資格マニアの徒然草ブログ

目標としていた70歳で五百資格、2年前倒しで達成しました、これからはジャンルに関係なく、徒然なるままに書いていきます。

人財開発研究会はユニーク社内制度

2014年07月16日 | 診断士活動(研究会)
 月曜の人財開発研究会は、S会員の発表で、「ユニーク社内制度で社員のやる気と定着率アップ」。良好な職場環境の形成、社員の愛の4つの原則、ユニーク社内制度事例である。

 社員の愛の原則は、S会員の作成した言葉。①名前を覚える、②あいさつをきちんとする、③ほめる、④感謝する、である。カーネギーやリッツカールトン他沢山の例に始まって、サンクスカードやホメール、スタンプマラソンなどが話された。

 いずれもそれほど費用が掛かるものではなく実施できるものだ。経営者がその気になってやること、女性社員や若い社員が先頭に立ってやること、などの意見が出た。

 今回は参加者が27名と、近年にはない多くの参加者があリ、大盛況であった。終わって、近所の中華屋で暑気払い。終了は夜22時過ぎであった。
  
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トルコ紀行その3 世界遺産になれなかった遺跡

2014年07月15日 | 旅行系資格&世界遺産検定資格とその活用
 第3日は早朝イスタンブールからトルコ国内線で、イズミールへ。イズミールからバスで1時間ほど、「エフェソス」遺跡に着く。古代都市の遺跡である。彫刻や建物には、古代ローマのハドリアヌスやトライヤヌス、ギリシア神話のヘルクレスやナイキ、エルメス等が登場する。

 まずはアルテミス神殿跡。ここは古代の世界七不思議のひとつである。柱が1本だけ立っていて、実に寂しい。エジプトのピラミッドやメソポタミアの空中庭園等と並ぶ壮大な神殿があった場所だ。
   
 古代ローマは浴場と競技場が特徴だ。ここの競技場は2万5千人収容のものだがよく残されてほうだ。このエフェソスは、世界遺産ではない。なぜかというと、復元が多い、すなわち手が入り過ぎているからだからそうだ。事実ローマ皇帝のハドリアヌスの門もどこかの国がスポンサーになって復元工事中である。もったいない。そのままにしておけばいいのに。
      

 さらに頭のない彫刻が多い。これはガイドさんによると、帝国主義の時代、トルコは力が弱かったたため、他の国が頭だけを切断して持ち帰ったそうだ。持ち帰った国の博物館にはちゃんと飾られている。国が弱いと、文化財までもが盗まれる。

 バスで、さらに「パムッカレ」へ。ここもヒエロポリスという古代遺跡が埋まっており、その崖に有名な石灰棚がある。古代遺跡は、まだ大半が埋もれたままで、スポンサー待ちだそうだ。
      
 パムッカレは、現地語で、白い綿という意味で、なるほど、真っ白な棚が並んでいる。裸足で石灰棚に入ることもできる。
   
 パムッカレのそばのホテルに一泊。温泉プールと古代のローマ風呂が売りものの宿だ。古代ローマ人になったつもりで水泳とテルマエロマエを楽しむ。
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プロ講師養成講座15期がスタート

2014年07月14日 | 診断士活動(マスターコース)
   
 昨日、第15期の中小企業診断士プロ講師養成講座がスタートした。私はこの講座は、毎年ではないが、4回目の受講である。場所は中央区の公共施設。地方から来る人も参加しやすいように、10時半スタートとなっている。

 まずはこのコースの目的、スケジュール、カリキュラム、それに名簿の紹介。今回は受講生は11名、事務局が1名だ。そして、プロコンの心得、プロ講師のコツ。

 そして一人5分間の自己紹介。皆コンサルタントだけあって、スピーチはうまい。私は名簿順で最後。1テーマ1分で5テーマを話す。プロフィール、ガス業界の仕事、プロ講師養成講座とのかかわり、資格マニア、そして今回の抱負である。

