kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

国体練習会

2018-09-24 | 陸上競技
土曜日、国体練習会でした。今回は周南で実施されることに。うちからもNが参加するので電車で徳山まで来させました。私が駅で拾って練習会場へ。このタイミングでmakinoも戻ってくるということだったのでこちらも私が連れていくことに。数日前にfjk先生から連絡がありました。練習会の場所についての質問でした。会議中だったので出れなかったのですが、後で確認をしてみると本人が「石川県で練習会をやる」と言い張ったとのこと(笑)。なんだ?!本人に確認すると宿舎が決まったと誰かから連絡があってそれを練習会の場所と見間違えたとのこと。もうどうなんだ?!ここに関してはネタが爆発的にあります。本人の名誉のためにこの辺りにしておきますが(笑)

ハードルは比較的人数が集まっていました。成年選手の2人は全日本実業団に出場しているのでそちらへ。他の3人は参加していました。更にロングスプリントが2人参加していたのでその辺りを一斉に練習させることに。先日から観ていて気になった部分を克服するための練習。歩数の切り替えを含む部分で減速する感覚がありました。6-7台目でで歩数を切り替える選手、その前の5-6台で崩れ気味になるというのがありました。意図的にそこの練習をしたい。ロングスプリントは前半の感覚が上手く作れないのでこちらも250mで設定タイムで走れるか。200mの通過タイムも計っておくことに。

この日はバックストレートが追い風。そのため脚が詰まります。その時の対応策をしっかりと考えておかなければいけません。ラストで脚が詰まって合わせてしまうという感覚があります。ヨンパの戦い方としてはちょっと良くない。成年女子は走力がありません。失礼ですが(笑)。この辺りはもうずっと言い続けていますから許されるはず。そうであればロスを無くしていかなければいけない。ハードル手前で脚を合わせてしまうというので少しだけでも減速することでタイムが落ちてしまう。ここにこだわりたいなと思いますね。

7台目まで走って最後は直線でハードル。本当は分割走のような形で練習をしたかったのですがスペース的な部分の問題があったのだ別の形で。少しインターバルを詰めて10台。オール3歩でいくように指示をしました。意図としては「疲労感のある中で身体を動かす」という部分。スピードを維持しなければ3歩では届きません。ハードル上で浮いてでも距離を稼ぐ。こういう部分をしっかりとやっておきたいなと。かなりキツかったと思います。

軽く休息して200m-150m- 150mを。インターバルは50mwalkで繋ぐ。かなりハードです。ロングスプリントと一緒に。競争をする中手間力を使い切るというのが狙い。しっかりと走っていました。気持ちが全面に出ている選手は最後の最後までかなり動いていました。強いですね。こういう姿勢で練習をする選手を見れるというのは国体コーチの最大のメリットかもしれません。最後に修正走の形で60mを数本走って終わり。細かいことはなかなかできませんからこういう練習で。

短距離系はバトンを繋いでいました。1走がN、2走がmakinoです。なかなか感慨深いものがあります。教え子が山口県代表としてバトンを繋いでくれるというのは本当に意味がある。バトン練習を少ししていました。4人全員が揃っていたので通していました。それでメイン練習が終わりになったのでNは別メニューで。カーブ直線でスピードを上げる感覚を数本。更にはmakinoと少年Bの選手で中間マーク。これを3本程度行って少し休憩。今度はDM走と中間マークの組み合わせを2セット。

makinoがバトンを渡すタイミングが下手なのでNと一緒に25並走を。距離感がつかめていない。どのタイミングで声をかければ良いのかよくかわかっていない。アンカーで走ることが多かったので仕方ないのかもしれません。それでもきちんと身につけさせておかなければいけなかったと反省。基礎的なことを高校時代に身につけて送り出さないといけないですね。申し訳ない話です。お陰でスピードを上げて数本走ることができました。きちんと走れば一気にmakinoには追いつかれないというのも分かる。収穫です。

Nとしてはもう少し走らせておきたかったのはあります。補強的な部分も不足。これは別のところで補っておかなければいけないかなと。ここまでにかなり追いこんでやっていますから問題ないかなという気はしていますが。ここも良く判断をしながらやっていきたいと思いますね。

