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土曜の午後は、組織開発研究会の月例会に久しぶりに出席、この日は、TOCforEducation という研修であった。TOCは、制約理論と言って、ゴールドラット博士のベストセラー小説ザ・ゴールに登場するボトルネックの理論だ。その一部を教育用にしている。講師は、写真の書籍に登場する但田先生とその仲間ファシリテーターの方々。
この研修は、3つのツールを学習する。因果関係の繋がりで整理する「ブランチ」、対立を解消する「クラウド」、そして、目標を掲げて一段ず登る道具の「アンビシャスターゲット」である。
今回は、「日本は移民を進めるか」というテーマを使って3つの手法を学習した。ブランチでは、私、「移民を進める」と「日本人の収入が減る」としたが、その手前に因果が沢山あって、なかなたどり着けない。一気にジャンプすると他人にはわからない。(写真はブランチ)
クラウドでは、移民を進めると、「日本経済が活性化する」チームと「治安が維持できない」チームに分かれて議論。最終目的は「日本が安定する」ことで一緒なんだが、その過程が異なる。妙案は浮かばなかった。
(写真はクラウド)
最後のアンビシャスターゲットツリーでは、「日本への観光客をふやす」ための障害を沢山出し、中間目標を設定する。例えば、日本では、イスラムの食事は制限される。それを解消する中間目標として、イスラムのレストランを増加させる、行動目標として、1駅に1か所レスランを作れるように補助金制度を作るなどだ。
(写真はアンビシャスターゲット)
この手法は、テーマは何でも可能だ。内容によっては子供でも使える。夏に4日間の研修があるそうだ。京都開催とか、資格マニアとしては、ちょっと気持ちが動くな。