 午後からは、教育とは何かの講義、今までの資料と違ってレベルアップしている。さらに研修商品について30分間のグループ討議。最後は、上手な話し方のコツ、ボイストレーニング、プレゼンテーション。

 プレゼンは、3分プレゼンシートに記入して、全員がプレゼン。今度は私が最初だ。私は合宿研修の結果について話す。終わって半数が懇親会。19時頃終了し、軍師官兵衛の「本能寺の変」に間に合った。

 私は、なぜ4回も通学するかというと、新しい資料ならそれを自分のものにし、前回と同じ資料なら自分だったらどのように講師をするかを考え、そして人脈を作る。他の受講者の3分プレゼンや、研修商品紹介(1時間ほどしゃべってくれる)を聞いて、参考にすることだ。

 研修商品の紹介は、皆、気合を入れて作っているだけあって、それぞれ講演会を聞いているようだ。これでリピート受講は、半額4万円である。私は安いと思っている。これから1年充実したコースにして行きたい。
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ネットショップ検定対策認定講師として紹介される

2014年07月13日 | IT系資格とその活用
2014-15年版 ネットショップ検定公式テキスト ネットショップ実務士レベル1対応
クリエーター情報なし
日本能率協会マネジメントセンター


 ネットショップ能力認定機構の事務局からの依頼で、認定講師として紹介したいという。以前ネットショップ実務士の公式テキストの改訂を行った関係で、声がかかったものだ。
   

 イスタンブールで依頼のメール受け取り、トルコ帰りの飛行機内で、資料を作成。帰国して写真と本文をメールした。すると、その翌日に先方のHPに掲載された。実に素早い。ネットショップというスピードが命という業界ならではであろう。

 こんな自己紹介になっています。こちらです。
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雑誌企業診断に連載!!

2014年07月12日 | 中小企業診断士資格とその活用
企業診断 2014年 07月号 [雑誌]
クリエーター情報なし
同友館


 雑誌企業診断7月号に私の記事が紹介された。6月号に続き連載である。「あなたを助ける資格の取り方・活かし方(後編)」として、「セカンドライフを助けるライセンス」という記事だ。4ページの掲載である。

 セカンドライフを豊かにする資格として、①独立・転職のための資格、②継続雇用をより確実にする資格、③ボランティア・社会貢献の資格、④自分を磨き、趣味を極める資格の4分類で、合計15ほどの資格を紹介している。そして最後に、資格学習のモチベーション維持のコツについても紹介。

 記事を書いていて気が付いたことがある。写真の重要性だ。この手の記事を書くときは、適度に図表を入れると読みやすくなる。それとともに写真をまた適度に入れると、読者にイメージが浮かぶ。

 ところがその写真がなかなか手に入らない。人の写真を無断で使うのは、著作権侵害である。有料でネットから購入する方法もあるが、結構お高い。そこで、私は、自分でコツコツ写真を撮って貯めるようにしている。どんな記事が必要になるかは、直前になってみないとわからない。その時に困らないためだ。

 これで、企業診断の連載は終わり。あとは、ガスエネルギー新聞の連載が9月までである。もうちょっと、頑張る!!
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トルコ紀行その2 教会とモスクが共存する街

2014年07月11日 | 旅行系資格&世界遺産検定資格とその活用
 本日は、終日イスタンブール市内観光。イスタンブールにはイスラム教の「ブルーモスク」、ビザンチン・キリスト教とイスラム教が混ざった「アヤソフィア」、どちらも街のシンボル的な巨大な建物だ。ブルーモスクは、オスマントルコ時代のトルコブルーを使った細かなモザイクが美しい。
     

 アヤソフィアは、神聖ローマ帝国時代の建築だが、後にオスマントルコに征服され、モスクとして使った。写真のイスラムのお祈りする場所は、教会の中心線より、微妙にずれている。これは、キリスト教会は、エルサレムの方向に作られているが、イスラムはメッカの方を向いているため7度ずれているそうだ。
    

