kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

力を集める

2016-04-28 | 陸上競技
水曜日、予報通り雨。朝から色々と大変でした。私はかなりご機嫌斜め。コントロールしなければいけないと思っています。

午後の練習、最初はミーティングから始めました。「練習をする」ことは大切です。しかし、それだけでは強くならないと思っています。「心」の部分がどこまで「競技」に向かうか。これが重要だと思っているからです。練習さえすれば強くなるのであれば問題はありません。しかし、そこに向かう「心」がなければ強くなれる者も強くなれないと思っています。持論ですが・・・。

県総体に向けて何をするか。ここだと思っています。試合終了後にも話しましたが「チーム」として戦う気持ちを持ってもらいたい。試合に出る者だけが「一生懸命にやる」のではありません。「チーム」に所属する全員が「県総体で戦う」という気持ちで取り組まなければいけないのです。みんなが「目標を共有する」ことで初めて戦えるようになる。図を描いて説明しました。複数の選手がいてそれぞれが好き勝手なことを考えている。そうすると「総体で勝ち上がりたい」と思っている選手の「エネルギー」がどれだけ総体に向かっていても「チーム」としての総力は上がりません。「勝手に走ればよい」と思っているような選手が複数いれば目標へ向かうベクトルは小さくなるのです。

が、全員が「総体で戦う」と思ってそれぞれの「使命」を果たしていく。走る選手は「少しでも速く走る」ことを考え、走らない選手は「どうすれば試合に出る選手にプラスになるか」を考える。だれもが主役になれるわけではありません。試合に出て脚光を浴びることができなくても「支える」ことでその選手の存在は大きく輝くのです。そういう感覚を持って「チーム」としての取り組みができるか。リレーで戦うことも必要。そのためには「個」の力が必要です。それぞれができることを最大限にやって「勝負の舞台に立つ」のです。走る選手を「勝負の舞台に立たせる」のです。重要なことだと思っています。

また、「個」としての「エネルギーの使い方」に関しても話をしました。人間のエネルギーの総量は決まっています。残念ながらその「個」のエネルギー総量には「差」があります。MAXが100の選手もいれば120の選手もいる。厳しいようですが「覆すことのできない力の差」は存在します。どれだけやっても「生まれもって才能にあふれる選手」には簡単には勝てない。うちの選手が努力をすればボルトに勝てるのか?難しいですね。それから目を背けることはできない。

だからといって全員が「100」の力を使えるわけではない。遊びに行きたい。テレビが見たい。彼女と過ごしたい。お菓子を食べたい。毎日寝て過ごしたい。こういう様々な要素の中で競技に対して何%の力が使えるのかです。図で書いたほうが分かりやすいのですが。100の力の選手と120の力の選手がいる。100の選手は普通の選手です。特段強いわけではない。が、この選手が自分の持っている80%の力を競技に使う。残りの20%は勉強に使う。そうすれば持っているエネルギーの「80」は競技に向かうのです。120の選手が「50%を競技」に使い、40%は「遊び」に使う。残り10%を「勉強」につかう。そうすると120の50%ですから「60」しか持っている力は出せない。そうすれば「普通の選手」にも可能性が出てくるのです。

個人個人が力を高める。その高めた力の方向性を定める。そうすることでこれまでとは全く異なるチームとなる。私はそう信じてやっています。これをきちんと感じ取って真剣に競技と向き合ってくれるかどうかだと思っています。

分かりにくい内容ですね。それでも書いておきたいなって感じています。もう少しだけ書きます。
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エネルギーの注ぎ方

2016-04-28 | 陸上競技
火曜日、本来であればトレーニングとしていました。前の週にトレーニングができていませんから最優先事項としてのトレーニング。が、天気予報では水曜日が激しい雨となっていました。理想としては水曜日に走るが良いのですがなかなか難しい状況だったので諦めて日程の入れ替え。先に走って翌日にトレーニングとしました。

