九州続・百名城はまだ3城が残っていた。年明けは、角牟礼(つのむれ)城、牟礼は古代の朝鮮語で山、尖った山という意味らしい。今日は登山ということで、ストックに、飲料、タオルなど準備は万端。ツアーのうち、一組はきついので登らないそうだ。それもよい選択。
ちょっと岐阜の苗木城に似てるな。地学的にはビュートとかメサとかいうそうな。あのてっぺんまで行くのか。
戦国時代、島津が6千の兵で攻めたが、大友は1千の兵で追い返し、難攻不落の城と呼ばれた。時代は下って、江戸時代に入封したのが、来島氏。しかし、格式が下、ということで、麓の陣屋住まいとなってしまった。山城は入山禁止となったが、皮肉にもこれが現代までの保存の役目を果たした。
さて、登城。標高差は240m、結構きつい階段が続く。皆きつそうだ。
12月上旬、九州の方はまだ、紅葉が残っている。真っ赤だ。
そして、大手門跡に到着。
この石垣は、穴太積、滋賀の穴太衆の積み方がここまで伝播している。
さらに登って、二の丸へ。
そして、山頂の本丸だ。
本丸北側の石垣を修復中だ。石に一個一個番号が振られている。
展望所へ下ると、何と!雲海だ。めったにこんなチャンスはない、ラッキー。
下って三の丸へ。駐車場があるが、我々の乗ったバスは、ここまでは登れない、従って、山道を登ってきたのである。
角牟礼城、登るのは大変だったが、一番印象に残った城であった。