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kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

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2018-09-08 | 陸上競技
金曜日、この日は雨予報。どうなるか分からない状態だったのであらかじめ練習はほとんどやらないと決めておく。あやふやな状態だとこちらも判断が難しくなるので。それもあって前日までかなりの負荷をかける。

この日は久々に朝の段階で鉄棒を。通常の練習の時にはなかなか導入できないので。普段走る場所から鉄棒待て待て少し距離がある。直線で80mくらい。歩けば大したことない距離。それでも練習中にそこまでまだ行くというのはなかなかない。それもあって懸垂などがなかなかできない。
ロープ登りで代替しているがやはり足りない部分もあるので。まだまだ弱い。ここも徹底してやっておきたい。動きを詰めて考えていきたいと部分はあるがやはり基本は「基礎筋力」と「基礎体力」になる。ここは外せない。

午後は30分もやらないレベルで。手押し車を多めに。前日よりも増やして実施。選手の話によると私の打ち間違いで「手押し車片足1000」となっていたとのこと。100にしたつもりもりですが。その辺りは間違えずにやっていたようです。地味に距離や回数を変えているのでそのことに気づかないと困る。とはいえ、間違えて入力したままやるのも困る。ここも冷静な判断。

そこから15分間腸腰筋を鍛えるための腹筋。ひたすら。40秒運動、20秒休憩で15セット。かなりの負荷をかける。腸腰筋だけではなく腹筋にも負荷はかかるのでその辺りも考えながら。動かなくなってからどうするか。走るだけの負荷ではなく補強でも後半の対応になる。そこも頭に入れながらやりたい。まだまだその辺りは直結していない。目の前の練習が全てになってしまう部分があるのでここも気をつけていきたい。

ある選手が日誌に書いていたこと。「上手く表現できないが動きの感覚が分かってきた」と。タイヤ引きをする中で自分がどのようにしたら良いのかを模索しているのだと思います。実際に見ていて動きが崩れていた部分が戻ってきている感覚がある。進まなかった部分がきちんと進み始めた。復調という感じがある。ある一定水準の力が付いていたと感じていたがリレーでインターハイが決まってから動きが悪かった。それをどうすれば良いのかをこちらも考え続けた。なかなか思うように走りの改善ができなかった。

こちらも原点に戻る感覚で練習を見直す。複合走のような様々動きを入れながら負荷を変えていく練習の方が良いのではないかと感じたので導入。それだけではなく加速段階の動きを作るのも同様。感覚の差を生み出すことで動きは変わってくるのではないか?それを練習中に選手に確認しながらやっていた。そこに対し手の答えが「上手く表現できないが動きの感覚が分かってきた」という言葉に現れているのではないか。進むために何をするか。単純に走っていたら速くなるというのではない。それは今の私のスタンスとは異なる。

嬉しかった。こちらがやりたい事が選手に伝わっている。全員かは分からない。それでもこちらがやろうとしている練習スタイルの意味が分かってくると随分違ってくる。何をどのようにやりたいのか、やろうとしているのか。与えられたメニューをこなすだけではなくこうやって改善していこうとするスタンスは必須。

まだまだ。地方で地味にやっている人間がどのようにして選手を育てるか。ここは本当に難しい。それでもそこに生きる道を感じる。意味を感じる。自己満足だとは思う。それでもやりたい。
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