前の記事の続きです。
大会終了後、学校に戻り後片付けを行いました。ブルーシートの片付けをしておかなければいけません。大会で疲れていたとしてもここは絶対にやっておく必要があります。また、大会本部用で持って行っていたテントも片付けないといけない。ここまでやって始めて大会終了です。一人でできる仕事ではないので全員を学校に戻しました。
短距離、投てき、長距離を含めて少しだけ話をしました。練習の意味についてです。これから一ヶ月後、県総体が行われます。ここをここを通過しなければ上の大会にはつながりません。支部大会はシードがあり大会に出場できなくても県総体に進むことができます。しかし、これから先は違うのです。どれだけ力があっても故障して試合に出られなければそこで終わり。厳しいようですがそれは変わらない現実なのです。戦うためにはまずは練習をすること。そして故障をしないこと。この二つがきちんとできなければ勝負の舞台に立つこともでいないのです。
練習をすれば良いのか?ここは全く違うと思っています。どこの学校でも練習をしています。違うのはその中味。どんなことを意識して、何のためにやっているのか理解しながら進めていかなければいけないのです。時間をかけてやるだけなら結果は見えています。とても戦えるレベルにはならないのです。ここを選手自身が理解して覚悟を決めて全力でやる。それができて初めて可能性が出てきます。全体にそこを理解させておかなければいけないと感じていました。甘い部分を全て捨てなければ勝負はできないのです。
更に短距離女子をトレーニングルームに集めました。今回のマイルについて考えさせるためです。前の記事に書いたようなことを話しました。覚悟を決めなければこれから先はありません。4継はひょっとしたら秋や来年の方が強くなる可能性があるのかもしれません。エース2人は2年生です。この伸びを考えると今よりは来年勝負の方が確実なのかもしれない。しかし、今のチームで上を狙わなければこれから先も無いと思っています。1年生に無理にマイルを走らせたのは何のためなのかをきちんと理解してもらわないといけません。
昨年、4継で勝負をしようという時に結局1年生に頼らなければどうにもならないという状況でした。それを何事もなかったように受け入れる上級生。右も左も分からない1年生にいきなり大きな大会で走れという状況があったのです。それが大きなプレッシャーとなり県総体でバトンミス。0.01秒差で中国を逃す。その悔しさと無力感を忘れてしまっています。戦えません。
こんな状態でマイルに出るのは意味がないと感じました。個人種目で勝負ができる2年生に無理をさせてまでマイルに出る必要はないからです。女子全員が中国に行くためには4継もマイルも狙わないといけません。しかし、今の状況が全体で分からないのであればマイルは棄権。出る必要はないと考えています。3年生の覚悟が無いのです。そこが一番の原因だと考えています。
更に3年生女子だけに話ました。400を走ったハードル選手に今の問題点を伝えました。個人レースが走れなかったこと、その後の行動。自分は正しいという気持ちが強くあるので自分の問題点が見えません。だから応援をしないでスタンドでビデオ撮影をする。一見、何も問題ないと思われるかもしれませんが大きな問題です。自分がきちんと走っていたら1年生に負担をかけることはなかった。それなら一番近くで1年生のフォローに努める必要があると思います。見るのが仕事ではない。かなりきびしく話をしました。覚悟が足りないのです。自分では覚悟を持っているつもりであっても、それは思っているだけで本当に必要な覚悟ではない。
また、女子キャプテンにも話をしました。キャプテンはその仕事を果たしています。周りに気を使いチームが上手く回るように動く。今回の1年生の不安な状態を察して付きっ切りで話をして励ましていました。この行為は本当に大きいと思います。しかし、この優しさが裏目に出ることがあります。それは「勝負」の場面です。今回の大会でも100mで持っている力を出し切れませんでした。うちのエース2人と互角以上に走れる力があるのは練習の様子を見ていれば分かります。しかし、力が出せません。原因は「気を使いすぎる」事だと考えています。どこか一歩引いて物事を見る部分があります。だからこそよく気が付くのですが。しかし、勝負の場面ではそこはマイナスとして出てきます。
他の者を押しのけてでも自分が勝ってやるという「強さ」がありません。だからレースでもそこが出せない。うちのエース2人の負けん気の強さはなかなかのものです。普段はそこまでではありませんが、レースとなると別人のように表情が厳しくなります。キャプテンにはここの部分がありません。ある意味、「絶対にやってやる」という覚悟と厳しさがないのです。
今回1年生が泣いている姿を見てずっとフォローしていました。しかし、それがいつまでも続いていたら困るのです。他に走る人間がいないのですから。ここで「あなたしか居ないんだからしっかりしなさい」と突き放すことも必要だと思っています。いつまでも優しく守ってあげるのは本当の優しさではない。嫌われたくない、良い人でありたいという気持ちがあるのです。普段ならこれで全く問題ない。しかし、勝負の場面では優しすぎるのです。覚悟を決めなければ県総体で終わりだとこちらも厳しく話しました。
最後は覚悟。ここが全てです。覚悟が決まったものは何でもできます。大きく変わることもできる。それだけの力はあるのですから。3年生には大きな期待をしています。だからこそ厳しい言い方をする。これでわかってもらえないようであればこれから先の勝負を一緒にやって行くわけにはいかないと思います。こちらも覚悟を決めないといけません。
これからの行動、覚悟を見ていきたいと思います。本当に生まれ変わるくらいの覚悟が必要です。戦うことのできる選手になってもらいたいですね。
