kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

気持ちの示し方~走りで示せ~

2009-06-06 | 陸上競技
総体から丸一週間。あっという間です。中国まで残された時間はそれほど多くはありません。が、2週間あれば今のうちの選手なら別人のように変われると思っています。変わるためのきっかけさえあれば劇的な変化を示すだけの資質を持っている選手逹だと。

練習では短い距離をスピードを上げて走り、その後はマイルを意識した練習にしました。これに関しては総体の前からやりたかった内容です。人数的にマイルを走れる人間が7人いますから実戦的な練習ができます。足りない部分は更に男子の力を借りました。これにより質の高い練習になります。400mを女子で60秒を切るのは大変ですが、男子なら余裕で切ります。これを利用させてもらうことで中国レベルのスピードを体験できます。

その後耐乳酸トレーニングを実施。これまでは色々と「想い」を口にしていました。いつの間にかそれが当たり前になっていて、口にする事で自分達は他とは違う意識でやっているんだという気持ちになっていた部分があります。「rinaに負けないように走る」と宣言することで「自分は高い意識でやっている」という気持ちになっていたと思います。そこで満足してしまっている。

この数日間、これを意識的に話をしてきました。本人逹が理解できないならどれだけ練習しても絶対に強くなれるはずはありません。自己満足で終わっても意味がありませんからね。今日の練習では自分の事だけを考えて走るように指示を出しました。他の誰かを意識した練習ではなく自分自身だけに目を向ける。言葉で示すのではなく、何がなんでも勝ちたいという気持ちを走りで示すためです。気迫のある走り以外に「想い」は示せません。

練習の途中に本当に強くなりたいか?自分が周りを蹴落としてでも中国を走りたいか?を投げ掛けました。蹴落とすというと足を引っ張り合うというイメージがあるかもしれませんが、本当に戦うなら相手を押し退けてでも戦うという気迫が必要になります。目標が同じであれば互いに勝つために争う集団のほうが強くなるのは当たり前です。友達ごっこでは戦えないのです。

オープンで走らせた時に2年生のmikiと1年生のhatuがかなり接触しました。当たったというレベルではなく完全にぶつかった感じでした。よろけて倒れるかと思いましたが、どちらも全く譲らず走り続けました。互いに押し退けてでも前に行こうという姿勢がありました。何より大切な部分だと思いますね。強くなるために…という部分が表に出ていると感じました。求めていた本当の戦いです。

40秒走で後先を恐れず1年生のsakiが走りました。rinaは2本目でしたが200mまで逃げました。また、ここ最近練習で前を引っ張る事が出来なかった3年生が気迫を見せて前半から下級生をリードしました。気持ちが変われば全てが変わる。元々競技に対する意識レベルはかなり高いですから、何かきっかけがあれば必ず力が出せるようになると思います。それだけの資質はあります。

強くなることだけを考えて走る事が出来ればあと2週間で必ず強くなれると思います。遊びに行くわけではありません。まだ何も終わっていないのです。止まっている暇はない。今からが本当の戦いです。出来ることを全てやります。選手自身の想いが本物なら何かが変わるはずです。

久々に気迫溢れる走りを見た気がします。高めていきたいですね。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ここ数日間の練習

2009-06-06 | 陸上競技
練習について全く書いていませんでした(笑)。

水曜日から練習再開。雨が降っていて走れる状況では無かったので校舎内でジョグ。うちは外廊下ですからある程度長い距離を走ることができます。疲労回復と心肺機能への負荷を意識。意識的に取り入れました。とはいえさっきまで何をやったか完全に忘れていましたが(笑)。

木曜日はPTA総会で午後から放課だったのでやりたいことはほとんどできました。最近出来ていなかったサーキットをしっかりやってから短い距離で走りました。総体が終わってから少し休みましたから脚の痛みを訴えていた者も回復してきています。それでも疲れが抜けきらないから少し身体が重いと言っている者もいました(精神的なものだと思っていますが)。翌日の日誌にある者が「身体が重い事を口にするべきではなかった。相手に弱さを見せてしまった」と書いていました。正しくその通りです。甘いですね。
短い距離を走ったあと学校に戻ってからウエイトと補強。身体に必要な刺激を与えました。体幹にしっかりと刺激を与えました。間違いなく筋肉痛(笑)。

金曜日はもう一度短い距離で刺激を与えようと思って、スティックを使って加速ドリルをしていたら前が見えない位の大雨。うちには雨を呼ぶ人物がいますからよくある風景です(笑)。すでにずぶ濡れだったので諦めて走りました。とはいってもグランドでは走れるレベルではなかったので幅跳びのピットのタータンで短い距離を走りました。総体が終わって3年生の男子が引退せず練習を手伝ってくれています。水溜まりの水を雨に濡れながらホウキで掃いていました。本当に良い選手逹だと思います。1人はもうしばらく競技を続けたいと言ってくれています。2年と少しで大きな変化をしてくれたと思います。

練習最後に先日からの話をもう一度話しました。最も大切な部分だと思っているので本人逹に自覚させることが必要だと思います。しつこいようですが何のためにやるのかを考えさせました。これがきっかけで気持ちが全面に出るようになれば確実に変わると思います。きっかけは少しも劇的に変わると信じています。鬼気迫る迫力を見せて欲しいですね。出来れば戦えます。

つらつら書いてしまいました。お許しを(笑)。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする