kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

これで良いのか?

2013-04-27 | 陸上競技
金曜日、前日と比べて風が強く肌寒さがありました。暖かいといえば暖かいのですが。木曜日は半袖で十分位の天候でしたから。まーそう感じていたのは私だけかもしれませんね。

朝練は火曜日と同じメニューで。メディ投げをしてから階段を使って上半身の補強、懸垂という流れで行いました。長距離選手も一緒に行いました。ジョグだけでやっていくのではなく身体作りなども含めて進めていきたいと考えています。単調な練習になりやすい(私が思っているだけかもしれませんが)ので、様々な事をやっていきたいだすね。

午後は身体作りメニュー。私は学年末主任の代打で会議に出席する事に。うーん、安請け合いしました。誰かが代わりに出ないといけないという会議でした。学年から一人というので雰囲気的に私が出ないといけないのかなーという感じでした(笑)。仕方ないですね。1時間以上かかりました。

終了後、練習に出る事ができました。基本的にメニューは決まっているので自分達で進めていっています。新入生も合わせてやっていますが、さすがにまだできない部分が多い。それでも身体作りを進めていかなければいけないと考えています。時間がかかりますが。

最初は通常通り練習を見ていました。周りの部活に比べるとしっかりとやっているように見えます。競技として部活をやっている所はそれほど多くないと感じています。うちは戦う事を意識して練習をしているつもりですから当然といえば当然なのです。
しかし、よく見てみると所々動きに甘さが見られます。今目指しているレベルとは異なる練習の質だと感じました。すごく悪い練習という感じではないのですが、どう考えても物足りない内容です。これで本当に良いのか?疑問を感じました。周りと比べるとしっかりとやっているように見えます。が、自分達の目指す場所に向けた練習としては明らかに質が低い。

トレーニングというのははっきり言って面白くありません。キツい部分が多くて気持ち的にしっかりとしたものがなければ「消化するだけ」で終わってしまいます。やれば良いという練習になってしまったらその日は無駄になるのです。選手達は一生懸命やっていると思っているかもしれません。確かに周りと比べるとかなりやっていますから。しかし、比べるのはそこで良いのか?本当にやらなければいけないのはなにか?ここが全く感じられない練習でした。与えられたメニューをこなすというだけで「強くなるために」という気迫がある練習ではありませんでした。

私がそう感じただけなのかもしれません。いつも通りといえばいつも通り。この時期、今まで通りで良いのか?支部大会が終わってからこの1カ月が勝負だと繰り返し言い続けていました。今までの練習から質を上げなければ目標には届かない、覚悟を決めて全力で練習を行わなければ何も変わらないと。それでこの練習の質というのはどうなのか?

目標を口にするのは簡単です。しかし、その目標を達成する事は簡単ではない。もっというと達成するための取り組みをするというのが難しいのです。この練習の質では目標云々というレベルではないと判断しました。冷たいかもしれませんが、あれだけ言って来たにも関わらずやるだけの練習になってしまっているというのは良い事ではありません。

18時過ぎに全体のトレーニングが終わったので集めて話しをしました。やるだけの練習に付き合う気にはなれません。シーズンインしてから本当の戦いに向けてやっていかなければいけないにも関わらずこのレベルの練習で良いのか?繰り返しになりますが特別悪いわけではありません。この時期の練習として、目標に向けてという意味で足りないと感じたのです。ある程度の記録が出ている事で何となく大丈夫と思っている感じがあります。このままでは中国大会すら危ういと思います。そういう危機感が欠落しているのです。

ここで放置しました。自分達で考えないといけません。今置かれている立場をきちんと認識する必要があるのです。今のままなら練習を見る必要はないと判断しました。危機感がなければ練習をやっても仕方ない。簡単に届く目標を目指しているわけではありません。覚悟を決めてもらわなければ先はないのです。

何を感じたでしょうか?なにを考えたでしょうか?ここが今後の伸びを決めると思います。ちょっと微妙な練習終わりでした。
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走練習

2013-04-27 | 陸上競技
木曜日、この日は前日とは打って変わって天候が良くなりました。ものすごく暑い。この寒暖の差は何なんでしょうか?春という季節を無視して冬と夏が交互に来ている感じですね。この状態では体調崩すものもでてくるでしょう。気を付けないといけません。

朝の段階では動きの確認。ここ2週間程度ほとんどできていないので統一して練習をすることにしました。股関節周りの動きが不足ているなと感じていたので重点的に行いました。それなりに動いている者、こちらが求めているものとは少し違う者といます。これは「感覚」の違いだと思っています。自分ではできているつもりでも実際はできていない。ここの「差」を埋めるというのは簡単ではありません。どれだけ時間がかかるか・・・。

