だから日本はズレている (新潮新書 566) | |
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20歳代の社会学者の辛口日本論でる。書店に並んでいて、気になっていた。以前から読んでみたいと思っていた新書である。
確かに辛口の評論だが、あんまり興味はわかない。事象をナナメから切り込んではいるが、どうもナナメ過ぎてあんまり面白くない。
その中で、「ソーシャルネットワークに期待するな」の章が興味を引いた。ソーシャルネットワークは、企業でもいろいろ取り組んではいるが、それほど、影響力はない。商品を販売するなら、やはり、テレビや雑誌には勝てない。ソーシャルメディアの相性がいいのは、数千から数万のを対象とする業界である、と筆者は言う。
なるほど、これはいいことを聞いた。資格試験の受験者数はこのレベルであることが多い。またガス業界もこのレベルである。ソーシャルメディアの使いどころということか。
そういえば、ブログも、日本でトップクラスでも1日10万とかいうレベルだ。テレビや新聞などは数千万のアクセスがある。こりゃ比べものにならないな。ソーシャルメディアは、ニッチな世界、隙間の業界に適している。一つ知識を学んだ。