kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

何とかしなければ

2013-09-09 | 陸上競技
土曜日、この日は通常練習。時間がかなり取れるので長めに練習をすることにしました。まだまだ本調子にならない選手達、何とかして走れる状態にしなければいけません。一週間前にはとてもそこまでの気持ちになりませんでしたが、気持ちが落ちる所まで落ちて何とか地味にはい上がってきた感じでしょうか。私自身のモチベーションが多少変わってきたというのも大きいと思います。

この日の練習ではしっかりと走っておきたいという気持ちがありました。調子を戻すために何ができるか考えましたが、とにかく感覚作りをしていくしかないと。他に特別なことが出来るほど私に指導力がないので普通にやるしかありません。

この日は短い距離をやってバトン、長めの距離と考えていました。ショートをやり始めると小さなエースの動きが復調の兆しを見せてきました。夏の間色々とあって十分な練習が積めていません。しかし、確実に底力はあります。元々ピッチで走るタイプですからそこを最大限に伸ばしていきたい、戻さないといけないと考えていました。思うようにピッチが上がらないこととスタートの姿勢で力が上に抜けてしまうというのが顕著にでていました。前半は何とか持ったのですが後半、本数を重ねるとバランスが悪くなっていました。うーん、本人に声かけをしながら持っていくしかないのですが走れない状態が続くと精神的にしんどい部分があると思います。兆しが見えてきているのであとひと頑張りだと思います。

大きなエース、こちらもなかなか思い通りに動けません。本人も焦りというか不安が大きいと思います。感覚をつかみさえすれば一気に走れるようになると思いますが、そこに到達するまでのエネルギーが大きい。何とか焦らずやっていかないといけないのですが簡単にはいきません。練習が全くできていないというわけではありません。だからこそ焦る気持ち、コントロールできない感情があるのだと思います。こちらもその部分を感じ取らなければいけないと思います。

全体で短い距離で確認をしました。長い距離まで届きません。スピードが上がらない状態で無駄に走っても感覚的な崩れが大きくなると感じたからです。動きが悪くなりつつあったので終わらせました。それでもかなりの本数を走ることはできましたし、本人達のきっかけ作りにはなったのではないかと思います。

そこからウエイトとメディ投げだけはやりました。全体練習をここまでとして両エースに話をしました。この二人が力を出せなければ今後戦うことはできません。4継を走る1走はめちゃくちゃ速くなっています。3走もまずまず。あとは両エースが本来の力を出してくれればこちらが目指すレベルに到達出来ると思います。前日、この二人を中心として4継の目標タイムを決めさせました。私が与える目標ではなく本人達の目指す所に向かっていってもらいたいですね。

この2人が感覚を取り戻してもらえたら間違いなく勝負ができる。そこで最後に弱っている部分の補強を行いました。片脚スクワットとシャフトスキップをそれぞれやらせました。筋力バランスの悪さが故障につながる、前に進む感覚が鈍っているから足先だけになる。少しだけですが兆しが見えました。

正直、私自身もかなりしんどい。それでも選手はもっとしんどい、苦しんでいるはず。そういう視点で物事を見ていけば行動の一つ一つを余裕を持って見ることができると思います。私自身も成長しなければいけません。

書きたいことがあったと思うのですが思い出したらまた書きます。お許しを。
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自主的に動くこと

2013-09-09 | 陸上競技
金曜日の朝、1年生が練習を聞きに来ました。その日の朝練の準備があるので指示を聞きにきたのですが、2年生がいない4日間すべて同じ人間が聞きに来ました。これは考え物だと思います。他の選手は何をしているのか?また、長距離選手は「足が痛い」という状況でしたが結局直接誰も言いに来ません(日誌には書いていましたが)。ちょっと話をする必要があると感じました。

1年生だけを集めて話を。何故4日間連続で同じ者が来るのか?こちらから指定したわけではありません。来るのが早かったという次元でもないと思います。結局誰も聞きに行かないので仕方なく特定の人物が聞きに行くという流れになっています。それほど大変な作業ではありません。やろうと思えば誰にでもできることです。しかし、面倒だと思えば面倒。特定の人物に「負担」がかかるようになります。これは大問題です。

「誰かがやってくれるだろう」という人任せの状況があれば、練習の準備や片づけも人任せになります。大人数で練習をしているわけではありません。少ない人数のうち一人がやらなければ他の者に大きな負担をかける。また、「誰かが動いたら自分もついて行く」という者もいます。自分の判断で動かないのです。結局人任せ。自らが進んで動くのではなく誰かについていくだけですから「責任の放棄」です。

練習というのは「自己責任」だと思っています。自分自身のためにやるもの。最終的に自分自身に返ってきます。それなのに「人任せ」というのは「誰のためにやっているのか」が曖昧になります。それでも「動かない者」は動かない。ここは競技に大きくつながってくると考えています。自分で考え、自分で判断して動く。ここができない者はやはり成長はありません。大きな成長をする前に少しずつの成長が必要なのです。

年々、細かいところを繰り返し言わなければいけません。上級生の行動を見て動くようにならなければいけないのですが、これがなかなかつながりません。上級生の「視野が狭い」姿を見ていたら「自分がどのように動かないといけないか」を考えるようになるはずです。それができていないというのは「考える」という部分が不足しているのだと思います。

1年生が成長できるか。ここは大きなことです。春先とは違います。自分自身のことは自分でできる。それに加えて自分にできることをする。気を配る。このレベルのことができるようにならなければ競技力は上がりません。一生懸命やるというだけではなく、自分自身が何をしないといけないかを考えれるようになってもらいたいと思います。

まだまだ時間がかかります。
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