眠れない夜の言葉遊び

折句、短歌、言葉遊び、アクロスティック、夢小説

ショートが氷水になるまでに

2023-06-03 17:54:00 | コーヒー・タイム
 活力が満ちているわけではないのに、習慣としての着席がある。コーヒーのそばにルーティーンとしてポメラが置かれる。そもそも開く気力がない。そもそも開く体力がない。体力がないから気力も湧いてこないのだろうか。それでももっと気力があれば体力を引っ張りながら気力は湧いてくるのではないか。体力が先か気力が先か。考え始めると気が遠くなる。

 何か1つ浮かばないかな。いつもよりも弱っている自分だからこそ、いつもとは少し違うところから出てくる何かがあるのではないか……。そんな都合のよいことを、こっそりと期待している自分がいる。

 やはり人間は、寝てないと駄目になるのだろうか。眠れない日は、とにかく寝付きがわるい。夢から引き戻される一瞬に、初めて眠りを意識する。実際に眠ったのは明け方の数時間くらいだろうか。眠れない時には、絶対に焦っては駄目だ。焦るなと強く意識する時点で焦り始めているのだから、自然に構えている方がいい。咳が出たり鼻水が出たり、冴えたり、寒かったり暑かったり、色々と重なって、苦しくて眠れなくなる。十分に眠れないまま、朝からの仕事はきつい。せめて昼からだったら少しはましだ。

 閉じたポメラの上にA6のノートを開いてみる。ポメラと目を合わせられず、キーボードに指をかけられないような時でも、紙とペンに触れるくらいのことはできる。淡い期待を持ちながら、もう少しここで粘ってみる。

コメント
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