kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

軽めに

2016-04-18 | 陸上競技
土曜日、練習は軽めに。競技場が使えないので日曜日に練習をすることにしていました。投擲に関しても休日に教えてもらえるということなのでその日程で動くことに。こういう機会を大切にしていかなければいけないと思っています。「図々しい」といわれるかもしれませんが、「頼れるところに頼る」というのは必要な話です。自分ではできないことを「できるふり」をしてできないというのは選手にとってマイナスだと思います。「餅は餅屋」としつこく書いていますが中途半端なことを教えるよりは「専門家」に聞くことは重要だと思いますね。迷惑をかけますが。

本当に素晴らしい指導者というのは「親切に教えてくれる」のです。「後世を育てる」という感覚なのかもしれません。本当にありがたいことです。頼りっぱなしになるのも申し訳ないので別の形で恩返しをするようにしています。きちんと返せているかどうかは分かりませんが。選手を育てることが「恩返し」になると思っています。専門種目に限らず短距離系でもきちんと還元していきたいなと。

この日は新入生が練習参加です。まーなかなか(笑)。初日からこの勢いだとどうなるか。繰り返しになりますが「一生懸命にできる」「チームに迷惑をかけない」というのは最低条件です。前日にも話をしましたがこれができないようであれば「集団に所属する資格はない」と思っています。厳しいでしょうか?当然の話だと思っています。一生懸命やる選手に合わせる。もちろん、一生懸命になれない者もなれるように指導はしていきます。

練習は動き中心。翌日に走るのでこの日は動きの確認をしておきました。アップはダイナマックスを利用して。リレーやラグビー走なども実施。人数が多くなっているのでどうやって対応するのかも考えないといけません。20人くらいになっています。多い(笑)。ハードルも一人一台必要なのですが今の状況では足りません。また新しく制作する必要があるかも・・・。人数が増えると効率が悪くなりことがあります。待ち時間が増えたり・・・。良い面もあるのですがそれだけではなくですね。部員が30人とか50人とかいる強豪チームはどうやってやっているのでしょうか。一人一人と話をしながらやっていきたい私としては多すぎると困ります。自分の中で方法を見つけていかなければいけないと思います。

その場の脚運びから初めて段差を利用した重心移動、そこから前に進む。膝締めを意識した腿上げ。壁での移動。一連の流れの中でやっていきます。女子はこれまでやっているのでサーッとやっていきます。逆に慣れてくるので細かい部分への意識が抜けていくのではないかという心配もあります。しつこくしつこく言い続けないといけません。これができるようになるかどうかで動きも変わっていくと思っています。飽きていたり「やるだけ」では何も変わりません。その中で身に付けられるモノがあるからです。男子は「初めてやる動き」ばかりです。できる選手がきちんと教えていかなければいけません。それが「上下関係」です。上級生が下級生に「必要なこと」を教える。競技力云々ではなくそういう部分で「手本となる選手」でなければいけない。

ドリルを1時間程度。その後、体幹補強をやって終わり。マネージャーも入ってきてくれました。本人たちには話をしましたが「マネージャーがしっかりしているチームは強い」と思っています。道具の準備だけではなく「気配り」ができるマネージャーがいることで練習の流れができます。選手は「支えてもらっている」という感覚を持ちながらやっていってもらいたいと思います。できれば選手になってもらいたいのですが(笑)。特に女子は選手として入ってきたメンバーがあまりにも「強烈」です(笑)。なかなか「自分も頑張ってやってみよう」という気にはなれないでしょう。敬遠されるのは仕方ないと思っています。少人数ですがそのメンバーで県を代表するレベルまで引き上げていきたいと思っています。

私は保護者と少し話をして情報交換。指導していくうえで必要なことは理解しておかなければいけません。当然ですが。その後、練習を見ながら治療。膝が痛いという長距離選手の対応。なんとは支部大会を走らせてあげたいと思っています。もちろん短距離の練習を優先させてもらっています。必要なときには治療を止めて技術的な部分の指摘。短距離の練習が終わった後にも別の長距離の治療。結構やっているなと思います。お金をもらっても治療する気にはなれないですね(笑)。性格的なものもあると思いますが(笑)。「この選手のために」と思えばどこまででもできます。そう思えないようであればできません。他者から強要されるものでもないでしょうし。

