昨日に引き続き、新人研修の内容。「計画達成を検討する研修」を行った。正確には小説ザ・ゴールでおなじみのTOC(制約理論)のうち、アンビシャス・ターゲット・ツリーという内容だそうだが、名称が難しいため、これは参加者には言わない。そして私も知らない研修のため、私の会社のパートナー講師にお願いした。
この研修は、数人が1グループになり、ある目的を達成するための障害は何か、障害を解消する中間目標、そして行動手段を順に出していく、というものだ。
計画達成の障害を付箋に書き出し、ホワイトボードに貼り付ける。次にその障害を解消した状態(中間目標)を描き、付箋に書き、同じくボードに貼り付ける。最後は中間目標達成のための具体的な行動を書き出し、付箋を貼る。最後の具体的な行動をすれば計画は達成できる。中間目標は、その達成に順番がつく可能性があるため、その達成順序をフローにする、これで完成だ。
障害は意外に沢山の項目が出てきた。それだけ皆心配しているんだろう。そして中間目標や、行動目標もそれに合った数だけ出てきた。ホワイトボードがいっぱいになる。
この研修は、どのような企業でも、どのような計画でも適用できそうだ。ポイントは、中間目標を書きだすと、それ以前の障害などは考えないでよい。これは考えやすい方法だ。そして皆参加できるため、結果に納得感が出る。
今回も最後は各チームの発表、具体的な行動目標や中間目標の実現フローチャートを聞いていて、納得感があった。この研修、なかなかいいな。