kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

走り込み

2013-09-27 | 陸上競技
木曜日、通常日程とは変えて走練習を中心としました。県新人以降はそれほど走っていなかったのでこの日は絶対に走っておこうと考えました。前日の段階では木曜日もトレーニング中心に行おうと思っていたのですがさすがにここで過剰な負荷をかけるとダメージが大きすぎて今後の練習に大きく影響する危険性があると判断。甘いかもしれませんが、ここはきちんと判断しておかなければいけないと思います。「過ぎたるは及ばざるが如し」です。

そのため前日の練習を少し(?)抑えめにしておいたので問題なし。大きな負荷というよりは今後のことを考えての練習としました。いつも通りの流れでハードルからチューブ、タイヤ引きを行いました。風がかなり強くタイヤ引きをした後には砂煙がすごかったですね。煙幕のように大きな煙が出ていましたから練習を見る位置を考えながら見ました。風下にいると大変な事になりますから・・・。

その後はバトンの並走とパス。こちらもまだまだ精度が低いですね。それなりに良くはなってきていますが「安定」という水準までは届きません。走力では明らかに勝てない(伸びしろはかなりあるのですが)のでせめてバトンでなんとかしたいという気持ちがあります。これまでは走力でカバーして誤魔化していましたがやはりこれから先、上で戦おうと思ったらやはりこの部分は外せなくなります。私自身ももっと勉強していけないと思います。この精度では上のレベルでは到底勝負はできませんから。

最後に120mと140mを。直線で最大限に取れる距離が140mなのでこの距離設定となります。200m選手にはせめて150mを走らせたいのですが場所的に難しいので「出来る限りの距離」ということで。追込みではなく少し休息を取りながら最大スピードを維持することを目的にしました。こういう練習が最近不足していた気はしています。以前は限界まで追い込むという感じが強かったですが、短短が中心になってきたのでいつの間にか「スマートな練習」が多くなっていました。力を使い切るという練習をしていない。うーん、甘くなりました(笑)。

女子は追い込みきれません。前の記事にも書いていますが「守る」という部分が無意識に働いてしまうのです。そこの「壁」を越えることができるかは女子が本当に強くなれるかどうかというのが影響してきます。無理矢理にでもその「壁」を越える練習をさせる必要があるという気もしています。しかし、「やりたくないのに走らされている」という選手が大多数を占めるようでは見ている指導者側も面白くありません。「強くなるぞ」と思って取り組む練習と「やらされている」練習では全く違うものになります。

その部分は話をしています。「嫌々練習をする様子があったら指導を辞める」と宣言しています。選手は忘れているかもしれませんがこちらの覚悟は示したつもりです。それくらいの覚悟をお互いに持たないといけない。正直「自分のための練習をしている」と思えないような選手であれば今後間違いなく強くなりません。「練習をしてください」とお願いしてやってもらうのは違うと思っていますから。

一般論が長くなりました(笑)。この日の練習はかなりいい感じに走れていました。質も高くしっかりと力を使い切っていました。半強制的に力を使い切る形にしていますから当然と言えば当然です。しかし、同じ形態の練習をしても本人たちの意識が低ければ全く追込みにはなりません。絶対に勝ってやるという気持ちで走れば1本でも負荷は高くなる。大事なことだと思います。

以前はピリピリして緊張感の中で練習をすることを求めていましたが、結局そういう雰囲気だから「やらなければいけない」ということにつながり、最終的には「やらされている」につながるのではないかと考えるようになりました。メリハリがしっかりついた練習ができれば効果は高まるのだと思います。それだけで十分。色々な部分でモノの見方が変わってきた気もしています。

日が暮れるとかなり寒くなりました。見ている側は半袖では寒いですね。秋らしくなってきました。

良い練習ができたかなと思います。これが毎日できれば・・・ですね。
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軽く?

2013-09-27 | 陸上競技
水曜日、この日は工業系のオープンキャンパスでした。そのため授業は2時間。練習は昼食をとって昼からとしました。

様子を見ながら練習をしようと思っていたのですが、全員が激しい筋肉痛に襲われていてとても最高スピードで走れる状態ではありませんでした。分かってはいました。不足していた部分もありますし県新人があるので多少練習量を落として調整していた部分もあります。当然大きな刺激が入ると筋肉痛になります。シャフト補強をしっかりやると大きなダメージが残ります。そこは想定内。

中国新人に向けて技術的な事だけやっていくというのも一つの方法なのかもしれません。しかし、今後のことを考えると「トレーニング」は外せません。一時的な事だけを考えるのではなくこれから先「本当の勝負」をするのであれば、「鍛える」というところは外せないと思います。絶対にやらなければいけない。中国新人はそこで終わり。上の大会につながるわけではありません。そこだけを目標にやっていくわけにはいかない。もっともっと先を見据えて練習をしなければいけないと思います。

