週刊ニッポンの国宝100 6 姫路城/鳥獣人物戯画(ヒメジジョウ チョウジュウジンブツギガ)[分冊百科] (2017年10/31号) | |
クリエーター情報なし | |
小学館 |
ニッポンの国宝第6巻は、姫路城と鳥獣戯画だ。まだ6巻目ということもあって、Aクラスの国宝が多い。姫路城は実は二度ほど登城している。修復中と修復後だ。修復後は、お城はずいぶん白くなった。(写真)
また、ドローンが飛んできて、屋根に引っかかって止まったというニュースも登城した翌日に聞いた。このお城、地理的には、あの黒田官兵衛の土地だ。ただ今のような立派な城ではなかった。このお城には「キリシタン瓦」というのがあって、官兵衛もキリシタンだったのだが、時代はちょっと違うようだ。地元では、官兵衛とキリシタン瓦を無理やりくっつけたいようだが。
もう一つの国宝は、鳥獣戯画だ。この国宝の所蔵は、京都の高山寺だが、ここにはレプリカが飾ってある。ほんものは、京都国立博物館だ。ただし、めったにホンモノは展示されない。昨年だったか、一昨年だったか、東京国立博物かで展示会があった。この戯画は、展示会の前半と後半で半分ずつ展示された。後半は早朝自宅を出て、上野で2時間くらいだったか並んで観た記憶がある。並んだ順番はもちろん先頭ではなかった。私と同じような、国宝マニアがいて先を越された。
この戯画、平安時代のもので、おそらく日本で一番人気のあるマンガだろう。私もクリアファイルを買って書類入れに使っている。もしまた展示会があれば、たぶん行くだろう。著作権もとっくに切れているからプレゼンの表紙など何にでも使ってもよいはずだ。ユーモアがあってなかなかですよ。