さて、残り少なくなってきた続・百名城巡り、今年もやります。まずは紀伊の新宮城へ。新幹線で名古屋、そして特急南紀で新宮で下車。歩いて、阿須賀神社へ。ここでスタンプを頂き、新宮城へ。
新宮城は、関ケ原の後、新宮領主として浅野幸長が入国し、築城。その後移封され、水野氏が入った。何度かの地震や火災にあいその都度修復、明治の廃城令で廃城になった。今は石垣だけが残ってる。
本丸の石垣。一部は、切り込み接ぎだ。
出丸を撮影。熊野川に面している。この日は、いい天気で冬とは思えない暖かさだった。
虎口と石段、いいねええ。
鐘の丸から下の水の手を眺める。この城は、熊野川に面して水の手があるのが特徴だ。
水の手に降りて、下からお城を仰ぐ。ここ、登り返すの大変だなあ。
水の手には、炭の倉庫が沢山あったそうだ。炭は当時の換金商品。ここから船で各地に運ばれ、藩の財政を潤した。
さて、水の手から本丸に登り返さず、そのまま歩くと、熊野三山の熊野速玉大社が近い。もう登り返すのは嫌だから、このまま、熊野川に沿って歩く。熊野速玉大社、この神社、かなり以前、ツアーで来たことがある。熊野三山の一つ、世界遺産だ。
さすが世界遺産。厳かな雰囲気だ。
新宮の観光案内では、標準コースで、世界遺産熊野に関連した箇所を巡るようになっているが、なぜか新宮城跡は入っていない。続・百名城と世界遺産ではネームバリューが違うということか。そういえば、新宮城、街はもう一つ力を入れてないような気がする。百名城・続百名城巡りもこれで、189城目。