朝は体幹補強のみ。まーここ最近思うことがあります。本来やりたいことと現実でやっていることの「ギャップ」です。詳しく書く気にはなれません。精神的負担が大きい・・・。「競技をするため」に放課後の時間を有効に使いたいなと思っています。なかなかそうはいきませんが・・・。

午後は競技場へ。練習開始前に「可能性」について話しました。現時点での全体でのランキングについての話も。正直、「同じ舞台」で戦っていないのでタイム云々は関係ないと思っています。風の条件も違えば記録測定の方法も違う。その中で「今自分が何番だ」と考えるのは無意味だと思います。まずは総体で「最高の走り」をして自分が速く走ればいい。それだけの話だと思っています。相手を気にするよりも自分がどうするか。良い練習をしていけばよい。そう思っています。とはいえ、「可能性」がある種目で戦うのは大事です。そこへどれだけ力を注げるか。

走る時間の確保のために色々と端折っていきました。とはいってもハードル持参でいっていますからいつもよりはドリルの時間が長かったかなと思います。試合があるとどうしてもそれに合わせてしまいます。雑になってしまう部分をもう一度確認しておく必要があります。週末に県選手権があるといってもそこは「通過点」です。総体で戦うための準備をするというのが最優先。崩れてしまう動きを何とか修正していくことが必要です。

追い風が強いのでその風の中での練習としました。並走までは追い風で。そこからあえて「向かい風でのバトン合わせ」と行いました。通常追い風での練習が多くなります。が、実際のレースでは向かい風になることもある。時間があれば毎回追い風と向かい風、両方の条件でやっていくといいのですがなかなか。そういう部分もあり「向かい風で実施」という形をとりました。女子に関してはまずまずかなという感じでした。男子はこのあたりから数人走りが微妙。どこかに張りがあったりして思うように走れていません。うーん。

その後はスタート練習。2年制女子は前日に自主練でスタートをやっていました。その時に気になる部分を指摘して改善をしていました。「欲する」という部分があれば短時間でも変われるのだと思います。女子を過大評価するつもりはありません。ただ、変わってきているというのが目に映るから評価しているのです。1年生女子もスタートが少しずつ改善されてきています。レースを重ねていく中で明らかな変化が見られます。もともと力がある選手たちです。感覚さえつかめば確実に力は上がっていくと思います。

この時点で男子は動きが怪しい。疲れが・・・というわけではないと思います。月曜日の時間の使い方がどうだったのかを見直すべきです。支部大会が終わったといいう安堵感で満足していないか。次の練習に向けての準備ができてたのか。それが感じられませんでした。厳しい言い方かもしれませんが「満足度が低い」と思います。この状況で勝負できるわけではありません。もっともっとやっておかなければいけないことがある。それが分かっているのか?

最後の走練習をすることにしていまいした。シーズンに入って初めての150mです。というか冬季練習でさえ150mを走っていません。ショートスプリント中心とはいえこの距離がきちんと走れなければいけないと思っています。400mを走れるようにするために150mでのセットを組みました。それ以外の者は150m-120m-90mです。女子はかなり良く走れるようになっていました。「可能性がある」というのを自分たちで感じられるようになったのでしょうか。個人でもリレーでも十分に中国が狙えます。上手くいえばもっともっと進んでいける。「戦うんだ」という気持ちが走り自体を変えていきます。「気持ちの問題」なんていうのは「根性論だ」と言われるかもしれません。いや、実際に「取り組む姿勢」によって「人は変われる」と思います。男子も先ほどの練習よりはましになったか?!声は出るようになっていました。それだけではなく「いかに速く走るか」に力を注いでほしいと思っています。

400m系はかなりしんどかったと思います。それでも本数は少な目、Restは長めに設定。初めてですからいきなり負荷を増やすのは危険なので。とはいえ、かなり走っていました。上手くショートスプリント系と組み合わせて練習をやっていきたいと思っています。まだまだ「原石」です。磨くためには時間がかかります。そして磨き方を間違えないようにしたいと思っています。

