資格マニアの徒然草ブログ

目標としていた70歳で五百資格は2年前倒しで達成、今年は百名山完登が目標、徒然なるままに書いていきます。

ペコリ事件

2012年07月23日 | ビジネス・経済
上司と部下の「最終決戦」──勝ち残るミドルの“鉄則
クリエーター情報なし
日経BP社


 私は何も予定のない日は、毎朝と毎夜、健康管理のため、自宅近くの公園を約45分ウォーキングする。朝はラジオを聴きながらだ。ラジオは文化放送のクニマルジャパンという番組だ。その番組には毎日ゲストが出演し、しゃべるが、月曜は河合薫さんである。河合さんはスチュワーデスから気象予報士、そして現在は健康社会学の博士である。

 日経ビジネスオンラインで人気ナンバー1のコラムニストの、この方の本が出たというので書店で見つけて買ってみた。「上司と部下の最終決戦」。企業のミドルの大変さを取材で書いたものだ。一つ面白かった話を紹介する。

 ぺコリ事件。実際にあった話だ。ある会社で、若手が、お客様の会社に迷惑をかけてしまった。上司はそれを聴いて、すぐ謝りに行くように指示したが、お客様はあいにく不在だった。そこで電話でもいいからまず、早めに謝るよう指示した。上司はこれでよいと安心していたら、翌日、年配のお客様から、お前の会社は何を教育してるんだ、とカンカン。上司はその場を何とか収めて、部下からいきさつを訊いた。

 若手の部下は、電話でもいないため、メールを送った。そのメールに絵文字で「ペコリ」の絵文字をつけたのだそうだ。私は絵文字はよく知らないが、工事現場のペコリと謝る人形のようなものだと思う。若手は自身の判断で良かれと思ってやったらしい。

 上司から、あるいは世間からは常識のことも若い世代は分からない。教育をしておけば防げる問題であるが、そんなことまで、と上司は思っただろう。常識力検定マナー検定もあるが、さすがそこまでの問題はないね。