kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

つなぎの日曜日

2009-06-14 | 陸上競技
選手にとっていつもの日曜日とはかなり違う雰囲気の日曜日だったようです。昨日はかなり走ったので今日は回復に充てているはずです。単純に家でゴロゴロしていても疲労が抜けるわけではありません。やるべきことがあります。高校生ですから遊びたいという気持ちもあるでしょうが、今の女子にはやるべき事がありますからそれどころでは無いようです。

全身疲労を取るために治療院に行ったり、気功、整体、整骨とそれぞれが自分に必要なケアをしたようです。昨日の時点でケアに行く言っていましたし、気功に行ったものはいつも必ず状態を報告してきます。毎回ですがかなり良くなったという報告を受けます。いつもかなりの時間をかけて治療をしてもらっています。助かります。

最近は全身の回復力を高めるために選手は新しい治療院に足を運ぶようになっています。昨日は経営者の方に私が直接お会いして話をさせてもらいました。初めてお会いしたのですが、受付の女性の方が「礼儀正しい生徒さんばかりですね」と言っていただき経営者の方も高く評価して下さいました。それによりうちの選手が来たときには少し優遇してくださるという事になりました。治療器具を使用する値段を少し安くしてもらいました。今後ずっとだと言っていただきました。本当にありがたい事です。これにより更に治療や身体のケアに対して目が向くようになります。

先日から回復を見せている選手の身体の具合が気になったのでメールをしたのですが、「軽くジョグをしたが悪くなかった」と返事がありました。基本的に休みです。身体を動かさなくても何も言われません。先週火曜日に追い込んだ次の日に雨が降ったので、アクティブレストについて話をしました。休みだからといって身体を全く動かさないよりも軽く身体を動かして血液循環を良くしてあげるほうが確実に疲労が取れる。そんな話をしたのを覚えていたのでしょう。軽く話しただけなので覚えているとは思いませんでした。ペースは本当にゆっくりだったようですがらかなり違うと思います。本当に戦う気があるのだと感じました。

それぞれが何をするべきか考えて行動をしています。私の管理下にあるからやるわけではありません。純粋に競技と向き合っているからこそ、やるべき事が見えてくるのだと思います。明日のポイント練習に向けて出来ることを各自がやっている。大切な事だと思いますね。全ては自分のためです。本当に戦いにいくのならそれくらいの気持ちがあって当然。特別ではありません。

戦うための「心」の準備もできつつあります。昨日の練習で走力も上がってきていると感じていました。大切な要素がここにきて揃ってきつつあります。過剰にプレッシャーをかけるつもりもありませんし、関わる気もありません。最終的にやるのは自分自身だということを各自が自覚しておけば戦えると思います。

様々な力を借りながら進んでいきます。自分を見失うことのないようにやっていきたいですね。選手の様子をしっかり見ていきたいと思います。
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男子の練習

2009-06-14 | 陸上競技
総体以後、男子についてほとんど降れていません(笑)。男子が居なくなったわけではなく、中国に向けての取り組みが中心となっているのでどうしてもそちらが多くなってしまいます。3年生の男子が来てくれているので気を抜くことなく取り組めています。

メイン練習は短い距離での走りの確認と意識付け。スティックを使っての加速段階を繰り返す。意識する部分と無意識に走る部分を組み合わせてかなり走っています。今は秋に向けての準備段階です。目標をきちんと持ち続けなければ漠然と練習することになります。そこの部分は忘れてはいけない。目の前に試合が近づいてきた時に気付いたというのでは遅いのです。だからこそ地味な基礎練習をきちんと続けていく必要があります。

加えて女子が中国に向けてどんな姿勢で取り組んでいくことが必要になるか。それを見続けるら感じることが男子の更なるレベルアップには必要になります。女子に負けず劣らず男子は純粋に競技と向き合います。1年生も少しずつですがうちの雰囲気に馴染んで来ています。ここがきちんとできるようになれば走力も上がっていくと思います。

もうしばらくは身体作りと感覚作りを続けていきたいと思います。地味ですが必ず次につながっていくはずです。しっかりと目標を持たせて取り組ませたいですね。
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2年生チームではない!!

2009-06-14 | 陸上競技
練習の途中、選手に何度か話をしました。中国に向けての意識付けであったり走練習のポイントであったりと心に訴えかける部分です。最近ここまでの投げ掛けはしていませんでした。ここまでの話をしなくてもチームとしての意識はある程度の水準まで来ていますから自分達で取り組めます。私自身がその状態に安心していた部分があります。

しかし、それでは自己満足に終わってしまう。これでは目標に近づく事さえもできません。練習中に少しでも下を向いているなら間違いなく戦えない。そこを意識させるために投げ掛けをしました。細かい事をずっと話をするのはコーチングとして相応しくないと思います。トップ選手が意識しているといわれるような動きを指導しても絶対に理解できませんし。1本走ってすぐに評価を加えるというのも実はあまり良くないと考えています。ポイントのみを意識させる事が大切だと。

400m選手にはレース展開のポイントを伝えました。またスタート練習をしているrinaが動きが大きかったのでここを指摘しました。本人が気付かない技術的なズレと感覚を結びつけていく事が大事です。選手同士ではほとんど指摘をしていませんからここが私の役目だと思っています。総体前は私が指摘しない部分を選手同士で補う感じがありましたが、必要以上の情報は混乱を招きます。ここにも気を配っていきたいと考えています。

選手にはチームの中心に3年生がいることを自覚させました。これまで何度もマイルの予選で嫌われてきました。今の3年生はそれを感じています。勝負の舞台に3年生が立つ事で支えになります。総体は1・2年生だけでマイルを組みました。ここに不足していたのは精神的な柱です。どんなに力が付いてきても2年生は中国を経験したことがない者もいます。2年生チームだと見られている部分があるかもしれませんが、3年生がいるからチームとして戦えるのだと思っています。3年生が「想い」を「力」に変えていかない限り本当の戦いには参加する事はできません。

3年生が「力」を示さなければ戦えません。それを見て下級生は更に力を出します。そうやってチームが作られる。セット走終わった瞬間に数人が倒れ込みました。その瞬間、shimaが競技場に響き渡る声で「まだ終わってない。歩け!」と叫びました。頑張っている自分に酔うのではなくすぐに次に向けての行動をする。この部分が最近はできていませんでした。そこがきちんと分かってきたというのはチームにとってかなり大きい。

同様に少し前まで下級生に全く勝てなかったmisatoが冬期後半のような驚異的な追い上げをし始めました。下級生で互角に戦えるのはrinaだけ。耐乳酸的な動きの中で最大限の力を発揮するタイプです。その部分が出てきたというのはかなり大きい。3年生が3年生の意地を示す事でチームがもうワンランク上がると思います。

2年生は確かに強い。それでも2年生チームではない!それだけは確かです。rinaが日誌に「先輩が戻ってこないとインターハイはない。私は信じて待つ。」と書いていました。頼るわけではなく、1人だけ強くても勝負にはならないのです。それが分かっているから「待つ」 といっているのでしょう。戦うためには3年生の力が不可欠です。

練習中に感じた気迫は本物だと思います。まだ1週間もあります。練習量ではなく「心」の部分で確実に力が出せる。そう信じています。甘さを全て捨てて全力で取り組みたいですね。出来ると信じています。
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