練習は12時過ぎまで。あれこれやって12時半くらいになったでしょうか。そこから急いで学校へ戻る。学校の練習は14時からとしていました。お陰で移動中の車でパンを食べるのが昼食となる。仕方ない話です。メニューも作らなければいけなかったですし。国体もあるし学校の練習もある。どちらも大切にしたいとは思います。やれることを最大限に。
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雨ですが

2018-09-24 | 陸上競技
金曜日。この日は40分授業。来週の学校行事の関係で全体指導が必要となるため時間を作ることに。なかなか大変です。私も全体の前で話をする必要がありました。無駄に長く話すことはプラスにはならないと感じているので要点のみ。

練習に関しては完全に雨予報だったのでそのつもりで計画を立てました。文字にして示すようにしてきますから早い段階で作成します。空き時間を使って作ることになるので日程が詰まるとなかなか余裕がありません。練習開始時には一応雨は止んでいました。室内練習で考えていましたから走る量は少なくなります。どうしようか選手に相談をすると屋外の方が良いとの返答。室内は暑いので。微妙な天候でしたが屋外で強行することに。

最近はあれこれやろうというスタンスです。バリエーションはかなりあるので。室内でやると退屈をするのであれこれやる方が良いと思っていました。外になりましたがバランス系、シャフトトレーニング、股割りスクワットをやってから「補強+動き」を。これは本当に久しぶりです。鍛えるだけではなくそれを使えるようにしようというもの。筋肉に刺激を入れた後に柔軟性を高めるような動的な動きを入れて、そこから走りにつなげるための動きを入れる。正確性を重視しながらです。

アスファルトは濡れていましたが手押し車やワニウォークなどは実施。軍手が濡れまくっていました。素手でやると怪我をするので。それでもやり切る。必要なことは必ずやりきりたいと考えています。

その後は縄跳び走をしてハードルドリル、スイッチング、スイッチングランを。動きの中で必要なことを実施しておきたいと思っています。室内でもできるメニューでしたから。そこからB走とDM走。流れの中です。身体の前で動かしたいと思っているのでその部分を徹底したいなと。

ある程度身体を動かしたのでそこからシャフト補強を。前回の動きを見ていて物足りないなと思う部分があったので少し集めて話をしました。「昔話」です。イメージできないかもしれませんが。伝統のないうちのようなチームでは過去の私の指導の話をするくらいしかありません。それを伝えて本人たちがどのように感じるかは分かりませんが。

シャフト補強。かなりキツいと思います。見ていると「やり切る」事が狙いとなっている。もちろん大切なことです。しかし、それだけではなく目的意識が明確でなければいけないと思っています。単に鍛えるというだけではない。前任校での小さなエースの話を。中学時代13秒2。それが高校3年生の時には12秒17。なぜここまで伸びたのか?練習は大嫌い(笑)。出来るだけキツいことはしたくない。それでも負けず嫌いなのでレースでは勝ちたい。この葛藤の中でどうやって楽に練習を乗り切るかを自分の中で考えたのだと思います。シャフト補強を40mでやっていた(今は30m)のですが、出来るだけ回数を少なくしたいので一回で大きく動くことを意識していました。少ない回数の方がキツくないという考え方(笑)

移動距離が大きくなるということは重心移動も大きくなるので発揮する筋力も大きくなる。それでも回数が少ない方が良いと考えていて一気に動くようにしていました。さらに途中でキツくて止まったら3歩ほど戻ってやり直すというルールがありましたから止まらない(笑)最後までやり切ります。この感覚は天性のものだと思います。身長は150センチありませんでした。それでも200mでも最後までピッチを保てる。間違いなくこの手の練習が効いていたのだと思います。「先生のせいでお尻が大きくなって、脚が太くなったからズボンか履けなくなった(怒)」といつも言っていましたが(笑)

結局はこの手の感覚なのだと思います。勝ちたいのであればやはりやるべき事をやらなければいけない。キツいけどやるしかない。そうであれば重心移動を大きくする。本人がそれを意識して行っていたとは思えませんが「楽に終わらせたい」という本人のテーマと「重心移動を大きくする」という課題が一致したのだと思います。