この日は相変わらずハード。木曜日は総合実践がありますからこちらでバタバタ。ある程度計画は立てていますが実際に生徒が動く中で感じたことを取り入れていきます。「絶対にやらなければいけないこと」が柱としてあってそれは外せません。しかし、それだけやっていればいいという訳ではない。その場でプラスアルファの指導をしていく必要があります。教科書はありません。方向性を示したものはありますが、事細かく決めている部分というのはないのです。そのなかで教員側が判断して動く。我々も鍛えられます。挨拶実習と電話実習でしたが、きちんとできない生徒もいます。これを許しておくわけにいかないのでかなり厳しく注意しました。やらなければいけないことをきちんとやらないというのは良いことではありませんから。

午後の練習は競技場。人が少ないことを期待して練習に行きましたがかなりの人数でごった返していました。活気があるというのはすごく大事です。これにより当初の練習を大幅に変更しないといけなくなりました。場所が空くのを待つためにコンディショニングを行いました。これにより30分程度はロス。うーん、絶対にやっておきたい練習があったのでこれは外せません。ある程度やってから短距離と長距離に分かれて練習。長距離はジョグでしたから任せました。短距離はジャンプ系、股関節、ドリルの流れで。少しアップが足りないと感じたのでカーブからのスキップを実施。前に進む感覚と内傾の開放のタイミングを合わせるようにしました。

バトンの併走を行ってからスタート練習。ここで短短と短長を分けました。短短は直線で、短長はカーブからという感じです。短長、支部大会で上手く前半で加速に乗れませんでした。これは繰り返し言っているのですがなかなか上手くできません。実際にスタブロからやっていかないと無理なんだろうなと判断して競技場で行うことにしました。すぐにできる選手と出来ない選手がいて、できない選手に合わせないといけない部分があります。これは仕方ないと考えているので60mの加速段階を繰り返しました。

短長はそのまま250mへ。レースの流れを作るためです。加速段階、バックストレート、200mから300mにかけてとそれぞれの区間のイメージをさせてから練習をしました。もちろん、250mだけ走ってもほとんど練習効果はないのでプラスアルファで組み合わせて行いました。なんとなく感じがつかめてきたのかなという感じですが、何度も繰り返しやっていかないといけないでしょうね。

短短は直線のSDの後、カーブから直線でのショート。普段カーブが取れないのでここでしっかりとやっておこうと。4継を考えるのであれば全員がカーブを走る部分があります。ここでしっかりとスピードに乗せることができるかどうかだと思います。実はこの辺りから跳躍選手の幅跳びの準備をしたので細かい部分が見れていません。うーん、一人でたくさんのことをやるというのはなかなか大変な話です。他の指導者はすごいと思いますね。今までどれだけ恵まれていたのかという話です。

短短はカーブ走が終わってから120mからのセット走。本当は3セットやりたかったのですが時間的に厳しいので2セットで終わり。これでもかなり遅くなりました。こちらの練習も選手が自分たちでやっていくという形です。私が付きっ切りではありませんでした。このレベルまできて私に何か言われないと練習ができないというのは問題ですからね。本当はじっくり見たかったのですが(笑)

跳躍選手、ちょっと悩んでいました。多くの指導者に「スピード重視」と言われてきました。助走スピードが遅すぎるのでもっと走るようにと。確かに必要な要素です。しかし、昨年の後半からこのスピードを意識した助走で上手く跳べなくなっています。スピードが速すぎて処理できないのです。「速く」という言葉に踊らされてしまってとにかくスピードを上げていました。全く体が浮きません。合宿などでは「浮かす必要はない」「前に跳ぶイメージで」と言われていたようですがこの部分はなかなか上手くいきませんでした。結局、最初大きく出てスピードを上げる形に戻すと本人の感覚は良かったようです。やはり専門的な部分は分かっていません。情けない話です。

慌てて知り合いに連絡。土曜日に一緒に練習をしてもらうことにしました。現役選手ですが感覚だけでやっているわけではなく、時間をかけて練習をする中で記録を大きく伸ばしている選手です。先日話を聞くと学生時代の不調時は6m跳べなかったこともあるとか。それが今は7mジャンパーです。地道に技術的な練習をしていく中で身に着けたものですから安定しています。一緒に練習をする中で何かをつかんでもらえたらと思ってお願いしました。快く引き受けてくれたのでお任せすることに。ありがたいことです。

前半の部分が長引いたので終わるのが遅くなってしまいました。良いことではありません。もう少し効率よく練習を進めていくようにしなければいけませんね。
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