大会終了後、学校に戻り後片付けを行いました。ブルーシートの片付けをしておかなければいけません。大会で疲れていたとしてもここは絶対にやっておく必要があります。また、大会本部用で持って行っていたテントも片付けないといけない。ここまでやって始めて大会終了です。一人でできる仕事ではないので全員を学校に戻しました。
短距離、投てき、長距離を含めて少しだけ話をしました。練習の意味についてです。これから一ヶ月後、県総体が行われます。ここをここを通過しなければ上の大会にはつながりません。支部大会はシードがあり大会に出場できなくても県総体に進むことができます。しかし、これから先は違うのです。どれだけ力があっても故障して試合に出られなければそこで終わり。厳しいようですがそれは変わらない現実なのです。戦うためにはまずは練習をすること。そして故障をしないこと。この二つがきちんとできなければ勝負の舞台に立つこともでいないのです。
練習をすれば良いのか?ここは全く違うと思っています。どこの学校でも練習をしています。違うのはその中味。どんなことを意識して、何のためにやっているのか理解しながら進めていかなければいけないのです。時間をかけてやるだけなら結果は見えています。とても戦えるレベルにはならないのです。ここを選手自身が理解して覚悟を決めて全力でやる。それができて初めて可能性が出てきます。全体にそこを理解させておかなければいけないと感じていました。甘い部分を全て捨てなければ勝負はできないのです。
更に短距離女子をトレーニングルームに集めました。今回のマイルについて考えさせるためです。前の記事に書いたようなことを話しました。覚悟を決めなければこれから先はありません。4継はひょっとしたら秋や来年の方が強くなる可能性があるのかもしれません。エース2人は2年生です。この伸びを考えると今よりは来年勝負の方が確実なのかもしれない。しかし、今のチームで上を狙わなければこれから先も無いと思っています。1年生に無理にマイルを走らせたのは何のためなのかをきちんと理解してもらわないといけません。
昨年、4継で勝負をしようという時に結局1年生に頼らなければどうにもならないという状況でした。それを何事もなかったように受け入れる上級生。右も左も分からない1年生にいきなり大きな大会で走れという状況があったのです。それが大きなプレッシャーとなり県総体でバトンミス。0.01秒差で中国を逃す。その悔しさと無力感を忘れてしまっています。戦えません。
こんな状態でマイルに出るのは意味がないと感じました。個人種目で勝負ができる2年生に無理をさせてまでマイルに出る必要はないからです。女子全員が中国に行くためには4継もマイルも狙わないといけません。しかし、今の状況が全体で分からないのであればマイルは棄権。出る必要はないと考えています。3年生の覚悟が無いのです。そこが一番の原因だと考えています。
更に3年生女子だけに話ました。400を走ったハードル選手に今の問題点を伝えました。個人レースが走れなかったこと、その後の行動。自分は正しいという気持ちが強くあるので自分の問題点が見えません。だから応援をしないでスタンドでビデオ撮影をする。一見、何も問題ないと思われるかもしれませんが大きな問題です。自分がきちんと走っていたら1年生に負担をかけることはなかった。それなら一番近くで1年生のフォローに努める必要があると思います。見るのが仕事ではない。かなりきびしく話をしました。覚悟が足りないのです。自分では覚悟を持っているつもりであっても、それは思っているだけで本当に必要な覚悟ではない。
また、女子キャプテンにも話をしました。キャプテンはその仕事を果たしています。周りに気を使いチームが上手く回るように動く。今回の1年生の不安な状態を察して付きっ切りで話をして励ましていました。この行為は本当に大きいと思います。しかし、この優しさが裏目に出ることがあります。それは「勝負」の場面です。今回の大会でも100mで持っている力を出し切れませんでした。うちのエース2人と互角以上に走れる力があるのは練習の様子を見ていれば分かります。しかし、力が出せません。原因は「気を使いすぎる」事だと考えています。どこか一歩引いて物事を見る部分があります。だからこそよく気が付くのですが。しかし、勝負の場面ではそこはマイナスとして出てきます。
他の者を押しのけてでも自分が勝ってやるという「強さ」がありません。だからレースでもそこが出せない。うちのエース2人の負けん気の強さはなかなかのものです。普段はそこまでではありませんが、レースとなると別人のように表情が厳しくなります。キャプテンにはここの部分がありません。ある意味、「絶対にやってやる」という覚悟と厳しさがないのです。
今回1年生が泣いている姿を見てずっとフォローしていました。しかし、それがいつまでも続いていたら困るのです。他に走る人間がいないのですから。ここで「あなたしか居ないんだからしっかりしなさい」と突き放すことも必要だと思っています。いつまでも優しく守ってあげるのは本当の優しさではない。嫌われたくない、良い人でありたいという気持ちがあるのです。普段ならこれで全く問題ない。しかし、勝負の場面では優しすぎるのです。覚悟を決めなければ県総体で終わりだとこちらも厳しく話しました。
最後は覚悟。ここが全てです。覚悟が決まったものは何でもできます。大きく変わることもできる。それだけの力はあるのですから。3年生には大きな期待をしています。だからこそ厳しい言い方をする。これでわかってもらえないようであればこれから先の勝負を一緒にやって行くわけにはいかないと思います。こちらも覚悟を決めないといけません。
これからの行動、覚悟を見ていきたいと思います。本当に生まれ変わるくらいの覚悟が必要です。戦うことのできる選手になってもらいたいですね。