その話をしてシャフト補強をさせました。見違えるほど良くやる(笑)単純ですがこういう姿勢は嫌いではありません。やれば出来ることをいつのまにか自分でセーブしてしまっていたのです。それにより強くなる可能性を伸ばしきれていなかった。最終的には本人達の意識の部分が大きいのではないかと思います。強くなりたいと言いながらある一定の水準でしか練習をしない。苦手な練習は極力避ける。上手くできない練習を途中で止める。こういう選手は間違いなく強くならない。経験論だと言われるかもしれませんが。

かなり疲れていましたがスピードスキップを行ってから最後にもう一度B走とDM走。短時間で走りました。トレーニングをして終わりではない。それをいかに走りにつなげていくのかというのが必要。最後の1本は雨が酷くなってきたので辞めました。それでも十分かなと。

最後の最後にさらに「昔話」を。シャフト補強の話を。前任校で指導していた選手。2年生の春に11秒9くらいだったでしょうか。運良く幅跳びで6位になり中国大会へ。全く勝負できず敗退。そこから本人の意識が変わりました。大会から戻ってきたら激変していました。シャフト補強の合間に自ら足運びや跳躍ドリルをやっていました。こちらは何も求めていません。本人が必要だと思って自ら取り入れ始めた。そこから数ヶ月後、県新人で11秒14くらいまで行ったでしょうか。幅跳びも6m80くらいは行っていました。劇的な変化です。中国新人も決勝に残って入賞。県内では最高順位だったと思います。

これも小さなエースと同様。練習の中で自分で必要だと思ってやり始めたのです。私にやれと言われてではない。本人達が少しでも強くなるためにという工夫。まー小さなエースは多少違うかもしれませんが、結果的に走りに繋がる動きを自然にしていましたから。「あんなに少しずつしか移動しなかったら回数が多いからキツいじゃないですか?!」と他の選手を見ながら言っていました(笑)。

結局は本人次第。私が出来るのは限られているなと思います。その気になってやれば間違いなく変わる。やらされている練習になっている間はどれだけ良い練習をしても効果は半減するだろうと。これまでは与えることが多かった。それを少しずつ変えていく必要があると思います。もちろんうちを選んでくれた選手に対しては最大限のサポートをします。それでも最後は本人が本気になれるかどうか。練習さえやれば強くなるというものではありませんから。

こういう部分を日誌に書き記せるか。ここも重要だと思います。次に繋がる1日にしてもらいたいと思いますね。
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トレーニングのみ

2018-09-24 | 陸上競技
またも更新滞ります。なかなか時間が確保できません。記録として残しておきたいのですが。

木曜日。この日は雨。予報通りです。午後からは会議があったので選手に任せることに。例年この会議はかなり長くなる。私が担当している部分だけで昨年は40分くらいかかったということでした。それは絶対に避けたい。本当に必要な部分だけ伝える。配布資料の全てを読むのは無意味。目を通してもらう部分か必要になります。会議自体は50分程度で終わり。去年と比べて半分くらいになったのでは?!効率。

この日は体幹強化サーキットをやって車系。股関節強化サーキットも。さらに10分間フリーで補強をさせて最後に30秒腹筋。走らず補強のみとしました。色々と思うところがありました。これからしばらくは補強のみの日を1日作ってみようと考えています。天候云々ではなく走らない日を作ろうかなと。思い切って休みにしても良いのかもしれませんが。この辺りは考えていきたい。何が正解か分かりません。それでもこちらも試行錯誤していきたい。

この日、30秒腹筋を見ているとNが開始数秒前から腹筋を始めていました。こういうところに気持ちの部分が現れると思っています。本当に強くなりたいのであればやはり他の人よりも多くやる。与えられた時間を有効に使おうと思ったら開始前から始めるという姿勢は必要だと思います。全ては本人次第。

この手の補強をすると姿勢が明確になります。かなりキツい。その時に手を使って足を支える選手も出てきます。気持ちはわかります。なんとかして補強を続けようとするのだと思います。しかし、本来やりたい動きと変わってしまうのであればそこに意味はなくなります。気持ちと動きが一致しない。「練習をする」という部分は大切だと思いますが狙いを明確にできない練習になってしまうのは面白くない。考えていきたい。

1時間半で終わり。成熟を期待したいと思っています。
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