資格マニアの徒然草ブログ

目標としていた70歳で五百資格、2年前倒しで達成しました、これからはジャンルに関係なく、徒然なるままに書いていきます。

統計士~統計が最強の学問である

2013年05月21日 | その他ビジネス系資格とその活用
統計学が最強の学問である
クリエーター情報なし
ダイヤモンド社


 最近ビッグデータで統計が注目されているため、この本を買って読んでみた。最初の方に書かれていること。データをビジネスに使うための「3つの問い」。①何かの要因で変化すれば利益が向上するのか?②そうした変化を起こすような行動は実際に可能なのか?③変化を起こす行動が可能としてそのコストは利益を上回るのか? である。私はこれに加えて、利益の向上する部分を見つけられるか、そこにアプローチできるか、というのが入ると思うが。

 それはとにかく、統計解析の話。19世紀ナイチンゲールの最大の功績は、戦争に従事した兵士の死因を集計した結果、戦闘で戦って負った傷で亡くなるよりも、負傷後に何らかの菌に感染して死亡した兵士の方が圧倒的に多いことを明らかにしたことだそうだ。そして戦場に清潔な病院を整備しろと軍や政治家に迫ったそうだ。これも単純だが統計の成果だ。

 本書には、いろいろな統計が出てくる。t検定、分散分析、回帰分析、重回帰分析、カイ二乗検定、実験計画法など。このうち私の場合、仕事では、回帰分析、重回帰分析、t検定などをよく使った。しかし、私の周囲の人たちはあんまりわかっていなかったようだ。コンピュータの発達とともに統計解析は便利になった。

 ということで、この統計、私は「統計講座」を学習したことがある。よく新聞などに小さな記事で広告しているあれだ。以前は、この講座を修了すると、役所に入れば、統計官・統計主事になれた。仕事はよく知らないが、国勢調査等ができる人のようだ。現在はこの制度は廃止になって、その代り統計士という民間の資格になっていると聞く。

 またこの講座、二回ほど受講したが、一回目の時は計算は電卓で、二回目の時はexcelでできるようになっていた。内容が数学のため、ちょっと難しいけれど、仕事に役に立った資格である。

コメント
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