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kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

話をする2

2013-04-04 | 陸上競技
ちょっと記事の内容を見直してみると「話をする」という記事、めちゃくちゃ中途半端で終わっていますね(笑)。かなり体調が悪かったので書いたつもりで終わっていたのかもしれません。内容不足分をもう少し書いておきたいと思います。

月曜日の練習の後、少し気になることがありました。4継に対する熱の差があると感じていました。「勝負したい」と思う者と「自分は関係ない」という雰囲気の者。大きな差があります。以前から少し話を聞いていましたが「自分は走らないから」と公言している者もいたとのこと。走力的に足りないから関係ないというのは明らかにおかしい。これに関しては何度も何度も言い続けていますがなかなか理解してもらえません。リレーで勝負と言い続けていてそれを感じ取れる者はそのためにこの冬を越えてきています。「チーム」としての意識が不足するのは絶対に避けなければいけません。

それを踏まえて火曜日の朝の段階で「チーム」としての話を全体にしたのです。これで少し補足できたかな。他にも「陸上競技部」という意識を持たせることが必要だと思うこともあったのでその部分も踏まえての話です。みんながバラバラのことをやるのではなく一つのことを一生懸命にやる。その一つが「リレー」です。これは陸上部の顧問になった時からずっと言い続けていることです。ここに関してはぶれていないと思います。好き勝手なことをやるのではなくきちんと同じ方向を向くから「チーム」としての意味があると考えています。

これからシーズンに入るのできちんとそこの部分を意識させたいと思っていました。月曜日の練習でショートを何本か走りました。この走りをみてチームの中心に据えている4継のメンバーを決めることにしました。実際に考えていた選手同士を一緒に走らせて動きを見ていました。その中での決定です。個人種目との兼ね合いもありました。そこを全て考慮しての判断。学校によっては選手が決めるというところもあるかもしれません。しかし、うちは顧問が決めます。「甘え」が出るようなメンバー決定はできないからです。

女子を集めてその話をした時にメンバーを外れた選手のうち1人は泣いていました。この冬「4継メンバーに入る」ことを目標に取り組んでいたのでしょう。後で本人と話をすると「一緒に走った時に自分が外れることをなんとなく感じていた」とのこと。感じ取っていても実際にそのことに直面すると「みんなとバトンをつなぎたい」という気持ちがこみ上げてきて涙があふれたと言っていました。あとでメールをもらったのですが1つのことにかけていたというのを日誌やみんなとのメールを読み直してみると改めて感じることができた、と。メンバーから外れて「みんなと一緒にバトンをつなぐ」という気持ちを思い出すことができた。現時点ではメンバーを外れたけど絶対に諦めない。もう一度力を上げてメンバーに入りたいという「原点」ともいえる気持ちを取り戻すことができた。すごく大事なことだと思いますね。

また、その様子を見て「マイルのエースを任せます」と4継メンバーの下級生から声をかけられたようです。これがすごく大切なことだと思いますね。「チーム」としての意識があるかどうか。メンバーに入ったから良い、外れたからダメというのではない。一つのことをみんなで取り組むという部分を感じ取れるかどうかだと思います。走る選手は走れない選手の気持ちを背負う必要がある。ここが感じ取れない選手は「チーム代表」という責任は果たせません。

「4継を走るから」「マイルを走るから」という意識では絶対にダメだと思っています。その部分がどれだけ分かるか。何人かは確実に感じ取っていたと思います。表面的だけでなく内面的な変化がないといけないと思います。そこを考えて話をしています。逆にここで感じ取れない選手はリレーでは戦えないと思います。ここが「チーム」としての大きな課題だと思いますね。

泣いている選手に声をかけられるようになったというのは顧問として嬉しいですね。こういう部分の成長があるからこそ部活動を行う意味があるのです。一気に成長するのは難しいですが少しずつ少しずつです。「感じ取る力」というのが大きなテーマかもしれませんね。認められるところは認めていきたいと思います。この成長を練習でしっかりと出してもらいたいですね。
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専門練習

2013-04-04 | 陸上競技
水曜日、この日は競技場での練習を予定していました。事前にお願いして競技場を使わせていただくことに。移動時間がかなりかかりますがそれよりタータンで走れるほうが大きいですからね。車と電車に分かれて移動。基本的に現地集合としましたが無事にたどり着くかどうか不安がありました。高校生ですから電車くらい一人で乗れないといけませんが、電車に乗る機会がほとんどない子は難しいのかもしれません。

