先日、友人と飲んでいたら、日本の財政赤字の話になった。聞けば心配でしょうがないという。私は待ってましたとばかりに、何の心配もないんだと、持論をとうとうと話す、そうか、そりゃよかった、心配してたんだ、となった。なお、以下は、大半が三橋貴明氏の受け売りです。
<国の借金は1千兆円!の誤り>
いまだに財務省やマスコミのレトリックに引っかかっている人は多い。先日の新聞にも国の財政に心配している人は8割、心配してない人は1割だった。私と同じ思いの人は1割しかいない。なぜ、心配しているか。「国の借金は1千兆円」これが誤りである。「国」に借金があるのではない、「政府」に借金があるのである。そしてその借金の穴埋めをしているのは、ほとんど「日本国民」である。日本国民の国債である。従って日本国民は借金があるのではなく、「債権者」なのである。次に、金額の話。「政府には確かに借金はある。しかし、一方「資産」もある。金融資産だけでも何と5百兆円だ。こんなに持っている国は他にはない。つまり負債ー資産=純負債は5百兆円である。しかし、財務省やマスコミは純資産の話は言わない。
<国の借金は返さなければならない、の誤り>
個人は寿命が来ると死ぬから借金は金さないといけない。しかし、国という法人は死なないからわざわざ借り入れを返済する必要はない。借入れを減らしている国など世界中探してもないのである。経済成長が税金を増やし、インフレで目減りするから、借入金の比率を管理すれば、財政は十分なのである。
明日に続く。