 地下宮殿は、実は街の貯水池。貯水池の割に大理石でできたなんとも言えない、幽玄な雰囲気だ。途中、メデューサの頭がさかさまになって柱の土台になっている。これは、ギリシア時代の建築物を壊して材料として持ってきたが、気持ちが悪い(メデューサは人間を石にしてしまう。ドラえもんの映画でもドラエモンとノビ太が石にされてしまった)ため、中世の当時に人は、気持ちが悪いのでさかさまにして使ったそうだ。最近の発掘で発見したものだ。
    

 そしてオスマントルコの王宮「トプカ宮殿」、あのハーレムもここにある。いずれもモザイク模様が美しい。王宮の宝物館には、マホメットの遺品が展示され、また王様の宝物も沢山展示されている。日本で展覧会をしようとしたが保険会社に断わられたという大きなダイヤモンドが飾られている。そして外は美しいボスポラス海峡。
      
 モスクと教会が仲良くあるのは、他のイスラム国と違って、現在のトルコは政教分離で、宗教は自由なのだそうだ。朝、コーランの声が町中に聞こえ、ラマダンの月なんだが、隣のキリスト教徒は気にせずに仕事をしている。

 ブルーモスク、アヤソフィア、地下宮殿、トプカプ宮殿、ボスポラス海峡の美しい風景。一生に一度は訪れたい街である。

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トルコ紀行その1 飛んでイスタンブール

2014年07月10日 | 旅行系資格&世界遺産検定資格とその活用
 昼頃、成田を出発。シベリア経由でトルコイスタンブールへ。写真のような画面が座席の前に出る。なかなか進まない。イスタンブールまで11時間だ。
  
 機内では、エネルギー管理士の熱利用設備の3サイクルを学習。他にやることがないから、進む進む。

 シベリアの大地からようやく海が見えた。黒海である。その先はあのクリミア半島なんだが、残念ながら見えない。飛行機は、黒海からマルマラ海(黒海とエーゲ海をつなぐ内海)まで行き、ユーターンしてイスタンブール空港へ。

    

 イスタンブール市内に入ったのは、夕方。イスラム教のモスクが見える。キリスト教会が見える。ローマ時代の水道橋が見える。千年も世界の中心の一つだった街らしい。

 ホテルは、新市街のインターコンチ。驚いたのは、ホテルの説明を聞いた後、全員サインをさせられる。どうやら、聞いた後は、自己責任ですよ、という意味らしい。新自由主義もここまで来たか、と感じる。

 ホテルの部屋からは、ヨーロッパとアジアの結ぶ大橋が見えるが、残念ながら、別のホテルが邪魔になっている。それでもそこそこの夜景である。
  
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播磨灘物語と命令一元化原則

2014年07月09日 | 中小企業診断士資格とその活用
新装版 播磨灘物語(3) (講談社文庫)
クリエーター情報なし
講談社


 播磨灘物語も後半だ。毛利との戦いで、秀吉軍が播州の城を取り囲む。しかし、毛利の援軍が大軍で、秀吉方は、負けそうになる。そこで、秀吉は信長に援軍を頼む。信長も多方面で戦をしており、本人は加勢できない。従って、あちこちから、少しづつ兵を裂き、播州へ応援隊が出発する。

 しかし、現地では、秀吉の言うことを聞かない。謀反を起こした荒木村重が代表だ。俺は信長の部下だ。三木城を攻めろと言われてきた。秀吉の言うことは聞かない、となる。

 これは経営学でいう、命令一元化原則である。指揮命令系統が違うと、もう指示は行き渡らない。最後はこのため、信長が出馬し、本能寺で明智の裏切りに合う。

 この命令一元化原則の対応では、昔からいろいろな工夫がされてきた。その代表が、マトリクス組織である。ワンマンツーボスと言って、一人の部下を二人以上の上司が使うものだ。もっとも命令が違ってくるときは、別途ルールが必要だ。

 私もこのマトリクス組織で仕事をした時があるが、順調なら実に効果的効率的な組織だ。但し一端トラブルが起きると、修復は難しい。どんな組織かって? 経営学の組織論をパラパラめくると、きっと出てきますよ。

