羽生三冠の予言は、前にも何回か書いたが、要約すると。
現代は倶楽部24などの、ネット将棋で強くなって居るが、次世代はコンピュータ・ソフトで。強くなった人が現れる。
そこで、どうしたら将棋ソフトを使って強くなれるのだろうと、KRC48・SRR2000・かつお作戦・いけしお作戦など考えて教室の子ども達と一緒に試している最中である。
そんな中で、将棋ソフト激指は、こう使えば将棋が強くなる!!【1】(マイナビ将棋レボリューション激指12・激指定跡道場3)等のサイトまであって、教材作成には困らなくなったが、情報も多すぎて何を取り入れたら良いのやら迷う事もしばしはだが、管理人のつたない経験値から次の作戦を考えた。
これは、あるサイトの管理人さんは激指4段に1,000回負けたが、最近では5段+に勝てる様になった記事から子ども達の気力を鑑みて、激指3段にとりあえず100回負ける事から始めようとする作戦である。
設定1:先手自分 持ち時間無制限 後手激指3段 持ち時間無し 1手30秒。
設定2:後から感想戦で振り返るので、各種設定で最強の6段+++を設定しておく。
これで、PC側は設定完了。
自分が振り飛車で行くなら、対抗戦を選んでも相振り飛車を選んでも、好きなようにチャレンジしましょう。
もちろん自分が、後手番の練習なら逆の設定をして下さい。
さて、人間側の準備。
将棋盤と駒を用意して下さい。
PCを長く見続けると目が悪くなるので、激指3段が指した手を盤面で動かしてから、自分の考慮時間で考えて、盤で指したら激指の手をマウスで動かして下さい。
さて、これから始めるわけだが、肝心なのは激指3段は道場の講師と思う事でパソコンゲームとして遊んでしまわない事。
講師の先生に何回負けても同然なので、100回は負けましょう。
将棋の弱点は、負けると悔しいゲームなので、この悔しさを薄める為にもソフトは有効に作用します。
1日1回で良いので、将棋大会に出ていると思って、真剣に指して下さい。
勝負か終わったら、必ず振り返り(感想戦)をしましょう。
解析モードを使って、どこで形成に差が開いたのか、その時の激指4段+の手は、どんな手だったのかを見ましょう。
本当は6段+++まで行えば良いのですが、時間がものすごく必要になるので4段+レベルで充分です。
ちなみに、激指4段=道場5段 激指2級=道場初段 と言われています。
激指3段=道場4段≒研修会Dクラス≒倶楽部24R値1,800~2,000程度でしょうか。
こんな強い先生に、毎日教えて頂けると思って取組みましょう。
負けて、当たり前ですから。
そして、自分では読んでない手を指されて驚いたり感動したり、将棋の手の深さを知ることが出来れば、後は自然に強くなります。
100回負けても、1,000回負けても、最後に1回勝てれば、もう負けなくなる「オセロ作戦」としました。
注:この取り組みは、小学生5年生以上の方に、お勧めです。
将棋の指し過ぎにも、注意しましょう。(学校の勉強に影響が出たらイエローカードを、保護者様は用意して下さい。)