最後に少しだけ話をしました。「力の使い方」です。競技で成功をしたいと願う。そうであれば「自分が持っているエネルギーの使い方」についてしっかりと考えないといけません。「やりたいこと」はたくさんあると思います。が、それを全部やっていたら自分の「本当にやりたいこと」はできなくなる。「競技で成功したい」と思うのであれば「成功するために何が必要か」を考える必要があります。この日の練習に向けての準備がしっかりとできていたか?テレビが見たい、遊びに行きたい、寝たい・・・。これらすべてをやりながら競技で「他の人よりも強くなりたい」というのは正直難しい。

「楽をして強くなる」方法を私は知りません。だから選手には教えられません。強くなりたいのであれば「できることを最大限にやる」しかないのです。120mよりも長くなった距離を「仕方ないから走るか」と思って走ればやはり強くはなれない。「きついけどやってやる」と思えなければ最後の踏ん張りが利かなくなります。我慢が必要なのです。

こういう話がどれだけ響くか。私自身、思うことはあります。できることをやっていきたいと思っています。
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雑記

2016-04-28 | 陸上競技
また1日空いてしまいました。うーん。

月曜日のことも書いておきたいのですが。時間が経過すると色々なことを忘れてしまいます。ダメですね。

月曜日は練習を休みにしていました。支部大会前からあちこちに痛みがあるという雰囲気だったのでそれに対する「ケア」に充てさせるためです。一人はある保護者の紹介で鍼灸へ。足の張りが取れないので鍼を打ってもらったほうが確実に緩むだろうなと。親しい鍼灸院があるわけではないので手探り状態です。関心があったので付き添うことに。やっぱり新しい場所を開拓するためには自分で見てみないといけないなと思っていますから。

初めて訪問したところでした。施術自体は直接見ていません(笑)。何をしに行ったのか?という感じですが。筋肉の張りをとってもらう感じでした。最終的に鍼を打つことはありませんでした。
かなり回復していると思っています。

その中で「先生の話は聞いている」と言われました。「良い指導をしていると聞いた」とのこと。ありがたい話です。どこをどう回ってそういう話になるのか分かりませんが「良い噂」であることは救われます(笑)。どのような形で人が繋がっているのかはわかりません。行動や発言には気をつけなければいけないですね。

多分「逆のパターン」も存在するのだと思います。足を痛めた選手は不安を感じています。故障した理由を「指導のあり方」だとされることもあると思います。当然の話ですね。そうなると「悪い噂」というのは一気に広がります。伝聞で広がる噂話です。特に他者のアラは面白おかしく広がる。まー仕方ないとは思いますが。そこはしっかりと見極めながらやらないといけないですね。

私の指導を部分的に捉えられると「何なんだあいつは」と思われるでしょう。うちの部活の中でも同様。「これまでやってきたことを否定する奴」だと思われても仕方ない。そういう時には悪い噂も広がると思います。本気で向き合っている選手からすればこちらの「想い」も分かってもらえるのかなと。今は比較的良好な関係の中で指導をさせてもらっています。

チームを作るためには3年はかかると言われます。それまでは「我慢」だと。性格的に待つことが出来ないので半ば強引ともいえる感じで引っ張っていきました。不協和音が生じるのは仕方ない部分もある。それを正当化するつもりはありません。もっとやり方があったかもしれないという気持ちは常にあります。全員を満足させる、納得させる指導は絶対にできないと思っています。同じ指導をしても「最悪」と評価されることもあるでしょう。そうならないようにしていかなければいけないのですが。

治療院から学校に戻ると2年生女子が「自主練」をしていました。4人しかいませんが3人がやっていました。1人は病院にレントゲンを撮ってもらうように勧めていましたからいなくて当然。前日に「足りない者はやっておかなければ」という話をしていました。1年生が入って来てくれてチーム全体が大きく前に進もうとしています。これだけは間違いない。「強くなりたい」と口にするだけではなくきちんと行動に移せているのは大きいと思っています。なんとか結果に結びつけてあげたいなと思います。

本当に雑記でした。

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