3月××日
今日は朝三時起き、首都リマからバスで4時間の世界遺産ナスカへ。ナスカのセスナは午前中の方が天候が良く飛ぶ可能性が高いそうで、早朝出発となった。早朝というよりまだ夜中だな。
セスナ機の空港に到着し、チェックイン。このチェックインが面白い。一人ずつ荷物を持って体重を測定する。ちょうど競馬場の騎手が体重測定すると同じ要領だ。なんでも機体のバランスを取るためだそうな。飛行時間は全部で1時間半、往復1時間は空港からナスカ平原の往復、地上絵の観光は実質30分だ。
搭乗するセスナ
操縦士と記念写真
ナスカの大平原は、砂漠。その砂漠に無数の直線が描かれている。操縦士がカタコトでクモやハチドリなどを言う。高度5百mからその地上絵を探す。決してわかりやすい絵ではない。赤茶けた土地に曲線が描かれているのをやっと見つける。全部で十数か所の絵の周りを旋回してくれる。私は宇宙人がよく見えたが、他はぼんやりしていて見辛い。
宇宙人の絵、黒丸を付けた部分
宇宙人の拡大、これでわかるでしょう
操縦士が気を利かせて地上絵付近では、右旋回と左旋回をしてくれる。それはいいのだが、セスナ機に「酔う」のである。今回の観光客ほぼ全員が酔ってしまって、降りた時には吐いた人もいた、私も気分悪い。
こんな感じで砂漠に線が沢山ついている
セスナから地上絵の写真も撮ったが、よく映ってはいない。セスナは飛行速度が速く、一瞬を撮るため、撮影はなかなか難しい。肉眼で見えたから良しとするか。明日はインカの首都クスコである。(続く)
ホテルのバーで、寝る前に、ピスコサワーで一杯