kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

中国新人

2012-10-15 | 陸上競技
土日で中国新人が行われました。今回は地元開催ということで県新人で4位に入賞した者が参加できるということになっていました。本校からは10人参加、私が担当している選手は7人(リレーを含むので実際にレースに出るのは5人ですが)。なんとかこの舞台で勝負できればと思っていました。

リレーに関しては国体に行く前の練習の感じからすれば50秒切りが見えてくるレベルでした。全体的にかなり走れていました。が、前日の動きをみるとイマイチ・・・。一人は抜群に動いていましたがそれ以外はなんとなく重い。競技場への移動の車の中で練習の指示を出しました。ずっと見ているわけにはいかないので・・・。前日の3-4走のバトン練習、ホームストレートで行っていました。スタートやハードルの関係で3レーンでしかできない状態。実際のレースは9レーンです。3レーンで練習をしても意味がないと判断したのでこの日は1-2走、3-4走どちらもバックストレート側でバトン練習を行うようにと伝えました。
が、実際の練習の時にはホームストレートに移動しようとしていました・・・。あれだけ何度も確認したにも関わらずです。空気に飲まれているというか基本的に私の話を理解できていないというのが改めて分かりました。更に2-3走はカーブから直線でのパスではないのにどうすればいいのか?と話していました。うーん。厳しいですね。なぜバックストレートでバトン練習をするように言ったのかが分かっていない。2-3走は第3コーナーでやれば良いのです。ホームは使えないからバックストレートでやるようにと指示をした。それほど難しいことではないと思うのですが・・・。

女子の4継、レースではバトンは普通に渡りました。が、タイムは県新人よりも遅いタイム。中国を経験しただけのレースとなりました。間違いなく49秒台に入ってもおかしくないくらいの水準では来ていました。それがここにきて全く走れない。考えないといけません。宿舎に戻りかなり話をしてさらに個別にも話をしました。今の時点では完全に「力不足」です。バトンがそれなりに渡ったのであれば個々の走力が劣っているのです。または力が出し切れないのです。「声を出せ」と言われ続けても継続できません。この状態で本当に戦えるのか?まだまだ不足している部分がたくさんあります。戦えませんね。これに関してはまた後で触れます。

男子の幅跳び選手、1日目に100mと幅跳びの2つの種目が重なりました。これはかなりの強行日程です。どちらか一方に絞るというのも手だったのですがこれから先のことを考えるとどちらもやっていくほうが良いだろうと判断。本人もその気でした。100mの予選は風が微妙に向かう条件。なんとか決勝に残ってくれればと思っていましたが予選で11秒12のベスト更新。驚きました。組の3着でしたが前の2人は10秒台の選手、全体でも4位の記録で決勝に進みました。驚きです。
幅跳びの決勝と100m決勝は完全に重なっています。幅跳びを途中で抜けてから走らなければいけない状態です。それでもチャレンジすると決めたからにはやります。100mで決勝に残って幅で残れないというのでは意味がありませんから。が、幅跳びは本当に微妙な感じでした。走力が上がってきているのは良いのですが助走が全く合いません。最初の2本、全く踏切板に乗れない状況です。記録も6m40台で全く。この状況では決勝進出も危うい。助走をかなり前に出して無理やり合わせて3本目で6m64。本来の跳躍ではありません。スピードを殺しまくっての跳躍でした。この跳躍でギリギリ決勝ラウンドに進めるという感じでした。

3跳目が終わってすぐに100mのスタートへ。3跳目を跳ぶときに女子100mをやっていましたから、本当にギリギリ間に合ったという感じでしょうか。全身砂まみれ、息が切れたままスタートラインに立つことになりました。後で聞くとかなりしんどかったようです(笑)。当然ですね。レースはやはりスタートで出遅れました。予選の時と比べるとかなり遅れた感じがありました。が、30m以降で見違えるようなスピードで前を追い込んでいきました。見ている周りが驚くほどでした。最後は追いつけはしませんでしたが11秒06の大幅自己ベストで4位に入賞。向かい風の中でのこのタイムです。万全の状態であれば10秒台も視野にはいってきたかなという感じですね。春先に県総体で予選落ちした選手とは思えません(笑)。

で、すぐに幅跳びに戻る。疲れもあるだろうと助走を縮めたのですが全く踏み切り板に乗りません。全く跳躍にならず。結果的には7位となりました。本人としてもかなり不完全燃焼だったと思いますね。通常であれば冗談がいう所なのですが今回は真面目に今後の事を話しました。多くの人にアドバイスをもらいながらこういう状態での対応を考えていきたいと思います。こちらの想像以上にスプリントが上がっています。この中で踏切をやっていく、助走を作っていくのは本当に難しいと思います。インターハイを目指すからにはココはきちんとやらなければいけないですね。

収穫と課題の多い大会となりました。感じたことはまた別に書きたいと思います。
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中国新人へ

2012-10-15 | 陸上競技
金曜日、この日は中国新人前日。2時間目まで授業を受けてから大会に出発です。時間的にそれほど余裕がなかったので多少バタバタ。授業を行ってからの出発になります。

