mで右折(西へ)、道なりに約300m。駐車場なし。
「八郷町の地名」(関肇編集、2003年)によれば、元は「加波山神社」(2021年1月2日記事)の里宮であったというが、信仰が薄れたのか、その後は寂れた。現在は、個人の所有地に有志により社殿が再建され、俗称「大摩羅権現神社」として復活した、とされる。
「加波山神社」は、式外社(国史見在社)「三枝祇神社」の論社で、加波山の山岳信仰に基づく修験の霊場だった。当神社から西へ約1.2km進んだところ(「林間学校 ことりの森」(旧「星の宮幼稚園」がある。)が登り口で、加波山山頂までの登山道があるとのこと(ただし、現在はかなり荒れている模様。)。なお、当神社の南、約1km(直線距離)のところに「加波山神社 八郷拝殿」がある(2021年1月2日記事の写真1~3)。
これ以上の情報はないが、「加波山神社」と関連がありそうなことと、神社の様子がユニークなので参拝してみた。


写真1:「大増権現神社」鳥居


写真2:社殿


写真3:狛犬代わり? のリンガ(社殿向かって左)。石造。


写真4:同上、向かって右。こちらの方がやや大きいが、コンクリート製? で、縦にヒビが入って、痛々しい。


写真5:社殿内部。神体もリンガ(陽石)のようで、インドではシバ神の象徴として信仰され、豊穣多産のシンボルとされる。


写真6:十九夜塔。女人講の供養塔で、如意輪観音が刻され、安産等の御利益があるという。さほど古いものではないようで、今も信仰が続いているのだろう。
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