最近よく話している内容についての文章があったので紹介を。
『心をひらく』
どんなに賢い人でも、一人の智恵には限りがある。どんなに熱心な人でも、一人の力には限度がある。
だから、人と人とが相寄って働き、組織を作って仕事をする。智恵を出し合い、力を寄せ合う。
ところが人がふえ、組織が大きくなると、得てして個々の智恵と力とがスムーズに出しにくくなる。生かされにくくなる。智恵の集め方が下手なのか。力の合わせ方がまずいのか。
それもあろうが、まず一人ひとりが、一人の智恵、一人の力に限りのあることを素直に認め、だからみんなの智恵と力とをぜひとも集めねばならぬのだという素直な強い思いにあふれているかどうかである。
その個々の智恵と智恵、力と力とを強く結びつけるもの、それは結局はお互いの信頼である。信頼があれば心がひらく。心がひらけばさらに信頼が深まる。衆知の高まりと協力の姿もそこからおのずと生まれてくる。
『心をひらき合おう。
人みなの智恵と力とを
自由に伸び伸びと発揮できる
信頼の場をつくろう。
そこに繁栄への道がある。』
これは松下幸之助の文です。もちろん松下電気の創立者で、様々な分野でその考え方が紹介されたり使われています。たまたま購入した本にかなり良い表現がかなりあったのでそれを紹介させてもらいました。もちろん選手にも。
「組織」を「チーム」に、「仕事」を「練習」に置き換えて考えてみると理解しやすいでしょうか。どれだけ陸上に関する「知識」と「熱意」があっても一人でやるのは難しい。だから「チーム」ができて皆で時間を共有して補い合いながら「練習」をする。
しかし、人が集まり集団になると余計な部分で気を使い過ぎてしまう。「熱意」にも「目標」にも差があり、どのレベルに合わせるのかが問題になったりする。「熱意」があっても一人だけ高くて、他の者が低ければなかなか合わせるのは難しい。結局なかなか「チーム」として機能しない単なる「集団」「お友達」になってしまう。
集まった「仲間」が同じ方向を向いて、成長するためには「仲間」の良さを認識してみんなでやっていこうという気持ちが必要となる。それぞれが「仲間」を必要として同じ目標を共有する。
それを支えるのが『信頼』だ。一人一人では小さな力でも『信頼』できる『仲間』と共に力を合わせれば大きな『力』を発揮できる。また指導者との『信頼』も「力」を上げていくためには必要不可欠です。「チーム」に属する全てのメンバーが『信頼』で結ばれていなければ機能することはありません。
これが私が掲げたかった『信』という文字の意味するものです。
どうすれば『信頼』が生まれるのか?弱い者に手を差し延べ、自分以外の者を目を向け、発言に責任を持つ。ひたむきに目標に向かって努力ができる。それ以外に何があるだろうか…。これは私が顧問になって以来ずっと言い続けていることです。
今まで言い続けてきたことがどれだけ「当たり前」の事だったのか痛感すると共に間違っていないんだと思った。松下幸之助と同じ事を言っているから「自分は正しい」というのではなく、「当たり前」のことを「当たり前」だと思っていた事が大事な感覚なんだと。
いつもいいますが、「自分が正しい」なんて思っていたら何も変わりません。様々な人達から学びながら「当たり前」を身につけていく事が大切。感覚的におかしい部分を様々な角度から修正していく事で人は成長する。
また機会があれば紹介しますね。ちなみにこの文章が記載されている本は「大切なこと」という本でPHP研究所から出ています。私はローソンで見つけました。興味があればぜひ!
『心をひらく』
どんなに賢い人でも、一人の智恵には限りがある。どんなに熱心な人でも、一人の力には限度がある。
だから、人と人とが相寄って働き、組織を作って仕事をする。智恵を出し合い、力を寄せ合う。
ところが人がふえ、組織が大きくなると、得てして個々の智恵と力とがスムーズに出しにくくなる。生かされにくくなる。智恵の集め方が下手なのか。力の合わせ方がまずいのか。
それもあろうが、まず一人ひとりが、一人の智恵、一人の力に限りのあることを素直に認め、だからみんなの智恵と力とをぜひとも集めねばならぬのだという素直な強い思いにあふれているかどうかである。
その個々の智恵と智恵、力と力とを強く結びつけるもの、それは結局はお互いの信頼である。信頼があれば心がひらく。心がひらけばさらに信頼が深まる。衆知の高まりと協力の姿もそこからおのずと生まれてくる。
『心をひらき合おう。
人みなの智恵と力とを
自由に伸び伸びと発揮できる
信頼の場をつくろう。
そこに繁栄への道がある。』
これは松下幸之助の文です。もちろん松下電気の創立者で、様々な分野でその考え方が紹介されたり使われています。たまたま購入した本にかなり良い表現がかなりあったのでそれを紹介させてもらいました。もちろん選手にも。
「組織」を「チーム」に、「仕事」を「練習」に置き換えて考えてみると理解しやすいでしょうか。どれだけ陸上に関する「知識」と「熱意」があっても一人でやるのは難しい。だから「チーム」ができて皆で時間を共有して補い合いながら「練習」をする。
しかし、人が集まり集団になると余計な部分で気を使い過ぎてしまう。「熱意」にも「目標」にも差があり、どのレベルに合わせるのかが問題になったりする。「熱意」があっても一人だけ高くて、他の者が低ければなかなか合わせるのは難しい。結局なかなか「チーム」として機能しない単なる「集団」「お友達」になってしまう。
集まった「仲間」が同じ方向を向いて、成長するためには「仲間」の良さを認識してみんなでやっていこうという気持ちが必要となる。それぞれが「仲間」を必要として同じ目標を共有する。
それを支えるのが『信頼』だ。一人一人では小さな力でも『信頼』できる『仲間』と共に力を合わせれば大きな『力』を発揮できる。また指導者との『信頼』も「力」を上げていくためには必要不可欠です。「チーム」に属する全てのメンバーが『信頼』で結ばれていなければ機能することはありません。
これが私が掲げたかった『信』という文字の意味するものです。
どうすれば『信頼』が生まれるのか?弱い者に手を差し延べ、自分以外の者を目を向け、発言に責任を持つ。ひたむきに目標に向かって努力ができる。それ以外に何があるだろうか…。これは私が顧問になって以来ずっと言い続けていることです。
今まで言い続けてきたことがどれだけ「当たり前」の事だったのか痛感すると共に間違っていないんだと思った。松下幸之助と同じ事を言っているから「自分は正しい」というのではなく、「当たり前」のことを「当たり前」だと思っていた事が大事な感覚なんだと。
いつもいいますが、「自分が正しい」なんて思っていたら何も変わりません。様々な人達から学びながら「当たり前」を身につけていく事が大切。感覚的におかしい部分を様々な角度から修正していく事で人は成長する。
また機会があれば紹介しますね。ちなみにこの文章が記載されている本は「大切なこと」という本でPHP研究所から出ています。私はローソンで見つけました。興味があればぜひ!