眠れない夜の言葉遊び

折句、短歌、言葉遊び、アクロスティック、夢小説

ボーダーレス・クッキング

2019-09-04 06:00:00 | 【創作note】
 欲望の先後に見える風景が行動に蓋をしてしまう。見えすぎてしまうのも困ったものだ。色々考えすぎると何もできなくなって、いつまでも考えていることになる。それでもいつかは動かないといけない。
 食べたい気持ちはあるが作る意欲が湧かない。作るのはいいが片づけるのは面倒だ。作らずに食べるものがあればいいが、いつもいつもそういうわけにはいかない。どこかで無理にでもスイッチを入れて自分を動かさなければならない。

 動き出したら一気にいくことだ。
 作りながら食べるといい。食べることによってエネルギーが湧いてくる。それが作る意欲になる。一段落を作らないこと。邪念が入り込む隙間を消すこと。時間差を減らすこと。作り作り食べ、食べながら片づけていくこと。
「作る」「食べる」「片づける」をみんなまとめてコンパクトにすること。そうすることによって時間の短縮にもつながる。

 作り終えた時にはだいたい食べ終えている。食べ終えた時にはだいたい片づけ終えている。垣根をなくすことで余計なことを考えるスペースを埋めるのだ。
 「考え」によって「考え」は消えてくれない。
 けれども、「行動」によってクリアになる「心」はある。


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