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防空識別圏ってそうだったのか

2014年07月08日 | ビジネス・経済
田母神戦争大学 心配しなくても中国と戦争にはなりません
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産経新聞出版


 標記の書籍を手に取る。私は、別にガチガチの保守でも何でもない。安倍自民党総裁を応援した流れで、そっちの方向の本をよく読むようになっただけだ。数年前までは、35年間、あの朝日新聞をずっと購読していた人間である。

 戦争を知らないと世界についていけないと、筆者はいう。細かな内容はお読みいただくとして、驚いたことを一つ。「防空識別圏」というのがある。東シナ海に中国が引いて問題になっているやつだ。

 あの防空識別圏は、別に他国と重複しているも何ら問題ないそうだ。東シナ海以外では、かなりラップしているそうだ。そして、ここが自国の防空識別圏だ、ということは別に他国に通告する必要もないそうだ。事実秘密にしている国もある。東シナ海は、昔、アメリカ軍が引いたため、日本、韓国、台湾はそれに従って引いているため、重複していないだけだ、という。

 ならば何が問題か、防空識別圏を領海のように扱うことが問題だそうだ。民間飛行機に計画書を提出させるなどは、領海の場合しかしない。これが中国の問題だという。

 話は変わるが、本書に書かれている、最近できたNSCという組織、リスクマップをやるらしい。リスクマップとは、影響度と頻度を両軸にして、リスクの程度を評価するものだ。このリスクマップは、企業の戦略によく使われる。

 私の管理者研修も必ず、このリスクマップを学習する。会社のリスクマップ、職場のリスクマップ、これらで、普段あんまり考えたことのない、リスクをしっかりと頭に入れることができるのである。それとリスク検定というのがあるが、こちらは最近はとんとご無沙汰している。

 
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播磨灘物語とコーチング

2014年07月07日 | 中小企業診断士資格とその活用
新装版 播磨灘物語(2) (講談社文庫)
クリエーター情報なし
講談社


 引き続き、播磨灘物語を読んでいる、全四巻だ。秀吉には竹中半兵衛と黒田官兵衛の二兵衛がついていた。これは歴史物語でも有名な話で、指揮官を助ける軍師、参謀の役割が重要だということは広く知られている。

 ちょっと外れるが、私は、秀吉が、コーチングの相手役を持っていることに着目した。全四巻のどこに書いてあったのか思い出せないが、とにかく書いてあった。秀吉は、時折、その人物と世間情勢の話をする。ただし、その相手は、決して戦術家でも何でもない。素人だ。これこそ、コーチである。

 秀吉はそこでまた何かを掴んだのだろう。コーチングの基本は、「答えはクライアントの心の中にある」そしてそのためには「パートナーが必要」で、パートナーである、コーチがクライアントと話しているうちに、クライアントが、自分の話していることが整理でき、自分で答えを見つけるというものだ。もちろん、播磨灘物語の著者、司馬遼太郎氏の時代には、コーチングという言葉はなかったから、そんなことは書いてない。

 しかし、明らかに、相手役はコーチなのである。こんな役割、歴史物語を読むと、日本か、中国かわならないがどこかに出てきそうな気がするが。
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GTDの実現

2014年07月06日 | IT
 GTDという言葉、私のビジネス出版アカデミー時代の同級生Nさんが、企業診断ニュースという、診断士の月刊誌に寄港したのを見て、初めて知った。
   
 GTDとは、Getting Things Done の頭文字で、頭にあるやらないといけないことを、洗い出し、スマホなどの書き込み、整理するツールである。スマホの発達で普及してきたようだ。

 先月号は、概念だけで、よくわからなかったが、今月からソフトウエアの話になり、よくわかるようになってきた。さっそく、ダウンロードしてみようとしたら、このソフト「Nozbe(ノズベ)は有料である。月900円くらい。ちょっともったいないので、躊躇してしまった。
 