練習開始は13時から。委員の先生方は前日から準備に奔走されていました。大変だったと思います。私が担当している選手は男子幅跳びと女子の4継。種目が違うのでアップは別にしました。今回はちょっと思うことがあって女子の4継は全員一緒にアップをさせました。動きの確認をもう一度しておきたかったので。少しだけマークを使って練習をすることに。女子は中国大会参加が初めてです。こういう場では間違いなく周りの雰囲気に飲まれてしまいます。ここは指示を出しながらでなければ難しい部分かなと。

案の定、女子はかなり手際が悪い中での練習となりました。「ドリルは一緒」と話しておいたのですが、その前のコンディショニングを行っていません。これは私がもっと細かく言わなければいけなかったのかなと思います。「試合のアップ」というだけでは上手く伝わらないのかもしれません。特に初めての舞台に立って何をして良いのか分からない。だから普段の練習で意識していろいろなことをやらなければいけないのです。これまでは「中国大会は行って当たり前」という部分がありました。一度途切れたためにこういう「当たり前の行動」ができなくなっている。大きな課題ですね。

この時点である程度勝負は見えています。このような先が見えない状態で上手く戦うのは難しい。インターハイ出場が当たり前で全国で戦うチームは声だしにしても行動にしてもかなり優れています。ここの「差」は数値で測ることができませんがチームの成長度を決めてきます。いまのうちでは「中国大会に参加した」というだけの状態です。この部分は口で言っても絶対に分かりません。肌で感じないと分からない部分だと思います。「戦う前」の段階ですね。

動いていない者が数名(メンバーの大半)がいたので話を聞いてみると普段とは違う意識で動きをやろうとしていました。これでは動きません。また重心の移動を伴わない走りに逆戻りです。女子エースの1年生は身体が重いといっていました。これは「過緊張」からかもしれないなと思います。力はあるのですが大切な場面で出し切れないというのが見受けられます。県新人の100m決勝でも全く力を出せませんでした・・・。これも経験なのかもしれません。性格的に変えていかないと戦えませんね。

この間男子は完全にどこにいるか分からなくなっていました。もう少し派手な服装をしないといけないですね。見つけたときには足あわせに入っていました。風が変わりまくるので調整が難しい。何度かやりましたが足が合いません。ある程度強引に持っていきましたが・・・。

中国を経験して次につなげる。そのためのの大きな意味を持つ大会です。なんとか力を出してもらいたいと思って見ていました。ちょっと疲れ気味の私はいつもより少し早めに就寝。
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疲労感が漂う

2012-10-15 | 陸上競技
木曜日、もう遠い過去のことのようで記憶が戻ってきません。元気がなさすぎます。さすがに休息を取りたい・・・。まずは何をやったかを思い出さないと・・・。

授業は4時間+打ち合わせ会議が1時間。6時間中5時間授業です。その合間に何かをした気がするのですがとても思い出すことはできません。このような状態で本当に大丈夫なのか??

実践の授業では色々と話をしなければいけないことがありました。「自己中心的な行動」についてです。この授業ではグループで活動することが多く、勝手な行動が多くの人に迷惑をかけるということにつながっていきます。これに関してはかなりしつこく言い続けていたつもりですが全くダメでした。大半の生徒は真面目に取り組んでいるのですが一部の生徒の行動が目立ちます。というかかなり問題でした。これに関しては個別に注意をしていましたが日を改めて全体に話しておく必要があると考えていました。

部活動ではこの辺りを徹底することができます(実際はまだまだ不十分なのですが)。授業はこの辺りが難しい。同じ意識で同じ方向を向いた生徒が集まるわけではありません。言われていることの意味が理解できない者、聞く気がない者と様々な生徒が集まっています。それでも授業を担当するからにはしっかりとした指導をしていかなければいけません。把握するというのも大事な仕事の一つですから。

ここ最近激怒することが少なくなってきました。激怒することにそれほど意味がないのではないかと感じているからです。激怒すると「怒られた」という記憶は残ります。しかし、「何故怒られたのか」というのが伝わらない可能性があるのではないかと。だから次も同じようなことをしてしまう。全く同じことではなくても「同じようなこと」をしてしまうのです。本質的に同じミスをしてしまうというのはやはり「分かっていないから」だと思います。怒ることで何かが伝わるのであればそれでいいのですが、伝わらないのであればそれは「自己満足」でしかない。なんとなく最近はそんなことを感じています。

それにより「先生、怒っていなかったから大丈夫」と判断されてしまいます。まーこれはどうにもならないですね。「怒られた=悪い」「怒られない=悪くない」という価値判断ではないということが分からないのです。繰り返しになりますがこの状況で何をしてもなかなか伝わらないというのは当然の結果ですね。だから個別に指導していくしかないのです。かなりのエネルギーを使いますが・・・。

結構なことをやっているかなーとは思いますがやるしかないですね。それ以上の記憶は曖昧。帰宅して9時には眠りについていました・・・。疲弊しています・・・。
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