kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

連休最後の走り込み

2010-05-05 | 陸上競技
5月5日、ゴールデンウィークも最後の日となります。うちの学校は明日からテスト週間になりますから時間を取って走るのは今日が最後になります。支部大会からの10日間、かなりの負荷をかけてきました。この総仕上げという位置付けでした。明日以降は少し練習量を落とそうと考えていましたから疲れている身体でしっかりと頑張ってもらおうかと。支部大会と県選手権という2試合を含んでいる10日間ですから想像以上に身体にかかる負担は大きかったと思うので様子を見ながらやっていこうと考えていました。

練習開始時間にはすでにかなり暑くなっていました。昨日は27度くらいまで気温が上がっていたようです。これだけ暑くなるとなかなか練習ができません。水分補給の方法などもしっかりと考えていかなければいけないと思います。熱中症になる危険性もあるので十分な配慮が必要となります。今までは全体では準備していませんでしたが本日からはマネージャーが飲み物を作ることにしました。選手は各自で水分を持参していますがそれだけでなく準備をしておく事が必要になると思ったので。

いつも通りサーキットをやろうと思っていたのですが、1サイクルごとで区切って水分補給をしながらやっていきました。あとは小まめに休みを取りながらラダー、ドリルを。ここからもう一度時間をかけて加速段階の動きを確認しました。脚運び、重心移動、接地場所と上半身の確認をしてやっていきました。なかなか感じがつかめない者もいましたが無駄に考えるよりは身体を動かしながら実際にやっていく中でしか分からないものもあると思います。繰り返しだけが技術的な向上に結びつきます。
この時点で1年生が脚に痛みを訴えてきたので別メニューにしました。ほとんど練習が出来ていないのにあちこち痛みがでるというのはやはり基礎筋力が足りないのかもしれません。不注意による怪我も含めてちょっと多すぎる気がします…。

疲れはあると思いますが2本ほどトゥトレをしました。オーバースピードを経験させておきたいと思っていたので。この手の練習はできるだけフレッシュな状態で実施するのが相応しいと思っています。筋肉に刺激を与えるのですから疲れていたらあまり効果が上がらないかなと。しかし、今回はあえて疲れている中で刺激を与えることにしました。重心移動をしっかりとさせたかったので。これでスピード刺激を与えておいて最後の走り込みに結びつけていきたいと。先日軽い肉離れをしていたmikiがなかなかスピードが上がりません。これに対してやはり走りながら刺激を与えていくしか走れるようにはならないと考えています。4継を走った他の3人とのスピード差がかなりあります。良いときは互角に走りますが今のままでは間違いなく戦えません。リレーで戦うためにも個人で戦うためにも何とかしていかなければいけない部分です。

最後の走り込みは短短と短長に分けました。短短は120m中心、短長は150mで行いました。短短はスピード差があるので追い越し走で行いました。この辺りの練習を見ると1年生と上級生の差を感じます。1年生はまだ苦しくなったらスピードを少し落とします。ここに甘さがあります。そこを乗り越えることが出来ないのです。どれだけ力があってもその部分を克服しなければ絶対に強くはならないと思います。距離に対する不安があるのかもしれませんが120m位の距離が走りきれないという事は考えられません。上級生の姿を見て何かを感じることがないのか?繰り返し話をしていますが、必死になっている人間の姿を見て「心」が動かない限りは絶対に強くなりません。それほど勝負は甘くはありませんから。何人かには話をしましたがどこまで伝わったでしょうか?

短長は150m。これはいつも通りです。冬期並みというのは走る量もです。少しやりすぎなのではないかと思う部分もあったので2セット目は少し本数を減らしました。怪我をしたら何の意味もなくなってしまいますから。出来れば最大限の質で負荷をかけたかったのですが色々と事情があって1人練習に参加できなかったので5人での走り込みになりました。
ここ最近では一番気迫が溢れている走りが見れたと思います。貧血の者も怖がらずに前半から突っ込みましたし、動かない者も最後まで何とかしようという気持ちが溢れていました。こういう雰囲気の中でやっていくと力が上がっていきます。うちは特別な選手はいません。こうやって積み重ねていくから少しずつ強くなるのです。
選手には6人で総体、中国を戦い抜くんだということをもう一度再確認しました。それが出来なければラウンドが進んでいくなかで負担がかかってしまい決勝で疲れてしまうからです。そこをきちんと全員が把握して、各自に与えられた責任を理解するべきです。かなり力は上がっていますがまだまだ差があります。全体の力の差を小さくしていかない限り、戦うことはできないのです。まだまだ弱さがありますからここを何とかしていかなければいけません。

