執筆に苦戦中である。昨年12月に一応原稿を完成させ、出版社からの連絡を待った。事情があり少し遅れて打合せ。するとかなり問題があることが判明。
まず、ページ数の問題。分量が多すぎて、このままでは価格が予定よりかなりオーバーしてしまう。それでどこかを削ることにした。文章自体の短縮は難しい。色々考えて、私の思い入れの少ない資格については10個ほど全文削除することにした。
次は、写真。以前は、デジカメなどのデータは重いため、縮小して保存していた。ブログなどにもその解像度の落ちるデータを用いていた。そうでないと入らないブログもある。これがネックになった。書籍化するには元の解像度の高いデータでないと、ぼやけるため受け付けないそうだ。というわけで、昔のパソコンを引っ張り出し、4つのパソコンとデジカメ、スマホに残っているデータを探した。中にはすでに消去されているものもあり、残念ながらあきらめるものもでてきた。
もう一つ問題がある。著作権だ。引用と参考のルールを厳密に区分するようするように指導された。著作権のことは何冊か書いているから知ってるつもりだが、この出版社はかなり神経を使っている。引用する場合は、1頁の10~15%以内、直後に引用したHP、引用した年月日時間、それにURLを入れる。15%というと引用は4,5行である。その下に引用先を入れると中には3行になることもある。引用と引用先の説明が同じくらいの長さになってどうも変だ。従って引用は極力少なくする。書き直しだ。
仮に公的なデータも、引用する際は、工夫して新しい価値を生じるように加工するようにする。これは結構難しい。従ってグラフもかなり減らす。ほかに図表は全て別ファイルにする、文章をですます調に変えるなどもあって、ほぼ全面改訂となった。
まあ、大変な作業になってしまった。それでも何とか4月上旬には私の改訂作業は終了した。この後は、出版社の作業は文章と図表のデザイン、私はその後、初校、二校と続く。出版されるのは秋かな。