様子を見ていると動きが作れません。特に大臀筋や背筋、内転筋の筋肉痛が激しかったようです。これは狙い通りの部分にダメージが来ているので問題なし。「筋肉痛は温まれば問題ない」と言われますがとてもそんな状態ではありません。筋肉の部分損傷が筋肉痛ですから、大きなダメージがあれば動くはずがありません。その中でどれだけ練習に取り組めるかだと思います。

実際の走りを見ても痛みに耐えながら走っているという感じが強くありました。仕方ない(?)ので短い距離の練習まで行って終わらせることにしました。全く走らないというのであれば前日の練習は無意味になります。ダメージが残るから次の日はやらないというのでは一時的な練習にしかならず、次につながることはありません。どのような状態でも練習はやる。気持ち的にそういう部分を育てなければいけないと思います。ここ最近は私も甘くなっていたと思います。やらなければいけないことはどんなことがあってもやるという姿勢を貫く必要がある。

結局2時間程度で練習は終了。次の日の練習に備えることに。ケアのためにジェルなどを塗らせました。こちら側は最大限の準備をしています。ケアのための道具はかなりあります。それを利用して自分の身体に目を向けるかどうかです。中国大会組には練習後にサプリメントも摂らせています。次の日にダメージを残さないようにするためです。強い刺激を与えるだけではなくそれをどうリカバリーするか。練習をやればよいという訳ではありません。その練習に見合うだけのケアが必要になるのです。

この部分は保護者の協力も必要になってくると思います。食事の面や健康管理は私一人ではどうにもなりません。目が届かないところで選手がどれだけ真剣に物事を考えてくれるか。寝ていれば回復するわけではありません。トレーニングをしてもストレッチなどをしっかりと行わなければ筋肉自体が硬くなってしまいます。24時間競技のことを考えるのは高校生には不可能ですがそれでもできる限りのことをしなければ結果は変わりません。

時間をどれだけ有効に使えるか。ここに今後の全てがかかっています。しっかりと「目標意識」をもってやってもらいたいものです。
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トレーニング

2013-09-27 | 陸上競技
火曜日、練習はトレーニングとしました。筋力を上げていく練習をしなければいけないのですが夏休みの途中から「動きを戻す」という部分が中心となってしまいトレーニングに時間を割けませんでした。ここは大きな反省です。筋力的な部分が練習の中心にあったにも関わらず練習の流れを大きく変えなければいけなかったというのは良いことではありません。間が空くとこれまでやってきた部分が台無しになってしまいます。ここはしんどいですが無理やりにでもトレーニングをすることに。

シーズン中はちょっと形態を変えていましたが基本的には週2回は「全く走らない日」を作ってトレーニングのみを行ってきました。毎日毎日トレーニングするのはしんどいですから(笑)。やりたい練習内容はかなりたくさんあるのでそれをやろうと思うと結局3時間近くかかってしまいます。気持ちの切り替えも含めて走る日とトレーニングの日を完全に分けてやってきました。夏休みは練習の強弱をつけながら最後にウエイトだけという日も多くありました。大きな筋肉は落ちないようにしていましたが、「動きながら鍛える」という部分が不足していたのは間違いですね。

選手によっては1か月ぶりくらいのトレーニングでした。決められた距離を一気に行くことができない。当然ですね。それでも与えられた練習を一生懸命にやるというのができていたと思います。さすがにきついので休憩時間が長くなっていましたがこのレベルの練習がしっかり積めれば間違いなく大きなレベルアップをすると思います。まーあれだけ話をして最初の練習で覇気のない練習をしているようではこの先は全くないのですが・・・。

こういう練習は好んでやるものではありません。それでも本当に強くなりたいのであればやるしかない。形だけの練習では無意味です。「やるだけ」の練習であれば誰でもできます。距離や回数をこなせばいいのではなく「目的とする動き」をすることが大事です。手足の動きだけではなくもっと根本的な動きを意識させることにしました。

3時間みっちり練習。間違いなく筋肉痛に襲われると思います。それでもここは越えていかなければいけない。トレーニングは「自分の想いを試す場」だと思っています。本当に強くなりたいのであればどんなことがあっても越えなければいけない。やるだけの練習では絶対に強くならないのです。苦しさよりも「強くなりたい」という気持ちが大きくなるような選手でなければ今後の活躍はないと思います。

今後このような練習をきちんとできるようになると大きく変わってくると思います。目標を明確に取り組んでいければ・・・と。
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