 この解説、来月号にも載るそうだ。全部読んでからでもいいか、ということで、お気に入りに入れたままにする。

 しかし、頭から離れない、気になる仕事やプライベートなこと。サラリーマン時代は常に10個くらいあって、手帳に書いては消してはしていた。そのソフトは、どの機器からでも、メールで送るしくみになっている。これなら機器を選ばない。次の展開が楽しみである。

 それにしてもビジネス出版アカデミーの同級生はこれで私を含めて4人がデビューした。頑張ってるな~~。
  
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若者は本当に右傾化しているのか

2014年07月04日 | ビジネス・経済
若者は本当に右傾化しているのか
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アスペクト


 インターネットテレビなどでときどき見かける古谷経衡氏、若い方の著書である。書名は知っていてちょっと気にはなっていたが、思い切って購入。

 マスコミでは若者は右傾化しているという。永遠のゼロの人気や、サッカーで日の丸を振り熱狂する若者が多い。都知事選で田母神氏に人気が集まる。ネット右翼が過激な書き込みをする。いずれも私自身も感じているものだ。そして著者は、一つ一つデータを挙げて反論する。

 まず、インターネットは、若者のものか、これは違う、ネット利用の平均年齢は何と38歳、40歳近い。もうネットができて随分経ってる。ネット世代は若くないのである。30歳代、40歳代が中心だ。ネット右翼は若者ではない。

 次に、永遠のゼロは、戦争回帰ではなく、単に映画の作りこみがよくできていて、見ていて面白いから。別に戦争回帰として観てるわけではない。サッカーだって、面白いから熱狂してるだけだ。もともとの左翼や右翼が勝手に意味を見つけて自分の都合のいい方に解釈してるだけだ。

 田母神さんの支持だって、数字上は確かに20歳代では田母神さんの支持割合が多いが、これはもともと選挙に行く率は20歳代は低く、そのため、田母神さんが目立っただけで、実数は30歳代以上の方が多い。木を見て森を見ずである。

 もし若者が保守化しているなら、若者の最も重要な課題、「貧困化」に対してはどうなんだろうか。産経新聞に代表される「保守」は、憲法改正などは熱心だが、「若者の貧困」に関してはまったく意見が発信されない。なぜだろうか、著者が分析すると、保守世代は、貧困とは無縁の高齢者層なのだそうだ。だから若者の貧困化には全く反応しない。反応するのは、共産党や社民党などだそうだ。そういえばそうだね。

 最後に著者は、ソーシャル保守という概念を提唱するが、私にはどうもピンとこない。とにかかく貧困化する若者を都合のいいように、保守そして憲法改正の勢力に利用するのはやめてもらいたいものだ。
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孫子の兵法

2014年07月03日 | ビジネス・経済
なるほど!「孫子の兵法」がイチからわかる本
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すばる舎


 以前から読んでみたかった本である。孫子の兵法の解説本は沢山出ているが、一番読みやすそうな本を買った。孫子の兵法とは、原文では、6,000字、400字原稿用紙で15ページ程度のものである。そして13篇からなっている。13篇とは、わかりやすく書くと、戦う前の準備、作戦、はかりごと、態勢、勢い、虚をつく、軍の動かし方、指揮官の対応、陣形、土地環境での心理、火攻め委・水攻め、スパイである。

 この本は、孫子の兵法の漢文の後に、現代語訳、そして解説、主に今のビジネスに適用した例が書かれている。この例がどうもぴったり来ない。もちろん名解説だというものもあるが、私のように経営戦略や戦術を専門に学習する人間からすると、内容がやや陳腐なものもある。

 孫子の兵法が最も訴えたかったのは「戦わずして勝つ」だそうだ。これは納得できる。現代のマーケティングの考え方そのものである。2500年前に書かれた内容だが、孫子という人、大したもんだ。三国志の曹操や、武田信玄、ナポレオン、東郷平八郎、毛沢東といった人々も愛読書だったという。すごい本だが、今度は、ちょっと違った解説本を読んでみよう。