短距離には「やるべきこと」を話しておきました。空き時間をどのように使うか。1週間経過して勉強も少しずつ進んでいます。それを少しでも復習しておけば今後困らないと思います。いきなり慌てて勉強を始めるのは違います。また、身体のケアをしっかりとやってもらいたい。それだけの時間は与えているはずです。丸一日時間が空く。それを自分のために使えるかどうか。やるかやらないかは私の範疇を超えます。本気でやりたければ自分で計画的にやっていかなければダメです。私がどうこうではないと思っています。最後は「選手がやる気になるかどうか」だけですね。

長くなりました。内容がないですが(笑)。
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新入部員&トレーニング

2016-04-18 | 陸上競技
金曜日、やっと1週間が終わりました(笑)。長いわ。新学期が始まって最初の1週間でしたから気持ち的にも疲れます。新入生はさらに疲れるでしょうね。学校生活に慣れることだけでかなりのエネルギーを使うと思います。

金曜日の放課後、「部活動集会」なるものが実施されました。新入生はこの日までに部活を見て回って自分の希望する部活に入らなければいけない。早いですね。なかなか「部活をやるぞ」という気持ちで入学してくる子は少ないと思います。ありがたいことに今年は数名「うちで陸上がやりたい」と希望して入ってくれた選手たちがいます。保護者と話をすると「どうしてもうちで競技を」という気持ちがあったので塾に入って勉強をしてきた、と言って頂けました。身が引き締まる想いですね。それだけの気持ちでいてくれるのであればこちらも誠心誠意、想いに応えなければいけません。

これまでの指導の中でそこまで強い想いで指導を受けたいと思ってくれた選手達はそれほど多くなかったと思います。何となくkanekoの所でやってみようか、という感じだったと思います。または学力的に丁度いい所なので、というのが多かった気がします。転勤して求められる学力レベルが上がりました。一般受験で合格しようと思えばそれなりの成績が求められます。リスクはあります。その中でもうちを選んでくれる。かなりの「覚悟」と「想い」があると思います。強くなると思いますね。私云々ではなく本人達の「想い」が違います。

入学1週間で部活を決める。この1週間、何人か部活動見学に来ました。その度に「しっかりと考えて欲しい」という事を伝えました。人が多ければ良いとは思っていません。入ってくるならそれなりの「ルール」が必要になります。適当な気持ちで入ってもらうわけにはいきません。「数は力」です。人数が少ないよりは多いほうが活気があって良い。しかし、ベクトルの方向が異なれば弊害の方が圧倒的に多くなります。「教育的ではない」と言われるかもしれません。いや、ルールを守れない選手のために一生懸命やろうとしている選手の指導がきちんとできない方が「教育的ではない」と思っています。ここは価値観の相違なので平行線のままになるかもしれませんが。

実際に部活動集会には男子が何人か来ていました。本当に入るのか?という再確認をしました。私はきちんとやれるなら強いとか弱いとかはあまり気にしません。競技力があっても一生懸命にやれないのなら時間がもったいないので別の事をやる方が良いと思っています。逆に競技力がなくても全力で取り組めるならその中で学ぶことは多い。上手くいかないことを他人のせいにするのではなく、きちんと一生懸命に取り組む。ここが出来れば人はこれまでとは違う世界の中で前に進んでいけます。

時間を守らない、ルールを守らない、練習を一生懸命やらない。このような状態であればやってもらう必要はないと宣言しました。部活動に所属しないといけないから入るのであればもっと気軽にできる部活があるはずですから。あえて私の所に来るという必要はありません。最初の段階で明確な基準を示しました。こちらとしては譲るつもりはありません。

その後、私は会議へ。新入生は練習へ。マネージャーにある程度のことを頼んでいたので任せました。30分くらいで終わるかと思っていたら1時間半会議がありました(笑)。私が練習に参加したときには補強サーキットが終わりかけ。全くと言っていいほど練習が見れませんでした。最近の様子からすれば私が付きっ切りでなくても練習はできていると思います。当然の話なのですが。

長い目でみて新入生を育てていきたいと思っています。師匠からは焦るなと何度も言われています。総体路線は種目を絞って参加させるつもりです。全部に対応しようと思えばそれなりにやらなければいけなくなります。今は出来ることを少しずつやっていけば良いと思っています。慌てずにやっていきたい。身体作りに重きを置きながら秋以降の活躍を目指します。もちろん、総体路線も全力で狙うつもりですが。

やれることをしっかりとやっていきたいと思います。少しずつ、少しずつ。
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