何度か書いていますが、「動きを作る」という事でうちの選手は力を付けてきました。元々感覚的に鋭くて中学時代からずば抜けて強いという選手はいません。積み上げていって強くなるというタイプの選手ばかりです。他県から見たら「選手が集まっている」と思われるかもしれませんが、選手自身の努力の賜物だと思いますね。
こういう形で力を付けてきたというのはものすごい労力がかかるというのは想像が出来ると思います。しかし、積み上げるのは大変なのですが崩れるのはあっという間です。周りからは信じてもらえないくらい崩れます。一度怪我をして感覚が崩れると簡単にはいきません。これまで何度も経験してきました。以前から師事している方から「走りを作って作ってやってきた選手は崩れるとなかなか戻らない」と言われていたのですが、ここまで大変だとは思いませんでした。
1年前、5ヶ月前にかなり大変な出来事がありました。全く別物の走りになってしまいこれまでの動きができない状態となりました。言葉で書ききれない位の状態です。400mを58秒台で走った選手が100mが15秒台の選手にショートで置いていかれるのです。嘘みたいな話ですが本当の話です。多分ここまでの状態というのはありえないでしょうね。
今も1人、動きが崩れてしまい7割位の力しか出せません。繰り返し繰り返しやっていく中で戻していくしかありません。金曜日、やはり動きが悪いので別メニューでやりました。土曜日もドリルをやっている段階で全く進みません。他の者がショートをやっていてもそこまでいきません。ドリルの動きで走れないときの特徴がつかめてきていましたから、そこが出来ない限りは絶対に進まないなという感覚があります。
他の選手と一緒に練習をさせましたが、付いていく事が出来ないので強制的に止めさせました。質の低い練習をしていていつか動きが戻るだろうと漠然と構えているほど余裕と時間はありません。付いていけないのはその前の段階からきちんと出来ていないからなのです。それを見逃していたらいつまでたっても先には進まないと思います。
本人の感覚と実際の動きのズレが大きな原因です。前回動きが大崩した選手の動きを修正する際に師事している方の力を借りましたが、その時に見ていて気づいた部分をしっかりとやらせました。ここは言葉では表現できませんが、目の前の選手の動きを見ていきながら判断が必要となります。土曜日もほぼマンツーマンで動きを見ました。選手には焦りもあるでしょうからなかなか動きが意識できません。見ていてかなりイライラします(笑)。我慢できないですから自然と声が大きくなります。一番辛いのは本人なのでしょうが、なかなか難しい部分があります。互いの労力は想像を絶するものがありますからね。
繰り返していくうちにドリルの後半の動きが崩れなくなりました。ここが大きいと思います。30mまでの加速段階の動きはほぼ戻りました。金曜日にも書きましたがこれが本物になるまでが少し時間がかかります。かなり作り込まないといけません。ここが出来るようになればあとは中間の動きの意識をきちんとさせるだけです。感覚を取り戻せば崩れる前よりも更に良くなります。動きを意識して繰り返していますから自動化が進みます。まだ時間はありますからあとは疲労との相談です。繰り返す部分が多くなるのでその分疲れが蓄積します。そこを上手くクリア出来れば必ず強くなります。
総体まであと2週間、中国まではあと5週間。間に合います。しっかりと力が出せるようにしていきたいですね。一番戦いたいと思っているのは本人でしょうから、それに応えられるように指導者は動かないといけません。しっかりと見ていきます。冷静さを失わないようにします。
こういう形で力を付けてきたというのはものすごい労力がかかるというのは想像が出来ると思います。しかし、積み上げるのは大変なのですが崩れるのはあっという間です。周りからは信じてもらえないくらい崩れます。一度怪我をして感覚が崩れると簡単にはいきません。これまで何度も経験してきました。以前から師事している方から「走りを作って作ってやってきた選手は崩れるとなかなか戻らない」と言われていたのですが、ここまで大変だとは思いませんでした。
1年前、5ヶ月前にかなり大変な出来事がありました。全く別物の走りになってしまいこれまでの動きができない状態となりました。言葉で書ききれない位の状態です。400mを58秒台で走った選手が100mが15秒台の選手にショートで置いていかれるのです。嘘みたいな話ですが本当の話です。多分ここまでの状態というのはありえないでしょうね。
今も1人、動きが崩れてしまい7割位の力しか出せません。繰り返し繰り返しやっていく中で戻していくしかありません。金曜日、やはり動きが悪いので別メニューでやりました。土曜日もドリルをやっている段階で全く進みません。他の者がショートをやっていてもそこまでいきません。ドリルの動きで走れないときの特徴がつかめてきていましたから、そこが出来ない限りは絶対に進まないなという感覚があります。
他の選手と一緒に練習をさせましたが、付いていく事が出来ないので強制的に止めさせました。質の低い練習をしていていつか動きが戻るだろうと漠然と構えているほど余裕と時間はありません。付いていけないのはその前の段階からきちんと出来ていないからなのです。それを見逃していたらいつまでたっても先には進まないと思います。
本人の感覚と実際の動きのズレが大きな原因です。前回動きが大崩した選手の動きを修正する際に師事している方の力を借りましたが、その時に見ていて気づいた部分をしっかりとやらせました。ここは言葉では表現できませんが、目の前の選手の動きを見ていきながら判断が必要となります。土曜日もほぼマンツーマンで動きを見ました。選手には焦りもあるでしょうからなかなか動きが意識できません。見ていてかなりイライラします(笑)。我慢できないですから自然と声が大きくなります。一番辛いのは本人なのでしょうが、なかなか難しい部分があります。互いの労力は想像を絶するものがありますからね。
繰り返していくうちにドリルの後半の動きが崩れなくなりました。ここが大きいと思います。30mまでの加速段階の動きはほぼ戻りました。金曜日にも書きましたがこれが本物になるまでが少し時間がかかります。かなり作り込まないといけません。ここが出来るようになればあとは中間の動きの意識をきちんとさせるだけです。感覚を取り戻せば崩れる前よりも更に良くなります。動きを意識して繰り返していますから自動化が進みます。まだ時間はありますからあとは疲労との相談です。繰り返す部分が多くなるのでその分疲れが蓄積します。そこを上手くクリア出来れば必ず強くなります。
総体まであと2週間、中国まではあと5週間。間に合います。しっかりと力が出せるようにしていきたいですね。一番戦いたいと思っているのは本人でしょうから、それに応えられるように指導者は動かないといけません。しっかりと見ていきます。冷静さを失わないようにします。