資格マニアの徒然草ブログ

目標としていた70歳で五百資格、2年前倒しで達成しました、これからはジャンルに関係なく、徒然なるままに書いていきます。

トルコ紀行その2 教会とモスクが共存する街

2014年07月11日 | 旅行系資格&世界遺産検定資格とその活用
 本日は、終日イスタンブール市内観光。イスタンブールにはイスラム教の「ブルーモスク」、ビザンチン・キリスト教とイスラム教が混ざった「アヤソフィア」、どちらも街のシンボル的な巨大な建物だ。ブルーモスクは、オスマントルコ時代のトルコブルーを使った細かなモザイクが美しい。
     

 アヤソフィアは、神聖ローマ帝国時代の建築だが、後にオスマントルコに征服され、モスクとして使った。写真のイスラムのお祈りする場所は、教会の中心線より、微妙にずれている。これは、キリスト教会は、エルサレムの方向に作られているが、イスラムはメッカの方を向いているため7度ずれているそうだ。
    

 地下宮殿は、実は街の貯水池。貯水池の割に大理石でできたなんとも言えない、幽玄な雰囲気だ。途中、メデューサの頭がさかさまになって柱の土台になっている。これは、ギリシア時代の建築物を壊して材料として持ってきたが、気持ちが悪い(メデューサは人間を石にしてしまう。ドラえもんの映画でもドラエモンとノビ太が石にされてしまった)ため、中世の当時に人は、気持ちが悪いのでさかさまにして使ったそうだ。最近の発掘で発見したものだ。
    

 そしてオスマントルコの王宮「トプカ宮殿」、あのハーレムもここにある。いずれもモザイク模様が美しい。王宮の宝物館には、マホメットの遺品が展示され、また王様の宝物も沢山展示されている。日本で展覧会をしようとしたが保険会社に断わられたという大きなダイヤモンドが飾られている。そして外は美しいボスポラス海峡。
      
 モスクと教会が仲良くあるのは、他のイスラム国と違って、現在のトルコは政教分離で、宗教は自由なのだそうだ。朝、コーランの声が町中に聞こえ、ラマダンの月なんだが、隣のキリスト教徒は気にせずに仕事をしている。

 ブルーモスク、アヤソフィア、地下宮殿、トプカプ宮殿、ボスポラス海峡の美しい風景。一生に一度は訪れたい街である。

コメント
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