将棋って、教えてはいけないもの。
最近感じている奥儀(??)かな。
ご新規さんが、お母様と来られました。
駒の動かし方は、だいたい知っているが成る成れるが、まだ理解してないレベルだろうか。
飛車・角・金(複数枚)での、基本王様を詰ます練習を早速始めた。
金バージョンは、詰ます練習1手~5手。
飛車・角ブレンドは、寄せる基本練習+最後は詰みパターン。
同じパターンを何回も、何回も繰り返し、ほんの少しだけパターンを微調整(玉側の逃げ方)して、また何回も何回も繰り返す。
繰り返すうちに、最初は考えて居て手が出なかったが、段々ノータイムで手が出る様になって行く。
駒の効きなんて言葉は判らないだろうから、後ろに友達、自分と友達が居ないと王様を捕まえられない、友達は何処に居るの?・・・・・と会話しながら2時間くらいレッスンしただろうか。
芸事は、何回も同じ事を繰り返し身体で会得する。
将棋は知能のゲームであるようで、実は体験して身体で覚えるものだと段々判って来た。
だから、教えない。
何回も何回も、繰り返し駒の動きで会話していれば、良いだけなんだと。
そうやって伝えたユーシ君が、丁度1年経過しました。
6枚落ち上手が負かしに行くバージョンで戦う、上手駒損しながらも敵陣地へ入り込む事に成功するも、ユーシ君も自陣に駒を打って詰ましに来る。
美濃囲い+四間飛車の陣構え。
最後まで諦めないファイト。
もう、一人前の将棋指しだね!
アオちゃんも6枚落ち。
さすがにユーシ君より手の密度が高く、矢倉に組まれると手も足も出ない形勢になってしまうが、寄せそこなって入玉を許してしまった。
やはり基本の簡単な詰将棋を、根気に繰り返すのが大切ですね。
次回、完璧に負かして下さい。