「TPP開国論」のウソ 平成の黒船は泥舟だった | |
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飛鳥新社 |
表記の本を再び読んでみた。この本は5月に発行されている。実は8月に一度読んで、あんまり面白くなく、途中でやめてしまった。この本、評論家で中小企業診断士の三橋氏、ジャーナリストの東谷氏、京大の先生の中野氏が書いているが、特に最後の中野先生の内容はちっともよくわからなかった。
TPPがああなって、なぜか、もう一度読んでみた。すると、三橋、東谷、中野の三先生の言っていることが繋がってわかってきた。二度目に読んで理解できることなんて初めてである。
三橋氏は、アメリカの参加の理由、三橋氏独特のデータで説明する。東谷氏は、農業に偏った問題のとらえ方を批判する。中野氏は、グローバル化、ケインズ主義、金融バブル、ナショナリズムなど、一連の世界の流れと繋がっている説明をしている。
これからTPP、どうなっていくんだろうか。日本はわずかの関税の利益以外に、具体的に何をTPPから得るんだろうか、アメリカは沢山の要求を日本にしたいと言っている。日本はTPPに何を求めんだろう。何もないのでは・・