kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

台風は何処へ?!

2007-07-14 | 陸上競技
夜になり台風がかなりズレました。しかし、どちらにしても大会は無理だった気がしますね。昨日の時点である程度予測はついていましたが、今日の10時に中止が決定したみたいです。実施と言われても間違いなく記録は期待できませんでしたし、早い段階で順延を決めておいたほうがみんながバタバタしなくて済んだきましたが…。今更あれこれ言ってもどうにもなりませんが…。

時間があったので少しゆっくりしました。「考えること」についての本を読みました。その中の一部を紹介…。
「多くの大人は、子供よりも先に生きているから、自分の方が人生を知っていると思っている。…。彼らが知っているのは「生活」であって、決して「人生」ではない。生活の仕方、いかに生活するかを知っているのを、人生を知っているとことだと思っている。せして生活を教えることが、人生を教えることだと間違えているのである。…。
こういう基本的名ところで大間違いをしているから、小中学校で仕事体験をさせようといった愚にもつかない教育になる。株を教えたり商売の真似事をさせたりしているらしいが、そんなことは社会に出れば、ほっといたって学ぶことだ。生活に必要だからである。しかし、生活の必要のない年齢の子供が、生活に必要なことを学ぶ必要がどこにある。生活の必要のない年齢には、生活に必要のないことを学ぶ必要があるのだ。それはこの年齢、このわずかな 期間にのみ許された、極めて貴重な時間なのだ。生活に必要のないことは、人生に必要なことだ。すなわち、人生とは何かを考えるための時間があるのは、この年代の特権なのである。」

今年の2月に亡くなられた池田晶子さんの「人間自身~考えることに終わりなく~」からの引用です。難しいですか?
商売の真似事なんかはしなくてもいい。生活(自分でお金を稼いで生きていく)ときに自然に身につく。それ以外の事を学ぶことのできる限られた時間が「学生時代」だと…。全くの同感です。だから、部活や特別活動は大切だと思っています。そのなかで「人生に必要なもの」を身につけることができると信じているので。もちろん国語や数学も大切ですよ。物事を考えるための「材料」になりますからね。今やっていることの「意味」を自分なりに考えています。そうやって考えることで「何か」が見えてくるから…。

有意義な時間だった気がします。明日は風が吹かないことを祈ります。
コメント
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