kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

門出

2018-09-07 | 陸上競技
木曜日、練習前に連絡が。前任校の教え子から。周南に帰ったタイミングで会えないか?とのこと。練習が終わってから1時間くらいかけて戻り、20時頃に周南へ。

合流して付いてきて欲しいというので言われるがままに。しばらく歩いていくとあるお店の前で立ち止まり「開業しました」との報告。いきなりです(笑)。「報告がある」と聞いていたので「地元で開業する」という話かと思っていたらすでに開業していました。早い。



彼は高校時代陸上競技部に所属していました。tokushoの2期生です。高校から競技を始めましたが故障が多く本人的に納得できる競技生活は送れませんでした。中足骨の疲労骨折を左右やったのでは?真面目に取り組むがそれがなかなか上手く結果に結びつかない。当時は様々な治療院に通っていました。整骨院で電気を当てて終わりというのも多くあったようです。それがきっかけで高校卒業後は専門学校へ。治療をするための勉強をしていました。

専門学校卒業後は小倉で働いていました。数年働いて雇われ店長の形でお店を任される。何度か会うことがあったので戻ってきてやれるといいねという話をしていました。任されている部分があるのでそれを放棄して帰れないという感じでした。なんとか区切りをつけて戻ってきたようです。

私自身は今は周南の学校で指導をしていません。そのため選手を通わせるというのは難しい。今はtb高校出身のmto先生のところへ極力通うようにしています。それぞれの場で対応できるのが理想だと思っているので。

話を聞くと小倉では近隣の聞くと高校の選手のケアをしていたとのこと。昨年には必要だと考えてmtz先生の所へ気功の伝授を受けに行っています。治療をするために必要なことは様々なことをしている。大切なことだと思いますね。こういう部分が信頼を生むのではないかと。治療に関わった選手が活躍してくれることが嬉しいという話をしていました。こういう感覚を持ってくれるというのが私的には嬉しい。

社会人になって競技に関わるというのは少ない。選手としてやっているのであれば関わることもありますが、引退してしまったらそれは難しくなる。こうやって今までと異なる形で関わってくれることはありがたいなと思います。



このblogで宣伝活動をするつもりはありません。そういう場ではないと思っています。しかし、教え子が地元で新しいスタートをする。門出の場面で何かできないか?せめてこのblogで彼の門出に触れお店のことを紹介するくらいは許されるのではないかと思います。お祝いを送るのは簡単です。しかし、それは一時的なものでしかない。長い目で見たときにプラスになるかどうかが重要だと。

彼のこれからの益々の活躍を期待したいと思います。陰ながら応援し続けたいと考えています。
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連続で走る

2018-09-07 | 陸上競技
木曜日。本来であれば練習量を落とすべき日程。先週からかなり練習をしています。疲労度もかなりある。しかし、金曜日以降天候が大きく崩れるという予報。難しいところ。この日まではある程度の練習をしておいて金曜日を落とす形にする方が良いかなと判断。前日の時点でその話は伝えておく。

会議があったのでメニューの前半は任せる。バランス系の練習をしてから股関節強化サーキット。そこからは通常通りの練習。縄跳び、ハードルドリル、スイッチング、スイッチングラン。

全く同じことをすると面白くないので前半の動きを作るために加速ドリル。バリエーションを少し変えて実施。タイヤ押しは残しました。足運びを意識するためには必須。その辺りと負荷をかけた動きを組み合わせてそのままスタブロから。私が練習に参加した時にはその辺りまで終わっていました。自然発生的に工夫して自分達で確認する姿がありました。ここは評価したいと思います。なぜその練習をやるのか?自分の動きがどうなっているのか。ここをそれぞれが理解してもらいたい。

そこからトーイングをやって無理矢理中間で足を動かしてそのまま中間マーク。これは40m地点からのマークに。ここの部分は意識しやすいのではないかと。

一旦スパイクを脱いでシャフト補強。この数週間、徹底して行っている。もちろんダメージもある。そこまで負荷をかけているのであればそこに対してどうするのか。ケアの部分を普段以上に行わなければまだいけない。普段の練習からつま先が下がる選手、総じてシンスプリントや足首が痛くなる。難しいところ。足首の固定が定着するまで走る練習をしないということが可能であればそこは避けられる。が、実際問題それはできない。もう少し考える必要がある。

休まずに複合走。ここはほぼ選手に任せる。この1週間で何度か行なっている練習。負荷は高い。が、それに見合うだけの効果もある。進まない状態を作っているのでかなり苦しい。その中で自分がどれだけ工夫できるか。進むために何をするか。こちらは形が崩れている時に指摘するがあとは本人達次第。間違った動きの中で感覚を作ることは無意味。とはいえ、形だけを修正していたら何もできない。複雑。

最後に前半マークと中間マークの組み合わせ。中間マークは50m地点から。前半マークと中間マークの距離が広がると走るのが難しくなる。足が合わなくなるが、基本的には無視していいと伝えている。合わせても意味がない。そこの区間に目印があるということです少しだけでも意識できればいい。何もない状態よりは幾分マシになる。走るだけで何かを変えられるのであればいいがそうはいかない。ここに関してはしっかりと考えていきたい。詰めて2週間やったことできちんと練習が積めた者は動きの変化が明確になった。感覚を磨いてほしい。

ギリギリのところでやる。とりあえずやるというスタンスであればそこまで求める必要はない。これも時代の流れ。ある一定のレベルまでやればそれでいいと思う選手もいるのかもしれない。が、自分に出来ることを最大限にやろうと思えばやはりギリギリのラインが必要になる。当然の話。そうなると故障のリスクも出てくる。ここをどう折り合いをつけるのか。考えなければいけない。

走る。シンプルだが複雑。そこに対して自分達がなにが必要だと思うか。与え続けるのはやめよう。誰のためにもならないから。本当にやりたいと思うのであれば欲する必要がある。自分のために欲する。それが生まれたら違う世界が見えてくる気はする。
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