午前中に練習に参加できなかった者は夕方1人で走り込みをしたようです。他の選手がサポートして上手く走り込めたと報告を受けました。一緒にできなくても自分できちんと補うことができれば違ってきます。もちろん質の問題が出てきますが、誰か1人に頼らず「自分がやるんだ」という認識でいれば必ず練習は出来ます。

ひとまず強化練習を終えました。かなりキツかったと思います。これからは少し疲労を抜きながらスピード刺激を与えていきたいと考えています。身体が動くようになってくると今までよりは力が上がっているはずです。あとは特別な事をせずにしっかりと取り組んでいきたいと思います。状態を把握しながらやっていく事で細かい修正ができると考えています。やるべきことをしっかりと見極めてやっていきたいと思います。
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またも身体作り

2010-05-05 | 陸上競技
5月4日、県選手権での結果を踏まえてまたも身体作りに充てました。練習の始めにこちらの意図を伝えてから、何故今冬期と同じような事をやっているのかを理解させました。今から先、確実に戦っていくためにやらなければいけないこと。それは大きな波を作り回復をさせていきます。超回復について理解しているかもしれませんがもう一度考えないといけないと思ったからです。1年生は間違いなく理解しないままやっていますから「やるだけ」の練習になってしまう危険性があります。かなりキツイことをやっていますから嫌々やるよりはきちんと理解してからやるほうが効果が上がります。

「やれば強くなる」という部分があるのは確かですが、その効率の問題があります。どうせやるならその効果を最大限に高める必要があります。がむしゃらにやるのではなく「今が頑張り時」だと理解しておくほうが最大限の努力ができます。漠然と努力するのではなく目標を持って努力すると確実に効果が上がります。うちのような練習では意欲を高めないと手を抜いてしまいますからね。

練習自体はいつも通り。サーキットから始めました。ロープにぶら下がるという種目を取り入れているのですがほとんどの者が決められた時間維持できるようになっていました。地道な努力は実を結びます。基礎筋力の向上が見られます。実際に走ったりするのとは違いこの部分は強くなってきたというのはなかなか分かりづらい。一定期間が過ぎてくれば見えてくる部分です。だからなかなか普通の選手は継続が出来ないのだと思いますよ。半強制的にやらせないとわからない部分かもしれません。冬期並の練習をいきなり1年生が出来るとは思いませんが、雰囲気で全力で取り組むことの必要性は見えてきます。ここが重要。

サーキット終了後、上級生はウエイトへ。1年生はサーキットをもう1セットと体幹補強。これだけで1時間はかかります。上級生はウエイトをきちんと2週間やって来ましたからある程度筋力が戻ってきました。テスト週間に入りますからこの時期にきちんと再強化してから総体を迎えたいと考えています。ウエイトのプラスアルファで負荷をかけるのですがこれが身体に与えるダメージが大きいのだと考えています。終わった後のぐったりした姿を見るとさすがにしんどいだろうなと感じます。まーそれでもやりますが。

ウエイト終了後は全体で動きの確認。もう一度原点に帰って足運びと体重の移動を意識させました。シーズンに入るとなかなか意識はさせられませんからこういう時にしっかりとやっておく必要があると思います。走れていない者は腰が移動しなくなっていました。脚の動きばかりを意識して大切な部分が抜けているのです。これで走れるはずがありません。当然ですね。なかなか時間が取れなかったので確認したり、見たり出来ませんでしたが実際に見て気づく部分がかなりあります。1年生は重心移動が大きくなると完全に膝が開く&脚が後ろで回るというのが顕著に出ます。やはりまだまだ時間がかかりますね。この部分が出来てくるだけでも随分違ってくると思うのですが。

終了後外種目をやりましたが、とにかく暑い。何なんでしょうか。明らかに夏に近い暑さがあります。この暑さの中では貧血気味の子はかなりのダメージを受けると思います。怖いですがとりあえずやりました。こちらも重心移動をつかませるためには絶対に必要だと思っています。しかし、負荷が高い(笑)。強化練習としては良いと思いますが試合前の練習としては100%相応しくありません。間違いなく疲れていますが今週が頑張り時です。木曜日からは落としますからキツイでしょうがやらなければいけません。疲れはピークかもしれないですね。

目指すところに向けて気負わずしっかりとやっていきたいと思います。あまりやり過ぎないようにしないといけないですね。
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