観るファンとしては、昨日のA級順位戦はゴールデンカードが二局もあったので、眠い目を擦りながらネット観戦を楽しんだ。
羽生三冠VS渡辺竜王は、羽生三冠のゴキ中から新手が現れるし、久保ニ冠VS谷川九段は、久保ニ冠の新手順が披露された。
動く&攻める振り飛車は、観ていて楽しい。
図は、久保ニ冠先手で石田流に谷川九段が左美濃で対抗する形となっている。
先手の陣形は、低く美濃に構えて飛・角・銀・桂で先攻出来るパターンが多く、△6四歩~△6三銀とさせているのでイビアナにならない点も魅力でアマの振り飛車党には大変参考になりそうだ。
でも、実際ここからどうやって後手陣を攻めるのだろう。
実戦は、▲4五銀△2三銀と離れ駒が出来た瞬間を狙って▲6五歩から始まった。
数手進んで左の図。
銀を先に捨てて、成るぞ銀取りの局面になった。
この局面、プロ同士なら互角でしょうがアマ初段どうしだったら、先手必勝に近いかもしれない。
この後、△7三歩▲5四飛△6五角▲7一角となって大激戦に、先手はアマが好きな手順が続くのである。
前の図から20手ほど進んだのが左の図。
金2枚を手にしての4枚の攻めなので、攻めが切れそうにもないが、谷川九段がポンと3三の桂馬を2五に跳ねた。
△3六桂からの反撃+角や馬による攻防手を狙っている。
久保ニ冠は、ここで▲4六歩と自陣に手を入れ△3六歩を消し次に攻めを狙う。
ギリギリの攻防戦は、深夜まで続いた。
この戦法、先手陣が低いので後手の攻めが来るまで時間が掛る。 そして自分だけ楽しい攻め将棋を展開できて後手がミスれば、ハイそれまでよ。(笑)
もし受け切られても、サンザン攻めて切れたのだから仕方ないさ~~~と、お気軽気分。
私ごとき実力アマ初段レベルには、とても楽しく指せそうな形である。
では、どう捌くのかは、将棋世界を買って久保ニ冠の「捌きのエッセンス」を読みましょう。
さてと、ブログも更新したので、新井製麺へ朝うどんと洒落こもう。
釜揚うどん+生卵&天ぷらがsuwa定跡。(笑)
(きしめんは、釜揚げでも面が薄いので効果無し、うどんです・・・うどん)