 なお、孫子に関する検定がけんてーごっこにあります。こちらです。やや難しいですが、いかがですか。

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播磨灘物語とPM理論 

2014年07月02日 | 中小企業診断士資格とその活用
新装版 播磨灘物語(1) (講談社文庫)
クリエーター情報なし
講談社


 播磨灘物語を読んでいる。この文庫本、タイトルは以前から知っていたが、黒田官兵衛の物語だとはちっとも知らなかった。この物語のストーリーは,NHK大河ドラマである。

 という訳で、ストーリーはこっちにおいておいて、今日は登場する人物の行動について分析する。経営学の一部に、行動科学という分野がある。そのなかで、リーダーシップ理論というのがあって、PM理論を私は研修で説明している。

 このPM理論というのは、リーダーは、仕事に強い興味を持つのをP(パフォーマンス)、人間に強い興味を持つのをM(メンテナンス)という軸で計り、PもMも強い興味を持つのがリーダーとしてはよいと、昔は言われた。

 織田信長は、まさにPの人である。また、羽柴秀吉は、Mの人である。そして黒田官兵衛はさしずめ、PとM両方に強い興味を持つ、一昔は理想的なタイプであろう。

 一昔は、と書いたのは、いつでもPMに強いタイプがいいということではない。新入社員などは、Pのみに関心でよいし、定年前のベテランは、PもMも興味を満つ必要はない。

 物語は、合理主義Pの信長、人たらしMの秀吉、両方の官兵衛と、どんどん進んでいく。
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独立して3年経ちました

2014年07月01日 | 執筆・講演・診断
新・中小企業診断士の実像
クリエーター情報なし
同友館


 本日7月1日で、独立して3年になります。早いものです。私は、もともと資格マニアでいろいろな資格を取ってきたのですが、48歳の時に幸運にも中小企業診断士に合格しました。診断士は5年で30日間ほど中小企業の診断をしないと資格が更新できません。その診断を経験するうちに、これは面白い、自分にとって新しい分野で仕事ができると思い、またいろいろな資格も使えるな、ということで、50歳手前で独立を決心しました。

 その後5年間、会社では直属の上司だけには話しましたが、それ以外の人には言わずに、着々と準備をしてきました。そして予定通り、5年後の55歳に独立しました。ただ独立直前に東日本大震災があり、飲酒を伴う送別会などは原則禁止となり、社内の知り合いはいつの間にかいなくなってしまった、と感じているようです。

 その後半年間は、雑誌の原稿書きや、試験監督、BCPのコンサルティングなどをやりましたが、大きな仕事はなく、これではいけないと、ガス分野の資格取得支援、ガス業界の管理者研修を開拓していきました。おかげさまで、その半年後には、1社の管理者研修、1社のコンサルティング、資格試験問題集を1冊出版できました。

 それ以来、人材育成を専門として、2年間で、階層別管理者研修を4社、特に専門のコーチングは10回近くになります。今後も、自分の研修商品を増やして、積極的に研修をやっていこうと思っています。

 コンサルティングは、現在1社の年間契約をしています。こちらは業界のコンサルティングを中心に、公的な仕事も時々いただくため、徐々に増やしていこうと思っています。

 また、資格試験の講座も3年目、動機付けセミナーも年に数回、インターネットによる動画講座も2年目、業界紙での連載も2年目になります。最近は、ガス業界だけではなく、土木業界の資格講師にもチャレンジを始めました。

 著作も、1年目に作った共著(写真のもの)以外に、資格関係で改訂を含めると6冊になりました。今度は何とか、資格試験の学習方法や、資格の楽しみなどの書籍を考えて、出版社に売り込みをかけたいと思います。雑誌も診断士関係で4回、その他の雑誌でも数回寄稿・取材を受けています。

 メディア出演も、独立して、TBSテレビ、テレビ東京、フジテレビと年に1回程度出演依頼があります。年を取ってくるとだんだん依頼もなくなるそうです。儲かる仕事ではありませんが、先方から依頼がある限り、出演していこうと思っています。

 以上、独立3年間、4年目初日の近況です。これからも、このブログとともによろしくお願いします。
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