kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

明確な課題

2016-04-12 | 陸上競技
日曜日、県記録会がありました。ここに関しては考えるところがあります。シーズンイン、課題を見つけるためのレースです。調整して臨むものではないとこれまで考えてきました。長い目で見た時のスタートラインという感じでしたから。これに関しては思うことがかなりあります。今年は色々な意味で考えさせられました。

「準備」が大切だと思っています。レースというのはあくまで準備をしてきた結果を出す部分。万全の準備ができていなければやはり結果は出ません。こちらが考えていること、意図していることはあります。レース前に伝えると「仕方ないや」と甘えてしまうのであえて言わず。

選手は「記録を出したい」と思います。当然です。毎回毎回ベストを狙うというパターンもあると思います。前日に「課題を見つけるためのレースにして欲しい」と伝えています。記録が出たら出た時のこと。ここがピークではありません。それよりはレースの中で今の自分に足りないことを感じて欲しい。走っただけで終わってしまうようなレースはしてほしくありません。

アップには付き添いました。レースに出ない選手の様子を見るという意味合いもありましたから。少し前に試合のためのアップに必要なことを紙にまとめて渡しています。記録会の前には何度か試合のためのアップをやっています。こういう部分を確認するための期間も必要だと思っています。

私の指示が不十分だったこともありアップで刺激を入れるのが足りませんでした。ここの話も今後はやっていかないといけないと思っています。特に記録会のようなパターンでどうするかは課題だと思います。アップも選手に任せるというチームもあるかもしれません。中学時代にやっていたアップのままでやるというのも。ここは考えものだと思っています。細かいところまで考えてやっていきたいなと思っています。

レースは向かい風。記録は出にくい状態でした。その中でベストを出した者もいます。それはそれ。レースに出た選手の大半が同じ課題がありました。これは「当然」の結果です。そういう練習を全くやっていないのですから。それを感じてもらってどうするか。スプリントの大きな課題だと思っています。私の練習パターンの中で重視している所。それなのにあえてやっていない。時期的にもう少し早めにやった方が良いのでしょうが、「心」の部分が必要になります。そこが出来なければやっぱり課題を持った練習にはなりませんから。

新入生もレースに出ました。結果は合格レベルかなと。最後まできちんと走りきれない者もいましたが(笑)。これは今からの課題。気持ちの部分ですね。持っている才能を最大限に発揮させるのがこちらの役目。今はまだ「種」のまま。芽を出させるために最大限のことをやります。時間がかかるかもしれませんが。この子達は結果には納得しないでしょうね。が、今の力を冷静に把握してからやる。ここが最低レベルなのです。上がるしかない。悔しかったらやるしかないですし、現実に目を向けてやっていかないといけません。「中学の時は速かったのに」と言われる選手にはさせません。

色々と思うことはあります。また書きます。
コメント
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