8時半に現地に集合してから練習のための準備。これで約20分程度かかりましたから結局練習開始は9時前となったでしょうか。私はひたすら砂場を掘り起こす作業。真面目に跳躍選手のために準備をしています(笑)。この日はバトン練習をしっかりと行いたかったのでwalkからバトンをつないでいきました。砂場準備の傍らwalkを見ていましたが、距離感がいまいちですね。この部分を少し修正。もう一度やり直しをしました。「渡ればいい」という感覚から「上手く渡す」「失敗しないで渡す」という部分を徹底しておきたいと思っています。これまでも言い続けてはいるのですが・・・。

ジョグ終了後ハードルを使わないでアップをしました。実際の大会ではいつもの学校のようにアップはできません。道具を使わないで身体を動かすという練習も必要です。その場で足運びを確認して壁を使って股関節を動かす。この部分がいつも不足しているのかなと感じています。久々にコンディショニングを行いました。普段はサーキットなどを使って身体を温めていますが、大会の時にはできません。動的柔軟性を高めるためには動きながら身体を作ることが必要となります。これにも時間をかけました。あとはいつも通り(!?)ですね。

この日はめちゃくちゃ風が強くてとてもホームでは走れませんでした。バックストレート側で走ることに。スパイクを履いてからスイッチングとスキップ。後で選手に確認してみると股関節を上手く使うために膝の引き出しもやっておきたかったとのこと。この辺りは一斉練習で確認をしておかないといけないですね。基本的に全体でどのような動きだけはやっておくかを考えさせないといけません。最後の微調整は各自でとなるでしょう。金曜日にはこの部分も試しておきたいと思います。

アップ終了後はバトン走。並走をかなりやりました。カーブから直線への入りを冬期はほとんどやっていないので久々にやりました。比較的上手くいっているかなという感じです。走力差があるところが難しいですね。後ろから出て抜かしてバトンをもらうという形になるので距離感が上手くつかめません。これも慣れだと思います。普段からやっている女子の1・2走、最初2本バトンが届きませんでした(笑)。ここがうちの生命線なんですが・・・。冬期に走順を変えずにずっとやっていますからここでミスをすると流れが止まります。あとは上手く修正できましたが最初からきちんとわたらないといけないですね。

その後は実際にバトン。これも冬期からかなりやってきました。距離感の部分もある程度はつかめています。ここはとにかく練習あるのみ。昨年は1年生に頼っていました。そのためバトンパスの安定がありませんでした。今回も予定では1人1年生を使う予定です。これは色々な事情が重なっています。そのため早い段階から繰り返しバトン練習をやっておかなければいけないと思っています。最初としてはかなり良かったかなと思います。

この辺りから練習を分けました。跳躍とハードル、短距離でそれぞれ練習を進めました。跳躍は連続跳び出し。合宿などでも行っていますからそれを。これは師匠から良いよと言われたので即導入(笑)。本人の感覚的にも良かったようです。学校には砂場がありませんからこういう環境で練習をしておかなければいけません。最後砂場に着地できるというだけで大きいですね。最後の踏切の後に上に抜けてしまう部分があったのでそのことを意識して行わせました。最後のタイミングが難しいですね~。

短距離はスタート。跳躍のほうから見ていたので少し遠かったのですが、ある程度安定して走れるようになってきているかなと感じました。時間の関係で30mと60mの2本ずつとしましたが、もう少し本数を走れても良かったかなと思いますね。それでもこれくらい走れれば十分だと。ざわざわした中でも集中して走れたらと思います。

最後に150mと120m。本数を少な目にしました。久しぶりにタータンで全力で走ります。ここまでの負荷も大きかったと思いますそれでもスピードを出しておく必要はあります。少しレストを長く取りましたがしっかりと走らせました。感覚的には良いかなと思います。追い風ということもあり高いスピードが出せていたのではないかと感じています。それでも数人は感覚的に不満があるということ。難しい部分ですね~。

こういう環境で練習させてもらえることに感謝しなければいけません。当たり前ではない。感謝の気持ちを持ってしっかりと取り組んでもらいたいですね。また土曜日にもタータンで練習ができたらと思います。この辺りも継続していきたいですね。
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