kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

すべての~

2006-11-03 | 日常雑感
さっき紹介した灰谷さんの作品ですが「すべての怒りは水のごとくに」という題名で角川文庫から単独ででていました…。灰谷さんの作品は「兎の眼」が有名ですね。私は小学校4年生の担任が読み聞かせてくれたのをよく覚えています。
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自己表現としてのblog

2006-11-03 | 考える
以前、「こころの羅針盤(コンパス)」(五木寛之=選)を読んだ。ふともう一度「読んでみよう」という気持ちになって目を通してみた。これは様々な著名な著者が書いているエッセイを集めたもので非常に面白い。

その中の灰谷健次郎の作品に「すべての怒りは水のごとく」に今kanekoが思っている様々なことが含まれている気がした。今日のblogは高校生には難しいので興味がない人は読み飛ばして下さい。このblogはkanekoの「自己表現」をするためにも公開させてもらっているのでその辺りはお許しを(^_^;)

この作品では中学3年生の少女の文章が紹介されている。「中学では1ヵ月通ったきり全くといっていいほど学校には行きませんでした。この3年間は私にとってはとても大切な時間だったと思います。」という少女の文章から衝撃を受けたことから学校の在り方について考えたことについて述べてあった。

中学校に入って、友達と話したり授業中に隠れて手紙を書くのが楽しかった。しかし、時間がなかった。塾や宿題に追われてとにかく疲れてしまったし、自由な時間がなくなってしまった…。と書かれている。
特に「考える時間がなかったのです。勉強以外のもっと大切な事を自分が納得がいくまでとことん考える時間がありませんでした。だから何かに疑問をもつような時間もなかったのです。だから、私は学校を休んでいる時はいつも何かを考えていました。」という部分には強く共感した。このblogでも何度か書いたことがあるか、やはり「考える」という時間が大切だと感じている。高校に通うのは「大学進学のため」と答える今の状況とはかなり掛け離れている…。

「中学校では~、勉強が出来ないと生きていけないというような考え方を意図的ではないにしろ、知らず知らずのうちに植え付けてしまう様な所があると思うのです。」。考えさせられませんか?「生きてくる」力は単なる学力では測れない。だからこそkanekoはその「生きてくる力」を生徒に身につけて欲しいと強く願っている。そのための手段として授業や部活、特別活動を実施しているつもりです。この気持ちが生徒や選手に全て伝わってくれるとは思っていませんが、少しずつ伝えていけたらと願っています。絶えず話しをしていることを本気で聞いてもらえればいつの日か必ず伝わると。

「一生懸命になること」、これが今一番大切な事だと思っています。一生懸命にものを覚えるのではなくて様々な事に対して最大限の努力をすることから見えてくるものがあると信じています。

うーん、うまく表現できませんね。もうちょっと自分の中で整理してみないと…。先程の本はまだまだこの少女の文章が紹介されています。興味があれば一度どうぞ。
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